記憶は、実に個人差がございます。憶えるか憶えないかは、千差万別。
ある人には、すらすら憶えられるものでも、自分にはとても無理な場合がございます。
逆に、自分はさしたる苦労もなく記憶したことが、他の人にとっては難しいことも多々あるのでございます。
記憶がよい・悪いというのは、相対的なものでありまして、全般を通してみれば、だいたい似たり寄ったりなのでございます。
(しっかり憶えてそうだ)と見える人でも、実は、そこだけをしっかり憶えていたということが多く、その他はボロボロであったりするのでございます。
皆、耳目はふたつ、鼻口はひとつのわたくしたちでございます。
どうして、記憶力だけが大きく異なることでありましょう。
めくそはなくそくらいの違いと思えば、気も楽になるのでございます。
ほとんどの人が、記憶には手こずり、暗記には四苦八苦しているのでございます。
ほんとうに宝くじに当たるくらいの確率で記憶力のよい人もございますが、そんな人は例外と思って、単単をお勉強を重ねるのが、最も効率がよいのでございます。
基本的に、「憶えられないものはない」のでございます。
どんなことでも、どんなものでも、憶えることは可能でございます。
ただ、憶える時間差や記憶になるまでの労力が異なるだけでございます。
ですから、長期戦になることを覚悟して、最後までやってやるぞと決意すれば、憶えられないことなどないのでございます。
どうしても忘れてしまうことや憶えられないものは、長期戦を覚悟して、淡々と何回も目を通すことでございます。
お勧めは、夜に寝る前に目を通すことでございます。
気負っても焦ってもいけません。また、欲張って過大な量を見てはいけません。
言葉として変ですが、厳選に厳選を重ね、吟味に吟味をした、「ベストオブ憶えられない」をひとつかふたつピックアップして、寝る前に目を通すことでございます。
この目通しは、機械的にやることをお勧めします。ざっと見て終わる程度でようございます。
3週間、機械的に見ていけば、まず記憶に残るかと存じます。
機械的に記憶に残すには、少量を機械的にこなすことでございます。
クリアファイルやビニルシートを活用すれば、長期の目通しもスムーズでございます。
やり方はいくらでもあることを、ご理解頂ければと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年5月12日 10:50 AM |
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さて、本日のススメは、恒例となりました腕振り体操についての雑文でございます。
お耳汚しの程を、ご了承いただきたく存じます。
さて、心身という言葉を考えたいと思います。
この心身という言葉ができあがったのは、心と身体は独立したものではなく、互いに密接しているからだと考えるのでございます。
最近になってわかったのでありますが、人間というのは、心と身体の両者がほどよく疲れていないと、熟睡できないのではないかと考える次第でございます。
たとえば、心労の状態にあるのなら、身体を動かしてほどよく身体疲労を享受した方が、よく眠れるものでございます。
また、身体を酷使する人であれば、難しい御本を読んだり、テキストや問題集と格闘したほうが、よく眠れることでありましょう。
逆にいうのなら、心と身体がほどよく疲れていないと、よく眠れないといえるのでございます。
わたくしたちは、「疲れる」「疲れた」と考えはします。
しかし、「疲れさす」という発想は少ないかと存じます。
わたくしは、最近、よく寝るためには遭えて「疲れさす」必要があるのではないかと思うのでございます。
寝ても疲れが取れないという方はおられるかと存じます。
寝ても寝た気がしない方もおられることでしょう。
それは、おそらく、身体だけ、または、心だけ、頭だけを酷使しているからではないかと考えるのでございます。
お勉強というのは、やはり、頭を酷使するものでございます。
また、仕事や日常生活のいやなことを乗り越えてお勉強に取り組むわけでありますから、さらに心も疲弊しがちでございます。もちろん、お勉強のストレスもございましょう。
多くの人が、頭と心はよく使っていて、疲労しているものと存じます。
しかし、身体は、それほど疲れてはいないのでございます。(ああ、疲れた)と思っても、身体を動かすのは億劫なだけで、泥にはまったかのように動かないわけではありません。
やはり、身体は疲れていない証拠なのでございます。
人為的に疲れさせるのが、腕振り体操のメリットかと存じます。
なんだか疲れているのに寝付けないというのは、身体があまり疲れていないのであります。
寝る前の数百回で、人為的に身体を疲れさせてほしく存じます。
ころっと寝入りにつけるようになるかと存じます。
快眠の心地よさはすぐにわかります。
ばりばりと疲労を抜いて、お勉強に励んでほしく存じます。
お勉強の調子が悪いとき、良くないときには、ご自身の健康状態に意を払ってみてはとご助言する次第でございます。
頭に問題があるのではなく、身体に問題があるときが多いのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年5月9日 10:44 AM |
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ときには、日々のお勉強で、不安になることもあるでしょう。
そうしたときは、「これで勝てるか」と自問してみることでございます。
迷ったとき、困ったときには、ウダウダと原因を考えるよりも、「勝てるのか」という観点で、身を省みることを推奨するのでございます。
たとえば、テキストや問題集の購入時でございます。
わたしたち独学者が必要としているのは、単なる解説書や説明本ではなく、試験に勝つために編集された教材です。
本屋さんで教材を手にしたときには、「これで勝てるか」と自問してみましょう。
「勝」を意識することで、より具体的に明白に事態が把握できるのでございます。
手の中にある教材も、勝ちを意識すると、本当に自分にとっての使い勝手や内容に踏み込んでいけるのでございます。
試験勉強において、ときどき、良いか悪いかで考える人がございますが、これではいけません。
良いか悪いかは、ころころ変わってしまうからでございます。
しかも、良いか悪いかは、あまりに茫漠としているので、たくさん考えた割に考えはまとまらず、突破口やうまい工夫を思いつかないのでございます。
まさに、エネルギーとカロリーと酸素と時間の無駄でございます。
良し悪しを考えてみても、建設的なものは生まれないのが、その実情でございます。
良し悪しは、ちょとばかりの間、誰か他の人に任せておけばよいのでございます。
わたくしたちは、より具体的な「勝ち」を念頭に置くことでございます。
「これでいいのか?」と考え出すと、なにか底なしの沼に入り込みそうな感じですが、「勝てんのか!」という切り口で見ていくと、己の至らぬ点や不十分な点が見えてくるものでございます。
「これでは勝てない!」とはっきり意識できれば、儲けものでございます。それこそ、奮起のきっかけになるのでございます。
試験勉強というのは、結局のところ、勝たねば終わらないのでございます。
知識や教養を得たいのであれば、読書等で十分、割に合うものでございます。
しかし、わたくしたちは試験勉強をしております。
「やるからには、勝つ!」
このような気持ちで、緊張は緩みがち、怠惰になりがちな連休明けに活を入れてくださればと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年5月8日 11:37 AM |
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