何事にも全力投球なのが、理想ではございます。
しかし、どうひいき目に見ても全方位に力を振り絞っていては、なにひとつうまく達成できずに終わることでありましょう。
また、ひとつの失敗が致命的なミスとなり、取り返しのつかないことになりましょう。
なんでもかんでも全力を尽くすがゆえに、頼んだ仕事が中途半端であったり、納期に遅れる方が、頼む方としてはウザイのであります。
全部をうまくやるよりかは少しを確実にこなすのが、賢明であるかと存じます。
多くの諸現象において、勘所(カンどころ)というものがございます。
そのポイントさえ守っておれば、凄くはうまくいかないけれど、凄惨な結果にはならないのでございます。
たとえば、配偶者の選択でございます。
アル中・ギャンブル・浪費癖(カード決済好き)、このみっつさえなければ、結婚対象の男性の勘所を突いてございます。背が低いとか、髪の毛が薄いとか、けちだとか、この際、いいように考えるべきでありましょう。
意固地・視野狭窄・嘘つき、このみっつさえなければ、結婚対象の女性の勘所は満たしてございます。足のにおいとかムダ毛があるとか、ひげが生えている、パクパク大いに食べるなど、この際目をつぶるべきなのでございます。
各結婚適齢時の御方は、自省くださればと存じます。以上の3条件さえ守れば、あとは縁でとんとんうまくいくものであります。本当に必要な、優先すべきものを遵守することでございます。
その他の枝葉末節から考える始めると、混乱するだけなのでございます。
お勉強も同様なのでございます。
試験勉強は長期にわたります。資格によりけりですが、受験期間は少なく数か月から1年以上の期間となるかと存じます。
長期の試験勉強では、どうしても昔やったことは忘れてしまいます。しかし、忘却に任せていては合格を果たせません。
ですから、どんどん、受験上大切なことや頻出事項をやり直して、記憶を新たにする必要がございます。
こうした復習のときにも、優先順位を意識してほしく存じます。
まずやるべきことを順序付けないと、膨大な量が待ち受ける総復習なんてものは、到底できません。
といいますか、お勉強上手な人ほど、総復習なんてものはすべてをやらないものでございます。
己の基準に従い、重要性の意識を元に、これまでの学習内容をこなしているのでございます。
すべてのすべてをやり直すというのは、1回か2回できれば御の字であります。
総復習といいつつも、その実情は部分復習であります。しかし、それは密度の濃い復習になっているのでございます。
取るに足らないことやあまり重要でないこと、憶えていることなどは、空いた時間で十分に復習が可能でございます。
空いた時間でざっと確認読みすれば足ることなど、あとで見ておけばよいのであります。
優先を意識しないからこそ、取るに足らないことに時間をとられ、時計を見たらはや夜10時となってしまうのでございます。
何が大切かを意識することは、独学で重要な要素でございます。
「わたしにとって優先すべき、大切なものはなんだろう?」
こう考えるだけで、お勉強だけでなく生き方においても、己の蒙昧さが晴れるかと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年3月31日 11:19 AM |
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花粉症の季節となりましたが、いかがお過ごしでありましょうか。
独学というのも、身体が資本でございます。各自、ご自愛くださればと存じます。
さて、今回のススメも恒例となりました、腕振り体操についての雑記でございます。
結論からいいますと、やはり、腕振り体操というのは身体によいと考える次第でございます。
まず効果が現れるのは、視力でございます。
先だって、免許の書き換えにいったわたくしでございます。
わたくしは、近視に乱視が入っており、極めて視力が良くないのでございます。
そのため、この免許の更新を、たいへん苦手にしている次第でございます。
というのも、免許の書き換えのたびに、眼鏡を作り直してきたからでございます。
これがまた、ひどくお金ががかかるのでございます。
近視に乱視ですので、どうしてもノーマル品では、牛乳瓶の、オバケのQ太郎でいうハカセ君なみのぶ厚さの眼鏡になってしまいます。
そのため薄いレンズにするのですが、目が飛び出る値段になるのでございます。安いノートパソコンが買える値段、下手をしたらオーダーメイドのスーツを拵えられるほどの値段になるのでございます。
しかし、腕振り体操を続けたせいか、今回の免許書き換え時の視力検査では、ストレートに一発合格で、眼鏡を買い替えなくても済んで、ほっとした次第でございます。
今回の視力検査では、検査記号がすっきりくっきりと見え、5分とかからず検査は終了したのでございます。
前回の検査時より、明らかに目がよくなっていることを実感した次第でございます。
前回の書き換え時の検査では、係官に何度も念をおされて念入りに調べられました。
「むむむ?」とか「これはどう?」「ちゃんと見てる?」てな感じで何度も調べられ、「お兄ちゃん、眼鏡の度が進んでるねえ」といわれ、不合格。眼鏡の買い替えを強いられたのであります。
しかし、今回は何の困難もなく検査は終了し、余計な出費をせずとも済んだのでありました。
腕振り体操を始めて眼鏡をかけない時間が増えたので、目がよくなったのは実感していたのでありますが、今回の書き換えの件で、視力回復(悪化防止)の効果を更に実感した次第でございます。
お勉強というのは、細かい文字を見ることになりますので、目を酷使することになります。
また、目が疲れ出したら集中力がなくなるように、目とお勉強とは密接な関係がございます。
お勉強に本腰が入らない、テキストの内容が頭に入らない、頭がすぐにぼうっとしだすという諸現象も、目の疲労に原因があるかと考えます。
ノーコストで短時間でも効果のある腕振り体操で、ぜひとも眼精疲労の少ないお勉強をお勧めする次第でございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年3月28日 11:30 AM |
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当然でありますが、未来のすべてを知ることはできませんが、多少の見通しは立てることができるものでございます。
お勉強では、この見通しをいうものを大切にしてほしく存じます。
毎日、一所懸命にお勉強をすることも大切ではありますが、それだけでは不十分なのでございます。
机の前でテキストと問題集を読んだり解いたりするだけが、お勉強ではないのでございます。
今週はここまで進めようかな、今月はここまで終わらせないと間に合わないな、といった見当付けがお勉強では大切なのでございます。
古人は、「完全な計画さえできれば、事の半ばは成ったも同然」といいました。
逆にいえば、いい計画が出来上がれば、それだけで合格の半分に王手をかけたといえるわけです。
実のところ、試験勉強の半分は、学習計画を立てることにあるといっても過言ではありません。
計画を立てるのはめんどくさいものですが、何の計画性もなく右往左往に進める勉強のほうが、それ以上にめんどくさくて、徒労無駄が多いのでございます。
計画やある程度の見通しがないと、むんずとテキストを開き眠くなるまで読んだり、問題集を闇雲に解いてその日の勉強が終わってしまいます。
毎日の勉強も、ある日は3時間もしたが、今日はやったりやらなかったりで、一定しません。
やはり、お勉強とは習慣化されたほうが楽なので、これでは毎日毎回のお勉強が週間とならず、なんとももったいない話でございます。
右往左往の将来の見通しの持たないお勉強は、じつに忍耐力が必要とされます。
こうしたお勉強を、本試験日の最後までやり通すためには、超人的なスタミナが要求されることでしょう。
実際には、多くの人が耐え切れず、お勉強から脱落しております。
見通しや計画を持たないから、お勉強がどんどん困難になる事情のあることを、ご理解頂ければと存じます。
完全な予想や推測でなくてもよいのでございます。こーして、あーしていけばいいかな、程度の見当で結構でございます。
こうした将来を志向することが、日々のお勉強の意味づけと試験勉強全体での自分の立ち位置を鮮明付けるのでございます。
現実の目の前のことだけに拘泥すると、なぜそれをやっているのか、やらないといけないかがわからなくなってきます。
人間、こうしたわからないことだらけの不安な状態に陥ると、やる気がどんどんと消滅していきます。
今やっていることが、将来の明確な目標や目的に近づく一歩と実感できれば、それだけやる気の維持が変わります。
あまりに遠い将来は、鬼が笑うというように、効なきことではありますが、1週間から3ヶ月くらい先であれば、多少の見通しも立つものでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年3月27日 11:13 AM |
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