| カテゴリー: 過去のススメ |
基本的に、続けること、継続することが大切でございます。
どんなに優れた素質や才能があっても、続けなければ目は開かないものでございます。
もし、イチローが三日で野球を止めていたら、その才能は開花しなかったことでありましょう。
とりあえず続けること、これが上達や習得の近道なのでございます。
とはいえ、何でもかんでも、愚直に続けても仕方がないのは自明の理でございます。
まず、状況が悪化したら続けることを止めることでございます。
たとえば、頭痛がする、吐き気がする、身体の節々が痛くなるといった完全な忌避反応が出たら、止めます。
こうした反応があるだけで、それは良くはないのでございます。無理して続けることもございません。
おそらく、プラスのメリットや維持やプライドが邪魔をして、あと少々続けることもありましょうが、結果的に痛い目に遭うだけでございます。
良いこととは、即効性がございます。すぐに効き目や、効きそう!という予感がございます。
良い酒は一口でわかりますし、良いケーキは口に含めただけで、上質のバターと小麦と砂糖を感じるものでございます。
漢方薬は続けなければ真の薬効が出ないと申しますが、やはり、良いものを飲むとその日の身体は爽快でございます。
飲んでも何も感じない、爽快さどころか不快な気分になるというのは、やはり、合わない種の漢方でありまして、最終的には効かずに、他の薬に変わるのでございます。
比較して状況が悪化しているなら、いま続けていることがその最たる原因でございます。
即断におやめくださるか、あるラインを引いて、ここまで悪化したら止めるといった基準をお作りになさるが良いかと思います。
端的にいえば、ダメなものはダメなのでございます。
さて、悪化に比べれると、それほど影響はないのですが、続けていても変化がないことは、ちょっとだけ止めることをお勧めいたします。
かつては効き目があったのだが、今はもうなくなった、といったことも、含めていただきたく存じます。
間を取る、といってもよいでしょう。
効き目が薄くなったらそれからは距離を取り、他の物を試してみることでございます。男女関係の如しでございます。
基本的に、独学というのは試行錯誤の連続でございます。
いうならば、自分のうまくいく方法を追及する活動といってもよいでしょう。
独学には、方法論という形式ばったものはないのでございます。
個々人のやりやすいようにするだけが、理屈といえば理屈でございます。
しかし、我慢強いといいますか、忍耐力があるといいますか、うまくもいかない方法に固執する人が多々おられるのでございます。
試行錯誤とは、試してみてうまくいかないならやらない、うまくいけばやってみることでございます。
石の上にも3年といいますが、3年間石の上に座るにも、体重のかけ方から座り方、その間の暇つぶしの方法など、いろいろと工夫する余地はあるかと思います。
合格へのアプローチは合格者の数だけございます。
職業、社会的地位、性格に性質、そのほか体重によって、自分のうまく行く方法や手順は異なります。それを模索するのが大切でございます。
魚より、魚の釣り方を学ぶのが独学なのでございます。
良いか試して
2008年8月4日 9:15 AM
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