人は考える葦と申します。
しかし、中には極端に考える人もございますし、あれこれと余分なことまで考える人もおられます。
しかしながら、まず、知っておいてほしいのは、因果関係のはっきりしたものは、それほど数は多くないという事実でございます。
なにから何まで、原因を求める人がおりますが、その労の半分は徒労でございます。
たとえば、あなたが昨日覚えたことをすっかり忘れているのは、単に忘れただけで、その他に原因やら要因といわれれるものは無いものでございます。
成績が落ちたり、模試の結果が悪いのは、単に勉強が不足していたり、内実の伴っていない勉強をしてきたというシンプルな理由のみがあるだけで、○○をしたからよくなかったといった原因探しをする必要は無いのでございます。
すべてのものに意味があるかもしれませんが、そんなものの大半はほっておけばよいものでございます。
何かにつけて因果を求めようとするのは、自分から深く悩むようなものでございます。
そして、論理的に飛躍したり、超越した理屈を練り上げて、ますます、問題の根が深まっていくのでございます。
難しくて複雑で、実に細かいことで問題の解決は図られません。大体のことは、簡単でシンプルなことをすれば、好転するものでございます。
快食とよいお通じ、運動と睡眠、適度な飲酒と甘いものを守れば、大概健康でございます。ウイルスか何かに感染しない限り、天寿をまっとうできるものでございます。
お勉強も同様でございまして、できない理由、憶えられない理由を深くは考えないようにしてほしく存じます。
深く考えようとも、原因と結果はよっぽどのことが無い限り、変わりません。
成績が悪いのは、単に勉強量と勉強時間が不足しているだけです。(キッパリ)
全然憶えられないんです、という人の0.数パーセントは、脳に疾患や海馬に損傷があって、憶えられないかもしれませんが、大半の人はそうではありません。
単に、憶える意欲と作業が不足しているのみでございます。
成績の悪さに、頭の良し悪しも性格も、これまでの生き方も関係ありません。
真の問題解決は、単純でシンプルなものの中にございます。
難しく考えることは、解決から遠ざかっているとお考えくださいまし。
難解なダイエット理論に右往左往するよりも、お菓子と飲酒とコーラを控えれば、ほとんどの人はやせるものでございます。
お勉強も同様の理でございます。シンプルに単純な方向にお考えください。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年7月28日 11:02 AM |
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本日のススメは、恒例となりました腕振りについての雑文でございます。お目汚しの程、お願い致します。
さて、わたくし、先日衝動買いをしたものがございます。それは、座布団でございます。
もちろん、普通の座布団ではありません。説明書きを読んでみると、弾力性の優れた低反発座布団とのことでございます。
お菓子に財布の糸目はつけないが、それ以外のものには徹底した吝嗇家のわたくしが、なぜ、この低反発座布団を衝動買いをしたのかといいますと、夏の枕にいいかもと考えた次第でございます。
最近のススメで、暑い日は「頭を冷やす」ことが大切であると、自説を開陳してまいりました。
やはり、頭を保冷材で冷やすと体感温度が全く違うのでございます。
保冷材を挟み込んだヘアバンドを取ると、途端に体中から汗が吹き出てまいります。
再度、保冷材付きのヘアバンドを装着すると、不思議なことに汗も引き、実に涼しく感じるのでございます。
この方法による涼なら、わざわざクーラーをつける間でもないと考えております。
いうならば、頭だけを冷やせば十分に涼しくなるのであるから、部屋全体の空気は元より、お腹や腕や背中や脚部を冷やす必要はないというわけでございます。
逆にいえば、いかにクーラーが無駄なところを冷やしているかというわけでございます。
さて、低反発座布団の話に戻りたく思います。
この低反発座布団を夏の枕にしようと思い立ったのは、その柔軟なへこみ具合でございます。
力をかける部分のみが、じゅわっとへこむのでございます。
これが何を意味するかといいますと、大き目の保冷材(氷嚢)が置けるというわけでございます。
普通の枕や座布団ではこうはいかないのでございます。
何か違和感があって、保冷材枕計画は頓挫したのでございます。
しかし、この低反発座布団であれば!?と期待して、座布団の上にタオルで巻いた保冷材を置いて寝てみたところ、実に快適であったことをここに証言したく存じます。
本当に涼しく眠れました。汗のかき方が全然違います!
これまでの暑さの寝苦しさが馬鹿らしく思えたしだいでございます。これなら寝れる!
実はわたくし、寝るときの扇風機でさえ嫌いでして、暑くて寝付けないから無理やりにつけておりました。
この低反発座布団の保冷材枕にすることで、弱風でも十分、寝つけられるようになりました。
頭ひとつの温度差で、ここまで睡眠の入りも質も変わってくるのかと仰天した次第でございます。
さてさて、終盤に至って、強引に腕振りにつなげたく存じます。
気分を変えると申しますが、これはわたくし、頭(脳)の状態を変えることと考えております。
低反発座布団保冷材枕で頭を冷やして寝ることが、あれほど体感温度を変えるとは思いもよりませんでした。
腕振りを100回から200回、5分程度やっておりますと、だんだんと頭が無念無想の状態になってまいります。
頭を何も考えない状態にすることで、もやもやした頭がすっきりするかと存じます。
頭の状態ひとつで、お勉強へのやる気も能率も変わってきます。
お勉強で頭を酷使したのであれば、腕振りで人為的に頭の状態を変えてくださればと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年7月25日 11:12 AM |
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本格的な夏の到来でございます。厳しい暑さに、へべれけになっている方も多いかと存じます。
本日のススメも、暑いさなかでのお勉強の注意点を見ていきたく存じます。
基本的に、お勉強の進め方に寒暖は関係ございません。大事なのは、お勉強に持っていく体調作り、環境作りでございます。
暑くなってくると、否が応にも汗をかきます。
汗をかくのは気化熱をもって体温を下げるのでございますが、この汗の成分が曲者なのでございます。
汗というのは、皆様もご存知のとおり、しょっぱいものでございます。
つまりは、汗をかけばかくほど、身体の中からしょっぱい成分が出て行っているのでございます。
夏の暑いさなかでは、水分補給をやかましく言われますが、塩っ気の補給も大切でございます。
血圧を気にして、減塩の食事をしている方は、特に気をつけていただきたく存じます。
そして、水をたくさん飲む健康法をとっている方も、塩っ気をとることを留意してください。
普段の季節より2割から3割は、塩っ気を効かした味付けでよろしいかと存じます。
というのも、汗をかく分、多くの塩っ気を必要とするからでございます。
血液の塩分濃度が下がると倍は疲れますし、塩分濃度を下がったままにしておくと、不足したミネラルを補うために、骨を溶かしてでも、濃度を維持すると申します。
ほんとうに減塩+水療法を取っている方は、要注意です。健康に気をつけているのが、逆に身体を壊しかねません。
ラグビーで鍛え上げた成年男子でも、血液中の塩分が不足すると、あっというまにぶっ倒れます。ばたーんと地響きを立ててぶっ倒れます。日陰に運ぶのも一苦労でございます。
お食事には、多少塩っ気の強いものを一品は、入れておいてほしく存じます。
どうせ、汗で排出されるのですから、多めにとってもそれほど健康への被害はないかと存じます。
個人的には、塩分強めで血圧が高くなるよりも、血液中の塩分濃度の低下が健康を害するかと存じます。
なお、ここでいう塩っ気とは、にがり成分を多く含んだ、天然塩・自然塩のことでございます。
塩化ナトリウム99%の食塩ではないのでご注意ください。
汗をかくと、マグネシウムやカリウムといったミネラルも身体から出て行ってしまうので、食塩では必須ミネラルの補給がおっつかないのでございます。
安い食塩は避けて、きちんと裏の表記を見て、にがり成分の入った塩をお買い上げくださいまし。
食べ物も痛む季節柄。健康と衛生の面からも、塩っ気の強い生活を推奨いたします。
さすがにピルケースに塩を詰めて持ち歩くわけには行かないので、朝ごはんのときにちょっとお塩と黒ゴマをご飯やパンに振りかけたり、夕食のおひたしにでも、ぱらっとお塩を振ればよいかと思います。
また、汗だくになって家に帰ってきたときなどは、ちょっとだけ、塩をなめてみてください。
身体のだるさが、一気に回復するのが実感できるかと存じます。
お勉強への体調作りを、しっかりと採ってくださいまし。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年7月24日 10:15 AM |
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