独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

ざっと記憶

基本的に、お勉強はコツコツ型で進めて行きます。
見慣れぬ用語や語句、言い回しは、時間をかけて何度も見直さないと、記憶には残っていかないものでございます。
焦って大量に憶えようとしても、憶える端から忘れていくだけでございます。
少量づつを、コツコツと消化していく方が、最終的には多くのことを憶えられます。
とはいえ、このコツコツ型は、試験勉強の序盤や中盤にかけて最適な方法でございます。
試験の終盤や直前期ともなれば、このコツコツ型と平行して、ざっと型の記憶方法をお試しくださればと存じます。
ざっと記憶とは、その名の通り、ざっと見直して記憶を新たにする憶え方でございます。
この憶え方の前提には、ある程度の記憶が蓄積されていることが必要でございます。
ざっと見直すので、あまりに記憶の抜け落ちや知識が不足していれば、見直し自体ができないからでございます。
ある程度知識や記憶が蓄えられてきたら、ざっと記憶の出番でございます。
さて、ざっと記憶のやり方は、兎に角、多くのこと(情報)を頭に送ることでございます。
たとえば、テキストの速読が代表的なやり方でございます。
ざっざっとテキストに目を通していき、どんどんと頭に憶えるべきこと、憶えたことを入れていきます。
速読のコツは、途中で止まらないことでございます。多少わからないところがあっても、どんどん読み進めます。ま、そうしたページには付箋でもはさんでおきましょう。
速読の合間に忘れたことや曖昧なところを発見する度に、メモに書き留めておきます。もちろんのこと、細切れ時間で再記憶をするためでございます。
要領としては、テキストの50ページから100ページあたりの速読が、1回あたりの適量かと存じます。
このくらいの量を読んでいけば、憶えていたことはより強固になり、忘れかけていたことは新たになり、忘れてしまったものは要復習と判明します。あとは、要復習事項をピンポイントに消化していくだけでございます。
ただ、あまりにも忘れていたりしていれば、総やり直しですから、テキストの精読や問題集での集中演習等を行ってケアいたします。
コツコツでは少量を丹念に憶えていくやり方でしたが、ざっとでは、大量に大雑把に憶えていく方法でございます。
復習が大量になってくる直前期では、ざっと見直して記憶を新たにして、忘れそうなところをコツコツ型できっちりおさえていけば、時間の有効利用になるかと存じます。

(さらに…)

暑さと塩

お勉強の大敵は何かと申しますと、暑さでございます。
頭脳労働の天敵は、暑さでございます。
わたくしの最近の朝の日課は、ウェザーニュース(http://weathernews.jp/)で、今日1日の温度を確認することとなっております。
はっきりいいますと、体温を超える日は、がくんとお勉強の能率は落ち込みます。
ずっと空調の効いたところに居れるわけもなく、どうしても、暑さの影響を受けてしまうものでございます。
37、38度あたりに気温が上昇しそうな日には、わたくしはそれほど気負わずに、目の前のことを進めるようにしております。
35度といった、やや涼しそうな日に挽回するか、空調の効いたファミレスのドリンクバーで取り戻せばよいと考える次第でございます。
今日はぜんぜん捗らないなあ、という日は、その日の気温に着目してくださればと存じます。きっと、熱中症で倒れるくらいの気温と湿度の日であることでしょう。
そんな日は無理をしないことでございます。勉強時間を朝に回すなどの対処を執り、気合で暑さを張り合わないことでございます。
さてさて、暑さといえば汗でございます。
当然のことながら、暑い日には汗をかくものでございます。このときに失われるのが、ミネラル分でございます。
熱中症対策には、水を飲むとよいといわれますが、同時に、塩っ気も摂らないとなりません。
汗をかくことによって身体から失われたミネラル分を補給しないといけないわけでございます。
最近、わたくしは検証していることでございますが、出勤や通学、買い物その他の外出の折には、コップ1杯の水と塩をひとなめしております。
水と塩を摂っておくと、なにやら暑さへの耐性がつくのか、それほどくたびれなくなった感じがいたします。
汗だくになって帰宅した際も、コップ1杯の水と塩をひとなめしております。
塩をなめておくと、速やかに疲労が取れ元気が出る感が致します。
もちろん、塩ではなくて、スポーツドリンク等でミネラルを補充してもよいのですが、あのすさまじい甘さ振りには恐怖感を抱いております。驚くほど糖分が含まれてございます。糖尿病一直線。
汗をかいた日は、だまされたと思って塩をひとなめしてみてください。
もちろん、塩は食塩ではなく、にがり成分の入った天然系の塩でございます。
塩のひとなめで、暑さの身体面の影響を軽くできるかと存じます。
速やかにぐったりモードから抜け出して、時間を有効に活用していただきたく存じます。

(さらに…)

何かひとつは

昨日まで正月だと思っていたら、はや、お盆の季節と相成りました。
あーだこーだしていたら、今年も半分が過ぎ去りました。1日1日、成し遂げて生きたいものでございます。
さて、お盆といえばお盆休みでございます。
なかなかに、長期の休暇は取れないものでございます。ですから、この休みを使って、普段はできない何かをひとつくらいは、目標を立てて達成していただきたく存じます。
立てる目標は、簡単なものではいけません。できるかできないか、少しく不安に思うくらいのものがようございます。
といいますのも、成長(実力の伸び)というのは、目では見えないところで起きているからでございます。
きついかしらん、と思っても、いざやってみたらできた、という話は良く耳にするものでございます。
飲めるかなと思ったら意外に純度の高いウオッカも乙なものになったり、食べられるかなと思ったら、3日分の菓子パンのストックを、鵜飼のように呑みこんでしまったのと同じ理なのでございます。
特に、お勉強では、やってみたら案外いけたというのが、大変よくある現象なのでございます。
これまでにちゃんと、こつこつとお勉強を進めてきたのでしたら、その培ったものは必ず、芽を吹き出します。
これまでの歩みを確かめるためにも、少しきつめの目標に挑戦していただきたく存じます。
さて、具体的にどんな挑戦がよいかというと、やはり、数字を使って考えるのがよいかと思います。
単純に問題100問とか、テキスト100ページとか、過去問100回転。。。は無理でございますから、問題集なり過去問を1回転してしまおう!という、数字を使った目標が適切でありましょう。
もちろん、これまでのお勉強を振り返ってみて、やり足りないところや苦手なところを、もう一度おさらいするのもようございましょう。
兎に角、『今日1日で、これはやってしまうぞ!』という目標を作り、臨んでいただきたく存じます。
目標達成には事前準備が欠かせないので、たとえば、手抜き料理の御三家、チキンカレー、ビーフカレー、シチュウを作っておいたり、大量のとうもろこしを湯がいておいたり、小遣いをやって外で遊ばせておくなり、新しい洋服を買っておいてうるさい口を塞いでおく必要がございます。
準備を済ませたら、達成後の自分のご褒美も用意して、やっていきましょう。
この際、空調はがんがんに効かせます。少しも我慢する必要はございません。頭脳労働に暑さは大敵だからでございます。
電気代は1時間当たり約20円から30円と聞いております。1日つけっぱなしでも、480円強。ランチ1食分、晩酌1回分くらいのお値段でございます。
しかも、1日中つけるわけでもないし、ドライ+扇風機で十分な涼を確保することも可能です。
文句を言われたら、これで払えと、500円硬貨を投げつければよろしい。
合格後に振り返って、あの暑い最中にがんばったから合格できたんだと思い出せるくらい、記憶に残る夏にして頂きたく存じます。

(さらに…)