独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

だれの予想?

お勉強の教材には、普通の問題集のほかに、過去問や予想問題集がございます。
それらをどう使っていくかを見ていきたく存じます。まず、普通の問題集でございます。
普通の問題集はテキストの理解度を試すように使っていけばよいでしょう。
テキストの理解は問題集があれば楽になります。
自力でテキストのすべてを理解しようとするより、問題集の問題の出され方や解説の口調をダシにするわけでございます。
普通の問題集は、テキストの隣に置いて使っていけばよろしいでしょう。
次に見るのは、過去問と予想問題集でございます。
どちらがお勉強で大事かと申しますと、断然に過去問でございます。
というのも、予想問題集というのは、過去問を元に作られるからでございます。
過去問が先にあって、予想問題集があるというわけでございます。
ですから、わたくしたちも、過去問の演習が未だ不十分であるなら、無理して予想問題に進まなくてもよいのであります。
元ができていないのに、その先に進んでも効が少ないものでございます。
過去問をしっかりやってこそ、予想問題集の意味があることをしっかりご理解頂ければと存じます。
また、予想問題集というのは、誰が予想しているのかも重要でございます。
もちろん、問題集ですので、個人が予想するものではありません。どういった出版社が予想しているか、これが大切なのでございます。
当然ではありますが、優れた出版社の予想問題集を使うのがセオリーでありまして、ダメ出版社や多少本が裁ければいいだろうのやる気のない出版社を避けるのが肝腎でございます。
ここにも、過去問の演習が効き目を現します。
というのも、出版社の実力を計るには、解説の良し悪しを見抜くのが一番だからでございます。
過去問演習のときに解説を熟読するかと存じますが、同時に、解説の吟味眼も磨かれているのでございます。
たくさんの予想問題集が販売されるかと存じます。このときの選択に、鍛え上げられた吟味眼が生きてくるのでございます。
ダメ教材の解説は、得てしてダメでございます。解説を読めば、どの予想問題集が良くてやりがいのあるものか、わかるのでございます。
もちろん、よき予想問題集は実力を倍化させるものでございます。こうして、磐石の実力が培われていくのでございます。
ふたつの理由から、まずは過去問であり、予想問題集はその後となります。
問題集の順序と重要性と意味とを、履き違えないようにしてほしく存じます。

(さらに…)

3無主義

独学での3無主義のお話でございます。独学は以下の3つを無くしていくと、ことがすらすらと運ぶのでございます。
無くす3つのものとは、ムダ・ムラ・ムリでございます。
頭文字の「ム」をもじって、3無主義と呼んでおります。
まず、無くすべき筆頭は「ムダ」でございます。
日々のお勉強でムダなことをしていないでしょうか。ムダなことで時間を費やしてはいないでしょうか。
「無駄なことをしているなあ」と思うことを、大切にしてほしく存じます。そこが改善点なのでございます。
最初は大きくムダを捉えていって、次第に小さなムダをつぶしていきましょう。
テキストや問題集をあけるのに手間取ってはいないでしょうか。しおり1枚があれば済むことです。
テキストで躓く記述をそのままにしていないでしょうか。1回辞書を引けば、本試験の日までの躓き時間をセーブしたことになります。
わからないこと・難しいことに過度にこだわっていないでしょうか。後でやる時間がないならわかりますが、時間が取れるようなら後回しが賢明でございます。
憶えにくい語句や用語をそのまま憶えようとしていないでしょうか。記憶に根付くようしっかり意味を消化して、語呂をつくってみてください。
憶えやすくするひと工夫が、暗記の無駄手間と無駄時間を省いてくれるのでございます。
次に無くすのは、「ムラ」でございます。
1番もったいのないお勉強は、やったりやらなかったりするお勉強でございます。
これでは、きちんとした実力に育ちません。水をやったりやらなかったりした植木を思い起こしてくださればと存じます。
おそらく、どこかひょろりとして頼りのないものでありましょう。お勉強での実力も同様で、お勉強期間が間延びするとそれだけ、実力へと転化するものが少なくなってしまいます。
毎日コツコツすることで、少しづつ実力へと変化するのがお勉強の真実でございます。
ムラができないように、お勉強を割り振ることでございます。
最後の「ム」は、「ムリ」でございます。
無理を通せば道理が引っ込みます。お勉強も同様でございまして、ムリにムリを重ねると、必ず学習放棄という爆発が生じます。
過ぎたるは及ばざる、と申します。過度のお勉強を続ければ、目に見えぬストレスが蓄積され、本当にひょんなことからパッタリとお勉強が止まってしまうものでございます。
こうなると、1ヶ月から数ヶ月の充電期間が必要となり、せっかく過度にがんばったことも雲散と霧消となるものでございます。
平均的にコツコツとやっていくことが、1番の合理的方法であることをご理解頂ければと存じます。
これらの3無主義を踏まえていけば、きっと今より3倍は実力がついてくるかと存じます。

(さらに…)

腕振り体操効果報告−21

4月でございます。桃色の季節となってまいりました。
希望と不安を胸に、新しき人生を切り開いていってほしく存じます。
新しい生活。新しい職場。新しい友。新しい知り合いさん、ご近所さん。派閥均衡上の無能上司。引継ぎもできない同僚。恒例のバカ新入社員。
己だけでなく、家族の一員にも、新しい生活が始まるかと存じます。
新生活が始まれば、しばらくはアレコレとどたばたが続くことかと存じます。
そのため、お勉強の計画や進捗にも、影響が出てくるかと存じます。
しかし、ご配慮を願いたいのは、結局のところは、身体が資本であることでございます。
どこまでいっても、健康の問題はついて回ることに、御一瞥くださればと存じます。
身体を粗末に扱えば、必ず報いがございます。身体をいじめるのは天に唾する行為であることを、ご理解頂ければと存じます。
眠いのは、眠いから眠いのでございます。眠いのには、それ相応の理由がございます。
身体というのは、それほど無駄なことはしません。長い自然の摂理が生み出した偉大なメカニズムが内包されてございます。
眠いというのは、身体を休めている、心を落ち着かせている、脳が新生活で得た新データをまとめている、通勤通学に必要な筋肉を作り上げている、ストレス耐性を準備している、などなど、相応の理由があるのでございます。
わたくしは、適応というのは、眠さにあると考える次第でございます。
眠いときこそが、身体は新環境・新生活に適応を始めていると考えております。
ですから、この4月くらいは、素直に眠さに身を委ねるのが賢明かと存じます。
なあに、眠いときは枕元にテキストをおいて、記憶や暗記、復習中心のお勉強をして、目がとろんとしてきたら寝るので結構でございます。
季節に応じて、時候に応じて、体調に応じて、お勉強を積み重ねてほしく存じます。
さて、腕振り体操についてでございます。
本日は、腕振り体操の落ち着き機能を考えたく存じます。
腕振りは、前後に腕を振る単純な行為でございます。
実は、人間、単純な行為がとても落ち着くのでございます。
小さなお子さんを観察してみれば、同じことを飽きもなく繰り返したり、同じ言葉を何回も発したり、同じおもちゃで遊んだり、同じ絵本を何度も読むものでございます。
単調で同じことの繰り返しで落ち着くのは、実は大人も同様でございます。
腕振りは本当に単純であり簡単、そのえうに短時間でも効果があり、疲れずお金もかからず、労力も少なく落ち着き効果を享受できるかと存じます。
両腕を前後に100回から200回、振るのは10分もあれば可能であるし、息が切れることもありません。
腕振り前と後の、心の落ち着き具合を実感してほしく存じます。
寝るにせよ、心が落ち着いていたほうが眠りが深く、また快適なのは言うまでもないことでございます。
これまで心中に巣くっていた問題ごとも、取るに足らないものかなと思えるものでございます。
変化のある季節だからこそ、落ち着きで乗り越えて行きたいものでございます。

(さらに…)