独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

集中も技

お勉強は、集中力の有無で成果が変わるものでございます。
集中してお勉強できれば、短時間でも記憶に残っていきますし、何よりお勉強後はすっきりして、要らぬストレスがないものでございます。
ストレスが少なければ、次のお勉強に繋がっていきますので、集中力はサボリの防止役でもあるのでございます。
しかし、集中力とは、何か才能の一種であるかのように吹聴されている面がございます。
確かに常人にはない集中力の持ち主の方はございますが、まあ、ごく例外でございます。
ほとんどの人は、集中力が少ないか、集中が切れやすいもので、携帯のメール受信音で途切れる程度でございます。
しかし、いたずらに我が身の集中力のなさを嘆くこともないのでございます。
集中するのは、一種の技でございまして、やりようによって誰でも身につけることができるのでございます。
集中のポイントは、まず、時間帯を選ぶことでございます。
ドタバタする時間帯というのが、誰にでもあるものでございます。忙しい時間や電話がかかってきそうな時間、用事やらなんやらがある時間は、できるだけ集中する内容を避けるべきなのでございます。
集中可能な時間を選ぶ、これがまず指し当たっての集中の条件でございます。
次は、儀式でございます。「これをしたら、お勉強!」というような儀式を作り上げておくことでございます。
わたくしは、コーヒーやお茶を集中の儀式としております。一口をつけるときは集中する時間と決めておくと、スムーズに集中状態に入ることができます。
自分なりの儀式を作っておくことが、集中タイムとのん気タイムの区切りになります。儀式をうまく活用することで、お勉強へと飛び込むことができるのでございます。
お菓子や菓子パンなど、自分の好ましいことを儀式に取り入れるとよいでしょう。菓子パン食べたら勉強、と習慣付けていると、ダイエットにもなりますの。
さて、集中には、落ち着くことが大切になっています。
心中に何か、気がかりなことや気の晴れないこと、焦りやなんやらがあるときは、集中が難しい状態です。それは、小雨が降っていて洗濯物が乾き難いというくらい、心配事は集中の敵なのでございます。
何かあるときは、まず、その問題について、ある程度のけりをつけておくことでございます。
「考えても仕方がない」「夜考えてもろくなことはない」などと心中のけりをつけるか、さっさと連絡して伝言するなりして、善後策を練ることでございます。
問題がある程度解決して集中していくことでございます。問題の解決が見られないなら、集中はし難いものでありますから、無理やり自分を追い込んでも無駄でございます。
お勉強は軽い作業や用語や語句の確認にとどめるなどにしておくことでございます。
集中できないときに、しっかりしたお勉強を持ち込んでも徒労に終わるからでございます。
こうした点に意を払っていけば、すんなり集中できる方法を発見、または編み出すことができるかと存じます。
己の集中様式を追い求めるのも、独学の醍醐味なのでございます。

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怒られません

多くの人が、間違うことや失敗することを恐れているのでございます。
それはもう、骨の髄までといってもよいかと存じます。
できるようにならなければいけない、正解しなければいけないと思い込んでいるのでございます。
思えば、幼少期の家庭、物心つく学校、そして成年になって職場と、「失敗」「誤り」「間違い」をしないように、徹底して叩き込まれるものでございます。
それは、正しいことではございます。
お箸のもち方が間違っていると、それだけで人格を一等減じられてしまいます。食べ方で人の評価は決まります。
何回も同じことを教えることは、先生にとっては指導能力の欠如を疑われます。ですから、1回でできるように求められるのでございます。
「〇〇さんの電話番号調べておいて」といったのに、間違えた電話番号を教えられてはたまったものではありません。
お仕事や人間が絡む場面では、極力、間違えないようにするのが正しいことでございます。
しかしながら、お勉強、こと独学に到っては、全く事情が異なるものでございます。
お勉強では、間違いや失敗は大歓迎なのでございます。
問題集での演習は元より模試に到るまで、間違うことは価値があるのでございます。
ほんと、本試験というたった一日のみ、間違いや失敗が忌避されなければいけないだけで、その他の日は、何ぼ間違えようが結構なのでございます。
知識や記憶というのは、何度も手を入れることで、より強固に確かなものになるのでございます。
逆に、テキストを1回読んだだけでできてしまった事柄の方が、怖いのでございます。
わたくし個人の経験からいいますと、まず、そういったスラスラと順調にいったものこそ、ド忘れ予備軍になった次第でございます。
よくわからなかったり、理解できなかったり、憶えられないものにこそ、確かな記憶になるのでございます。
いたずらに失敗や間違いを恐れるよりも、失敗や間違いを機会に、憶えていけばよいのでございます。
独学では、何度でもやれ、がモットーでなのございます。

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腕振り体操効果報告−26

「調子が悪い」と一言でいいますが、実際のところ、実にその内実は多種多様でございます。
テキストの難しいところにあたって、お勉強の進捗が振るわないときでも、「調子が悪い」と唱えるものでございます。
忙しくて復習が滞って実力の伸びが振るわないときも、「調子が悪い」というものでございます。
こうした場合は、明白な原因がございますので、ある程度の対処と対策は取れるものでございます。
しかしながら、さしたる原因もないのに、調子が悪くなるときがございます。
たとえば、頭に靄がかかっていて晴れない、心中にスッキリしないものがある、ただ一言だるい、などが考えられるものでございます。
このような場合は、発散されていないエネルギーが身体の中でとぐろを巻いていると考える次第でございます。
人間、エネルギーを持て余すのも、しんどいものなのでございます。
何日も雨の日が続く梅雨の憂鬱さ、むしゃくしゃ感は、戸外に出れず、身体に残るエネルギーに由来するかと存じます。
エネルギーを使い果たすのもよくはありませんが、使わずに残しておくのもよくはないのでございます。
運動不足は、この点で、心身の健康によくないのでございます。
お勉強をしていて、気が晴れなくなったり、なんとも気だるくなったときは、自身の運度不足に意を払ってくださればと存じます。
わたくし個人のことをいえば、調子が悪いなあと思うときは、大概、運動不足でデスクワークばかりが続いたときなのでございます。そして、(散歩もしていないなあ)と思うときなのでございます。
運動不足というのは、なんだかんだでそうなってしまいます。
あれやこれやで夜も更ければ、外に散歩に行くのは怖いものでございます。
仕事明けに散歩するのも、億劫でございます。
何かのついでに散歩でもすれば、運動不足は解消するのですが、なっかなか機会はないものでございます。
さて、腕振り体操なのでございますが、この腕振り体操は散歩の代わり、散歩の代用品と考えております。
腕を振る感覚が、散歩のときの腕の動きと似ているのか、散歩をしたような感覚に包まれるのでございます。
そこで、散歩の代用である腕振りをお勧めする次第でございます。
最近のわたくしは回数を抑えて、毎日100回から200回程度をするくらいですが、以前に較べて、調子が悪くなるときが減ったかなと実感しております。
軽めの運動不足の解消には、手軽で疲れず、安全で時間もかからず、お勉強の邪魔になるほど息が切れるわけでもなく、お勉強に最適かと存じます。
腕振りでしゃきっとして、お勉強に臨みましょう。

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