| カテゴリー: 過去のススメ |
独学では、別段に落ち込むこともないし、格別に調子の乗る必要のないのでございます。
たんたんと、目の前のことをこなしていけばよい話でございます。
模試その他の成績が振るわなくても結構でございます。
それが本試験で出なかったことを幸運に思い、穴を埋めていけばよい話でございます。
全く、気落ちする必要はございません。
逆に、成績や点数、合格判定がよかったからといって、過度に喜んだり当てにしてはいけません。
そのテストは本試験ではありませんし、本試験と被る問題など、1問か2問あるかないかでございます。
うどん選手権で好成績をとったそば職人のようなものでございまして、基本的に別物とお考え下さればと存じます。
模試の結果を当てにすることほど危険なことはありません。逆にいうなら、利敵行為になるものはありません。
成績の悪かった人は、必ず、その間違いを質して本試験に臨むことでしょう。
本試験のとき、隣の席に座る人はそういう人かもしれないのでございます。
合格証書を手に入れるまでは油断は禁物。
試験の優位不利などは紙一重、使い古したシャツのようにぺらぺらなものでございます。
結局のところ、自分ではうまくいっている、なかなか好調であると思っていても、あとから見れば、得てしてそれが失敗であったことは、実に多いのでございます。
隣で寝ている人の顔をまじまじと眺めてみれば、いっそう理解が深まるかと存じます。
今できなかった人は、次があると思えばよいのでございます。
今できている人は、次はないと思えばよいのでございます。
過度の落ち込みは疲れます。天上の喜びも、これまた疲れます。
起伏なく、目の前を淡々とこなすことが、実は疲れない作業でございます。
ちょっと先に視点を移して、現状を省みてくださればと存じます。
絶好調のときでも、こいつは先々やばいな、と思うかもしれませんし、絶不調であっても、こういうことは何回もあったなあ、と思えば気も和らぎます。
あとから振り返れば、今このときはそれほど悪くもないし、良くもないものでございます。
現状に拘泥してしまっている人は、「あとから見れば」の観点を活用してみてほしく存じます。
良いも悪いも
2008年7月31日 9:55 AM
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