肥満は万病の元といわれております。
人類は有史以来、栄養不足が問題でありました。しかし、現代に至ってようやく、飢えの問題は解決を見せ、いまや高栄養の証である肥満で困るようになっております。
思えば、昼に食べる弁当ひとつでも、高栄養ぶりでございます。
お昼をどこぞで弁当を買って食べようと思えば、必ず付いてくる揚げ物・フライ、そして肉。濃い味つけに野菜にはドレッシングが付いており、その他の野菜はポテトサラダくらいという弁当が多々でございます。
わたくし思うに、これ1食で1週間分くらいの、油・砂糖を摂っているのではないかと疑うものでございます。
そのうえに、お付き合いのお酒が入ります。
高栄養状態にもなるわなあと、思わざるを得ないのでございます。
高栄養は世界的な潮流となってきております。興味のある方は、「肥満が途上国を襲う」という良質のドキュメンタリーがございます。一読くださればと存じます。
驚くべき食生活、たとえば、朝からクッキーと甘いシリアル、買い物の4割がお菓子という家庭を垣間見れるかと存じます。
ま、高栄養状態でございますが、調子が悪いという人は、意外にエネルギーを溜め過ぎた方が多いのでございます。
食べるものが高栄養であるうえ、運動不足等で発散されないため、どんどん身体に備蓄されていくわけでございます。
いうならば、家中にガソリンや灯油を溜め込んでいるものでございまして、成人病の発病というのは、それらに引火して爆発炎上したといえましょう。
身体にエネルギーを溜め込むのも、よくはないのでございます。
なんとも身体がだるいというのは、疲れではなく、高栄養状態であることも考えられます。
断食や茶粥などを摂り、心身のエネルギー抜きを推奨するものでございます。
わたくしは連休を使って断食をしますが、実に身体が軽くなります。高栄養が良くないことを実感した次第でございます。
さて、お勉強についてでございます。
ながながと高栄養について述べさせて頂いたのは、お勉強においても、詰め込みすぎは良くないということをいいたいがためでございます。
知識を詰め込み過ぎては、逆に、実力が伸びない危険があるのでございます。
詰め込み教育が批判されたこともございましたが、詰め込みすぎで発散の機会がない点に、その欠陥があったといえましょう。
人間、記憶力は最後まで伸びるといいますので、詰め込んでも記憶は可能でございます。
詰め込み自体は、それで結構でございます。
ただしかし、記憶になるためには、詰め込むだけではよくはないのであります。
詰め込んで、きちんと整理してまとめていいかないと、到底、憶えないのでございます。
雑多な知識が頭を占めているだけでは、それは、活きた力や点を取る実力には、絶対に到りません。
詰め込んだものをよく咀嚼整理消化してこその、記憶でございます。
たとえば、試験勉強では数字を憶えることが多いのですが、なぜ、その数字になるのかを考えるだけでも、記憶の定着が違います。
詰め込み詰め込みをしたら、少し間をおいて、記憶に定着を図るような勉強をとる様にお勧めいたします。
食べたら動こう、というのと同様に理がお勉強にも当てはまるのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年6月2日 11:42 AM |
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さて、本日も恒例となりました腕振り体操について考えたいと思います。
お目汚しの程、お願い申し上げます。
さて、ほとんど毎日、腕を振るのを欠かさないわたくしでありますが、ふと祖母のことを想ったのでございます。
わたくしの祖母は80近い高齢でありながら、いまだに畑仕事に精を出して元気はつらつでございます。
話せば、健康不良についてあーだーこーだとおしゃべりを致します。
わたくしなどはコロリとだまされ、(おばあちゃんも大変なんだなあ)と思い、心中なみだを流したのでございます。
しかし、夜になって己の認識不足を痛感しました。
祖母のいびきは凄いのでございます。眠れないどころではなく、騒音といっても過言ではありません。
話すときの声はか細いのに、夜になってのそのいびきたるや、泰山鳴動でございます。
あの小さくなった身体のいったいどこに、これだけの空気が入っていたのかと、不思議に思うことしきりでございました。
猛獣のそれと遜色なき音色、そして、その重低音ぶりに、内に秘めた生命力を感じざるを得なかったのでございます。
たっぷり酸素を吸って吐き出しているその様に、原始生物のたくましさを垣間見たわたくしでございます。
さて、こうした祖母なのでございますが、真宗の熱心な信徒でございまして、毎日の勤行を欠かさないのでございます。
小さいころから、朝早くから勤行をしている祖母の姿は、しっかりと記憶に残ってございます。
つい先日でございますが、お仏壇の前で勤行している祖母と、朝、眠いときであっても、5分早く起きて腕振りを欠かさない自分の姿がダブったことがございます。
自分の腕振りは、祖母にとっての勤行にあたるのではないかというわけでございます。
もちろん、腕振りには信仰の「し」の字もございません。ただ、振っておくと調子がいいから、やっているだけでございます。
とはいえ、祖母の元気ぶりは朝の数分の勤行にあってもおかしくはありません。
朝の数分の作業は、心身を整えるよい準備運動なのではないかと考える次第でございます。
腕振りをしておくと、1日の疲労が軽く感じるのも、朝一の腕振りによって、心身の準備が整うからではと考えた次第でございます。
最初が肝心、スタートダッシュが大切というのは、最初がうまくいくと最後までうまくいくことに、由来するのではないかと存じます。
ラジオ体操は身体にいいといいますが、真のポイントは朝一に体操をすることで、心身が整うからではないかと存じます。
祖母の勤行やわたくしの腕振りに限りません。
朝に何か単純な作業をするのは、1日を決めるキーではないかと考えている今日この頃でございます。
これをお読みの皆様も、何か朝一作業をやってみればどうかと提案する次第でございます。
しっくりくるものができれば、数年の寿命アップと毎日の健やかさが手に入るのではないかと思います。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年5月30日 11:13 AM |
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よい問題集とは何か?と大上段でこられると、なかなか答えにくいものでございます。
様々な資格があっていろいろな試験があるのですから、一概にこれがいい!とはいえないものでございます。
しかし、敢えていうなら、「できる」を実感できる問題集が、よい問題集と答えております。
できる問題集というのは、まさにそのままですが、問題が解ける問題集のことでございます。
問題集で問題が解けて当たり前ではないか、と思う方もおられるでしょうが、実はそうではないのでございます。
わたくしが理想としている問題集は、それ自体で完結した問題集のことでございます。
つまりは、テキストを参照せずとも、解説の説明だけで、問題が解けるようになる問題集のことでございます。
そのような問題集とするには、解説や説明に膨大なページ数を割かねばなりません。
問題集の解説と説明だけで、どれだけできるようになるかが、ひとつの問題集の目安になるかと存じます。
ま、ぶっちゃけいうと、これまでの独学経験のうち、そうした素敵な問題集(過去問を含む)は2冊しかお目にかかっておりません。
最高によい問題集というのは、それほど希少なのでございます。
お勉強というのは、様々な言がございますが、究極的には、問題が解けてこそ、勉強したといえるのでございます。
テキストを読んだりまとめたり、重要語句や用語を憶えたりするのも、お勉強の欠かせない要素ではございます。
しかし、それらをいくらみっちりしっかりやっても、過去問や本試験の問題が解けないようであれば、お勉強をしたことにはならないのでございます。
この点を、勘違いなさらないようにお願いしたく存じます。問題が解けるようになってこその、お勉強でございます。
単純な話、問題を解けるようになると、また、曲りなりでも選択肢のひとつやふたつが判別できるようになると、自信が生まれるのでございます。
テキストは読んでもそれほど自信はつきませんが、問題集は自信がつきやすいのでございます。
たっぷりした解説と説明ある問題集だと、この「できる」自信がどんどんとついてくるのでございます。
それが、問題集以外のお勉強によい影響を与えるのはいうまでもありません。
問題集を買うときは、「できる」という観点から臨めば、スカを掴むことも少ないかと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年5月29日 11:24 AM |
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