独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

腕振り体操効果報告−27

さて、今日のススメも、腕振り体操についての雑記でございます。
お目汚しのほどのご容赦をお願い申し上げる次第でございます。
さて、仕事や家事を抱えてのお勉強では、気持ちの切り替えが大切でございます。
お勉強というのは、落ち着いているとき、気持ちが平静のときこそ、最も効率がよくなるのでございます。
読んだことは頭に入り、問題演習の成果は即、血肉と化すものでございます。
僧院や学舎が、山の中や人里離れたところに作られたのも、この効果を狙っているからでございます。
あたふたしたりアクセクしたり、イライラしたりそわそわしたり、ほかのことに気を取られていれば、やはり、その分、お勉強の効果は落ちるものでございます。
3時間勉強しても、落ち着き払い集中した1時間勉強の半分にも満たないときがあるのでございます。
ですから、仕事や家事でてんてこ舞いしたときこそ、これまでのことをリセットする必要があるのでございます。
当ススメにて、これまで何度か「朝一勉強」について、言及をいたしました。
難しいところや理解のできないところは、起きてすぐの朝一でやってみると、すんなり事が進むとお話しさせて頂きました。
また、朝一勉強では、脳がきれいなままなので記憶効率も段違いであると申しました。
朝一勉強を勧めたのは、実際のところ、通常のお勉強で必要となるリセット作業が要らないからでもございます。
朝一だと、気分も平静で落ち着いており、即断、最大集中のお勉強に入っていけるわけでございます。
(なお、朝起きてすぐに、焦燥感や苛立ち、憂鬱を感じるようであれば、新鮮な空気と運動が足りておりません。すぐに生活習慣のもろもろを変えてください。)
しかし、なかなか朝一勉強は、難しいものがございます。
夜というのは、夜しかできないこともございます。その分、寝る時間は遅くなるものでございます。
そのため、朝一勉強もなかなか続かないものがございます。多くのお勉強は、やはり、夜になることでありましょう。
さて、このときの気持ちの切り替えに推奨するのが、ようやく出てきました、腕振り体操なのでございます。
外から帰ってきた、頭がぼんやりしてたり、ざわざわっとしているときは、お茶で一服したあとで、200回ほど腕を振ってほしく存じます。
腕を前後に振る単純な動作ですが、雑念があると、なかなかリラックスして振れないものがございます。
単に腕を振るのさえできないのに、お勉強ができるであろうかと、バロメーター的にも使えることでありましょう。
腕振りのときに、深呼吸をすると効果は一段と増し、気分が切り替わるかと存じます。
あの手この手で、自分をお勉強のできる状態へ、お導きくださればと存じます。

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脳の疲労度

試験勉強において大切なことは、いろいろとございます。
しかし、どの試験勉強、あらゆる資格試験で共通するのは、「しっかり憶える」ということでございます。
しっかり憶えないと点は取れない、そう極端に考えてもらって結構でございます。
曖昧に茫漠にどれほどのことを憶えても、試験では、ハナクソほどしか役に立たないのでございます。
特に最近の試験問題は、曖昧化が進んでおります。
確かな記憶・確実な知識でないと、判別できないような選択肢が増えております。
生兵法は大怪我の元、野孤禅、河童の生悟りと申します。ツンと澄ますのも技術でございます。中途半端にガラクタを揃えても、つまらない毎日でございます。
しっかりした知識と確かな記憶が、わたくしたちのお勉強を切り開くと、お考えくださればと存じます。
日々のお勉強では、少しでもよいので、確かな記憶・確実な知識を増やしていくようにしていただきたく存じます。
逆にいうなら、しっかりと憶えられるようになるまでは、いたずらに暗記しようとしない、と考えればよろしいかと存じます。
テキストを1回読んだだけで憶えなくてもよいのでございます。
難しいことやわからないことなら、急には憶えようとしなくてもよいのでございます。
憶えられるよう外堀が埋まってから、憶え始めても遅くないことをご理解頂ければと存じます。
さて、確実な知識と確かな記憶は、掲題に挙げた脳の疲労度と深く関係しております。
実は、確かな記憶や知識を蓄えたほうが、脳の疲労は少なくなるのでございます。
何十問と問題を解かないといけない模試や本試験では、意外に脳の疲労は大きな問題でありまして、記憶で判断できるようなことで、脳のエネルギーを使ってはいけないのでございます。
知識問題や記憶問題などは、対策さえとれておれば、数秒で即断できるものでございます。
そうした問題には最小のロスで判別し、じっくり考えないといけない問題や選択肢に、エネルギーと時間を投入するという塩梅でございます。
これ何やったかなあ、どうやったかなあと逡巡することほど、疲れることはありません。
憶えることに焦ることはないのでございます。
わずかでもしっかり憶えていけば、必ず選択肢の判別の心強い武器になるものでございます。そして、1点へとより近づけてくれるものでございます。
多くを一度に憶えようとして曖昧な知識になるよりも、少しでも確実に憶えていただきたく存じます。

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やる気物質

薬というのは、服用し続けると効かなくなると申します。
内服薬だけでなく、かゆみ止めからリップクリームまで同様の話でございまして、同じ薬を多用すると、効かなくなるものでございます。
免疫ができるといいますか、抵抗や耐性がついたといいますか、これまでの量では効き目が薄くなるものでございます。
やる気も斯くの如きものでございます。
あるときまでは有効だった手段が、もう今となっては、まったくやる気がでなくなるものでございます。
やる気を出す方法というのは、一本調子のものでなく、あの手この手で出していかなければいけないのでございます。
あの、漫画史に残る手塚治虫でさえ、アイデアが出ずに逆立ちをしたり体操やら散歩をしていたのでございます。
況や我々をやでございます。
お勉強のやる気がでないというときは、もう、その手段や刺激では、やる気はでないということでございます。
ほかの方法を模索せよ、という天の啓示なのでございます。
わたくしは思いますに、お勉強というのは、大概が同じことの繰り返しでございます。
同じようなことを同じ様にして、憶えていかなければいけないものでございます。
同じことが続くのであれば、やはり、刺激や変化がほしくなるのが人情でございます。
何しろ、人間は同じ姿勢を取るのが苦痛の生き物でございます。
同じ姿勢でずっと立っているのは実につらいものでして、多少歩いたり身体を動かす作業のほうが、桁が違うほど身体の負担は少ないのでございます。
お勉強は、同じことをせざるを得ないがために、しんどいものであります。
であるからこその、変化を積極的に求めなければいけないのでございます。
お茶の一杯や茶菓子のひとつほどの変化でもよいのでございます。
晩酌の銘柄を変えるだけでもよいのでございます。
新手の体操を試してみたり、これまでとは違った本を読んでみるのでもよいのでございます。週刊誌・雑誌の類を変えてみるのもよいでしょう。
昔の趣味を引っ張り出してくるのもよいでしょう。
なんともうまくいかないときは、変化のときでございます。
変化を享受し、あらゆること、あらゆる面でやる気物質を吸収しなければいけないのでございます。
水でさえ腐るのが世の習い。やる気も腐るのが自然でございます。

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