お勉強というのは、基本的に持久戦でございます。
今日12時間勉強したとしても、次の日にまったく何もしなければ、あっという間にその12時間分の勉強は、忘却の井戸に吸い込まれていきます。
ならば、12時間という過度の学習よりは、数日間の3時間づつに分けてお勉強を続けたほうが、賢明なのでございます。
いっきにやらないことが、独学のコツでございます。
一気にやってもいいのは、本当に本試験前の直前期あたりでございまして、それ以外の時には、根を詰めることは自分の首を絞めるようなものとお考えくださればと存じます。
過度に根を詰めてやらないといけないときでも、できるだけやるべきことを小分けして、隙間時間でこなしていく方がよいのでございます。
日々の勉強では、地力をつけることを意識してほしく存じます。
少しづつでもよいので、毎日のお勉強の量と質をあげていってほしいのでございます。
毎日5ページ読むのであれば、もう1ページ追加で読んでみる。
お勉強が終わった後でも、問題集の何問かを解き直してみる。
もう1個だけ語句を頭に叩き込んでみる。
などなどと、つまみ食いの要領で、お勉強にもう一口を付け足していってほしいのでございます。
これならば、過度のお勉強にならず地力をつけていくことができます。
結局、無理して背伸びをしたお勉強では、実力に転化する前に、お勉強自体が放棄される危惧の方が大きいのでございます。
それならば、少しでも自分の力を蓄えられるお勉強の方が、着実に合格に近づけるものでございます。
独学の良さは、自分でペースを変えられる点にございます。
じょじょに自分の力をつけられるのが、独学なのでございます。
わたしたちには、わたしたち固有の可能性がございます。それを上手に刺激できるのは、自分自身だけでございます。
過度のお勉強がその可能性を断ち切ってしまうかもしれません。
一生懸命がんばるのも結構ではありますが、これが続くかどうか、続けられるかどうか、続けられるようになるかどうかまで、お考えくださればと存じます。
お勉強をしていけば、成長はございます。成長した自分を思いながら、日々のお勉強に取り組んでいただけたらと存じます。
もちろん、成長すれば今以上に、多くのこと・難しいことができるようになります。
焦ることは、何もないのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年6月9日 12:16 PM |
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さて、本日のススメは恒例となりました、腕振り体操についての雑記でございます。
腕振りを始めてはや、半年以上となりました。体調がいいので、食べ過ぎて呑み過ぎて太ったこと以外は、実に順調でございます。
手軽で効果のある健康法を探しておられる方は、ぜひ、実践くださればと存じます。
さて、今週、腕振りをして気づいたのは、しばらく続けてみることの大切さでございます。
急激な変化や激変というのは、そうないものでございます。
また、劇薬は薬効があるにせよ、副作用が大きいからこそ、取り扱いが難しいのでございます。
しかし、毎日少しづつ続けてみる、というのは、それほど困難ではございません。
いや、そんなことはない!という人もおられるかと思いますが、こうした人は短兵急に結果を求めすぎなのでございます。
やってみてすぐに効果が出ないと気が済まない人は、多くのことを損しているかと存じます。
育ててみれば、続けてみれば、実になったかもしれないものを、葉っぱの段階で放棄しているのと同じだからでございます。
新しいことをするときは、まずは続けてみて、自分の変化に意識を集中することでございます。
何かしら変化があれば、それに光を当てて観察してみます。日記に書くのもよいでしょう。
しばらく続けて何の変化にも気づかなければ、それは縁なき物であったといえるでしょう。
しかし、多少でもよい変化があるのなら、どんどん工夫を加えて磨きをかけることでございます。
わたくしが続けている腕振り体操でございますが、最近では毎日100回前後で落ち着いております。
朝に振っておくと、やはり1日あたりの疲労度が異なります。
しかし、毎日同じようにやっていると飽きるので、適当な差異を設けてございます。
たとえば、勢いよく、ぶんぶん前後に振ったり、だらり力を抜いた状態でぶらぶら振ったり、骨がなくなった風に意識してタコ気分で振ったりもしています。
それなりに、ああ、肩が凝っているなとか、焦りが生じているなといった発見がございます。
ただ、ぶらんと腕が触れないのに、どうして落ち着いて仕事や勉強ができるのか、というわけでありまして、本当は落ち着いていない自分を知るわけでございます。
方法やノウハウはたくさん世に流布されていますが、わたくしたちは機械ではありませんから、そっくりそのままにはできないものでございます。
微調整が加わって、それらは真の効果を発揮するかと存じます。
そして、この微調整こそが、わたくしたちの手腕を発揮できる場所なのでございます。
そのままでできないのであれば、自分が出来るようにすればよいだけの話。
微調整という工夫あって完結することを、実感してほしく存じます。
逆にいうと、工夫を加える方が、そのままよりも遥かに楽なのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年6月6日 11:41 AM |
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愛が育まれるのは、いったい何時なのでありましょう。
一緒にいるときでしょうか。それは、育まれるというよりかは、深まるというほうが適切かと存じます。
愛が育まれるのは、互いに離れているときでございます。
いつもべたべたするのもよいかと存じます。しかし、それだけでは、愛は育たないものでございます。
お見合いと自由恋愛では、どちらが離婚が多いかといいますと、意外なことに、後者の自由恋愛でございます。
これは、江戸時代のお話しでございますが、江戸の下町では、見合い結婚ではなく恋愛によって一緒になるのが主流でありました。
しかし、その分、離婚も多かったと申します。
逆に、お見合いの方がお互いがわからない分、間を取ります。
そのため遠慮して互いに労わりあうのか、婚姻関係が長続きするのでございます。
結婚で夫婦となるわけではなく、労わりあって夫婦になるのでございます。
愛とは育てない限り、長くは続かないのでございます。
この点に、恋と愛の大いなる幻想があるものと考える次第でございます。
さて、またまた、話の大転換となりますが、お勉強の間についてでございます。
独学では、基本的に持続を旨に勉強していきます。
3日坊主という言がございます。3日だけ、がんばりにがんばっても、意味はないという立場に立つものでございます。
3日だけやって、どれほどのものが身に付くか、疑問に思うものでございます。
3日だけがんばってそれ以降はお勉強をしなくなると、まず、その3日がんばったことも雲散霧消することでありましょう。
短期間だけがんばって効果があるのは、一夜漬けか直前期くらいでございます。
それ以外のときでは、継続を意識したお勉強にしなければいけないのでございます。
ですから、毎日、短い時間でも机の前に座ることを推奨しているのでございます。
しかし、ときに、お勉強から距離が生まれることもあるかと存じます。
やはり、人間ですから、飽きてしまいこともあることでしょう。
とはいえ、普通にコツコツやって勉強に空きが生まれることは、それほど気にすることはないかと思います。
一病息災といいますように、多少の間があったほうが、お勉強も長続きするものでございます。
実は、勉強と勉強の合間に進歩がございます。
これまで勉強したことは、この合間に整理・熟成されて、実力に転化するものでございます。
まじめな人ほど、お勉強の中断をくよくよなさいますが、そうでもない場合があることを、頭の片隅にでも置いていただければと存じます。
なお、単なるサボリでは、この現象がおきませんので、あしからずでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年6月4日 11:51 AM |
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