独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

情報生活

基本的に、独学も情報戦でございます。
良い情報をいくら集めたかで、合否が決まります。
試験勉強の過程も、情報の質によって変わってきます。
悪い情報でも、最終的に合格はできるかもしれませんが、劣化した情報ばかりでは、無駄な時間と労力を大いに払うことでしょう。
たとえば、ダメテキストやダメ問題集の弊害を思い起こしてくださればと存じます。
誤字脱字だらけ、試験範囲の逸脱、余分・余計の多いテキストでお勉強をすれば、余計にこんがらがるだけでございます。
ダメ問題集での問題演習では、試験に出そうもないことに時間を費やす羽目に至ります。
良質の教材を探すことが、まずは、独学の第一歩であることを、ご理解くださればと存じます。
さて、では、良質かどうかをどうやって見抜くかということが問題になります。
良質の教材は、試験内容や傾向によって変わってきますので、上位の概念たる「良い情報」と「悪い情報」を考えて見たいと思います。
良い情報というのは、それさえあれば、トータルの情報量が減っていく情報でございます。
たとえば、優れた小説10冊を念頭においてくださればと存じます。
名著と呼ばれる良質の小説を読むと、ぶちゃけいうと、その他の小説が必要なくなるものでございます。
確かに、ほかに優れた小説もあるかもしれませんが、正直な話、それを探して情報の大海で彷徨うよりも、人のつてや本との縁を大事にするほうが、無駄に時間と労力を労することもないでしょう。
我々は編集の立場にはないのですから、良いもの・完成されたものだけを求めればよいわけでございます。
このように、良質な小説のごとく、良い情報は悪い情報を寄せ付けない、または、敢えて追い求めなくてもよくなるのでございます。
小説という分野の情報であれば、良書10冊あれば、それ以上はなかなかに、情報量が増えなくなるのでございます。
独学では、使用するテキストは1冊に決めて、使い倒します。
これは、テキストという分野の情報を増やさないためでございます。ですから、しっかり良質なテキストを選ぶことが、独学では大切なのでございます。
反面、悪い情報というのは、それを入手した時点で、次から次へと情報量が増していきます。
次から次へと調査・検証しなくてはならないものが増え、混乱の度が増す情報が、悪い情報でございます。
ダメテキストなどは、顕著な例でありまして、使えば必ず買い直さなければいけません。
そのため、テキストという分野の情報は2冊分となり、良質の倍となるわけでございます。
同じ効果を得るために、労力が余分にかかったわけでございます。
お勉強においては、悪い情報に徹底的に目を光らせて、乗らないようにしていただきたく存じます。
行き先とは逆の電車に乗らないように、気をつけてください。

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負荷のかけ方

負荷というのは、受け手の状態でいくらでも変わるのでございます。
たとえば、適当に強度5の負荷があるとします。
調子の良いときは、蚊が指したようにへっちゃらでありましょう。
通常の状態であれば、まあ、こなすことができましょう。
しかし、不調のときであれば、ヘビー級ボクサーのボディブロウのように効いてくるのでございます。
いつもなら凌げるものでも、ノックダウンされることもあるのでございます。
負荷が同じ強度でありながら、自分の状態如何によっては、大きく影響が異なることを、ご理解頂ければと存じます。
負荷をかけるTPOを、今一度、振り返っていただきたく存じます。
アルコールのように、体調によって酔い方の度合いが異なるのと同じでございます。
基本的に、お勉強中は楽観的に、準備や計画を立てているときは悲観的に、でございます。
お勉強中に悲観的になっても、落ち込むばかりでございます。
間違いや失敗にくよくよするよりかは、次がある、大丈夫だ、気にしない、ま、次はできるだろうという風に、楽観的に朗らかに見ておけばよいのでございます。
お勉強中は、「勉強」という負荷がもうすでにかかっているのですから、適当に軽く見ていくのでございます。
逆に、学習計画や予定を作成しているときは、打って変わって、悲観的に見なければいけません。
少しでも不安のあるところは復習計画に落とし込み、ペースが遅れ勝ちであれば、日々の勉強量を3割4割増やします。
これまでの学習を慎重に、細かく振り返って、今後の学習計画を練っていかねばなりません。
大きく負荷をかけないと、スカスカの中身のない計画が出来上がるばかりなのでございます。
中身のない計画を100も200も立てても、何の実効性もありません。
負荷のかけ方を、お間違えのないようにしていただきたく存じます。
お勉強中の悲観は、学習放棄の原因でございます。テンションの下がること、この上ありません。ですから、負荷をかけないように、軽やか考えます。
計画中に楽観的なのは、破綻の最たる要因でございます。己を甘くしてはなりません。ですから、負荷をかけて、真剣に重苦しく考えるのでございます。
もし、楽観・悲観の使い方を間違っているようならば、ひっくり返していただきたく存じます。

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引っかかっておく

謙譲の精神は大切でございます。譲り合いは、日常生活の潤滑油でございます。
人間関係でギスギスしたときは、謙譲の精神を思い起こしてくださればと存じます。
譲ってしまえばいいのでございます。先に行ってもらうからこそ、自分が安全な道を進めるのでございます。
危険なことはほかの人に味わってもらえばよろしい、そんな自己保身も謙譲には幾分か含まれていることをご理解頂ければと存じます。
レディファーストとはよく言ったものでございます。
さてさて、お勉強においては、先取りがコツとなってございます。
危ないことや痛い目は、日々の試験勉強から味わっておこうという塩梅でございます。
最も大事な本試験で、致命的な一撃を食らってあたふたするよりかは、日々の勉強で味わっておくほうが賢明でございます。
傷の直りが速いし、それに、ミスや失敗は本試験までにいくらでも取り戻すことができます。
まあ、直前期あたりから、間違わない、ミスをしないことに気をつけれて行けばよろしいでしょう。
ですから、それまでは、これでもかというほど、失敗や過ち、間違いを経験しておき、痛い目の耐性を練り上げておくのでございます。
ま、こんな愚かな人はいないかとは思いますが、念のためにいいますと、底が抜けたように、間違いを連発すればよいというわけではありません。
日々のお勉強でも、しっかりと間違えを質しますし、わからないことへの理解を試みます。
間違えてもよい、というのは、後のケアがあってこそのお話でございます。
ただ、単純に間違えればよいというのではないので、愚かな真似を犯さないようにして頂きたく存じます。馬鹿の勧めでは、決してございません。
日々にお勉強での、ミスや失敗は、先々でのお勉強でのミス群を先取りしているだけでございます。
あとでやらなければいけないこと、味わわなければいけないことを、今、済ませているだけでございます。
ですから、それほど気に病む必要もございません。
どんどん間違って、手を入れていけばよいのでございます。
自分が失敗したことやミスしたことは、軽くてよいのでちょこちょことメモ書きをしておきましょう。あとあと見直したときに活きてきます。
日々のお勉強では、変にミスや失敗を避けるよりも、自ら引っかかっておいたほうが、本番に強くなります。
何度もいっておりますが、本試験の日さえ、凌げればよいのが試験勉強でございます。
試しにミスっておくかな、くらいの心持ちでよいのでございます。

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