独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

勝ち負け

試験勉強では、あまり勝ち負けを求めないことが肝心でございます。
というのも、勝ち負けを気にすると、ひどく疲れるからでございます。
いや、もっと正確にいえば、「消耗」するからでございます。
テキストを読むたびに、問題集を解くごとに、(これで勝てるか?)と自問していては、疲れるばかりでございましょう。
ため息の数だけ、たましいが薄まっていくとお考えください。
本当に月に2回か3回くらい、当月のお勉強の進捗を振り返ってみて、あーだこーだとドーナツを頬張りながら思いをめぐらせればよいだけでございます。
毎日毎日、自分のやり方を振り返るのは時間の無駄ですし、実力というのは時間が経過して初めてわかるもので、昨日やったことの効果を確かめようとしても、すこしく無理のある話しでございます。
毎日振り返るのは、己の立ち居振る舞いのチェックくらいでございます。これは、毎日研究する価値がございます。
お勉強とは、持久戦でございます。持久戦では、過度に疲れた方が負けるのでございます。
また、勝ち負けなんて考えたところで、実力の向上には何ひとつ貢献しないのでございます。
勝つ意欲は心に留めておいて、頭はごくクールにして、目の前のこなしていくことが大切でございます。
勝ち負けを考え出すと、どうしても、否定が頭をもたげてきます。
だいたい、調子のいいときなどは勝ち負けなどは気にならないのでございます。
不調であるから勝ち負けを気にするのでございます。もちろんのこと、不調の状態にあれば、今のお勉強を否定しがちになります。
基本的に、独学は今を否定しないものでございます。
今を否定したといって、何か生まれるわけではありません。余計に不安感が生じるのみでございます。
否定や不安は、それはそうとして置いておいて、これは個人的な言い方ですが、不安や否定は括弧がけをして、新たに他の可能性を開拓することが肝心かと存じます。
否定に否定を重ねるたびに、不安はますます増していきますから、それで余計に疲れます。
勝ち負けを気にすることが否定を呼び、否定が不安を呼び覚まし、結果、無駄なところにエネルギーが向かってさらに、今のお勉強に支障が生じるというわけでございます。
勝ち負けなど、できるだけ意識に登らせないことが肝要なのでございます。
やることさえ、ちゃんとやれば大概の試験は合格できるようになってございます。
勝ち負けを意識する時間があるのなら、目の前のことに尽力すべきでございます。
それ以外のときは、焦らずこつこつとひも解いていくのがよいのでございます。

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地力をつける

お勉強というのは、基本的に持久戦でございます。
今日12時間勉強したとしても、次の日にまったく何もしなければ、あっという間にその12時間分の勉強は、忘却の井戸に吸い込まれていきます。
ならば、12時間という過度の学習よりは、数日間の3時間づつに分けてお勉強を続けたほうが、賢明なのでございます。
いっきにやらないことが、独学のコツでございます。
一気にやってもいいのは、本当に本試験前の直前期あたりでございまして、それ以外の時には、根を詰めることは自分の首を絞めるようなものとお考えくださればと存じます。
過度に根を詰めてやらないといけないときでも、できるだけやるべきことを小分けして、隙間時間でこなしていく方がよいのでございます。
日々の勉強では、地力をつけることを意識してほしく存じます。
少しづつでもよいので、毎日のお勉強の量と質をあげていってほしいのでございます。
毎日5ページ読むのであれば、もう1ページ追加で読んでみる。
お勉強が終わった後でも、問題集の何問かを解き直してみる。
もう1個だけ語句を頭に叩き込んでみる。
などなどと、つまみ食いの要領で、お勉強にもう一口を付け足していってほしいのでございます。
これならば、過度のお勉強にならず地力をつけていくことができます。
結局、無理して背伸びをしたお勉強では、実力に転化する前に、お勉強自体が放棄される危惧の方が大きいのでございます。
それならば、少しでも自分の力を蓄えられるお勉強の方が、着実に合格に近づけるものでございます。
独学の良さは、自分でペースを変えられる点にございます。
じょじょに自分の力をつけられるのが、独学なのでございます。
わたしたちには、わたしたち固有の可能性がございます。それを上手に刺激できるのは、自分自身だけでございます。
過度のお勉強がその可能性を断ち切ってしまうかもしれません。
一生懸命がんばるのも結構ではありますが、これが続くかどうか、続けられるかどうか、続けられるようになるかどうかまで、お考えくださればと存じます。
お勉強をしていけば、成長はございます。成長した自分を思いながら、日々のお勉強に取り組んでいただけたらと存じます。
もちろん、成長すれば今以上に、多くのこと・難しいことができるようになります。
焦ることは、何もないのでございます。

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腕振り体操効果報告−29

さて、本日のススメは恒例となりました、腕振り体操についての雑記でございます。
腕振りを始めてはや、半年以上となりました。体調がいいので、食べ過ぎて呑み過ぎて太ったこと以外は、実に順調でございます。
手軽で効果のある健康法を探しておられる方は、ぜひ、実践くださればと存じます。
さて、今週、腕振りをして気づいたのは、しばらく続けてみることの大切さでございます。
急激な変化や激変というのは、そうないものでございます。
また、劇薬は薬効があるにせよ、副作用が大きいからこそ、取り扱いが難しいのでございます。
しかし、毎日少しづつ続けてみる、というのは、それほど困難ではございません。
いや、そんなことはない!という人もおられるかと思いますが、こうした人は短兵急に結果を求めすぎなのでございます。
やってみてすぐに効果が出ないと気が済まない人は、多くのことを損しているかと存じます。
育ててみれば、続けてみれば、実になったかもしれないものを、葉っぱの段階で放棄しているのと同じだからでございます。
新しいことをするときは、まずは続けてみて、自分の変化に意識を集中することでございます。
何かしら変化があれば、それに光を当てて観察してみます。日記に書くのもよいでしょう。
しばらく続けて何の変化にも気づかなければ、それは縁なき物であったといえるでしょう。
しかし、多少でもよい変化があるのなら、どんどん工夫を加えて磨きをかけることでございます。
わたくしが続けている腕振り体操でございますが、最近では毎日100回前後で落ち着いております。
朝に振っておくと、やはり1日あたりの疲労度が異なります。
しかし、毎日同じようにやっていると飽きるので、適当な差異を設けてございます。
たとえば、勢いよく、ぶんぶん前後に振ったり、だらり力を抜いた状態でぶらぶら振ったり、骨がなくなった風に意識してタコ気分で振ったりもしています。
それなりに、ああ、肩が凝っているなとか、焦りが生じているなといった発見がございます。
ただ、ぶらんと腕が触れないのに、どうして落ち着いて仕事や勉強ができるのか、というわけでありまして、本当は落ち着いていない自分を知るわけでございます。
方法やノウハウはたくさん世に流布されていますが、わたくしたちは機械ではありませんから、そっくりそのままにはできないものでございます。
微調整が加わって、それらは真の効果を発揮するかと存じます。
そして、この微調整こそが、わたくしたちの手腕を発揮できる場所なのでございます。
そのままでできないのであれば、自分が出来るようにすればよいだけの話。
微調整という工夫あって完結することを、実感してほしく存じます。
逆にいうと、工夫を加える方が、そのままよりも遥かに楽なのでございます。

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