独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

合法的にお菓子

激しい運動をした後には、甘いものや水分を取るのが常識となってございます。
そうした方が疲労が回復するからでございます。
精神力云々の話はさておいて、やはり、エネルギーを消費した後は、速やかに水分や糖分を取るのが賢明なのでございます。
もちろんのこと、「運動」は、身体を動かすだけに限らないのでございます。
お茶菓子と申します。何ゆえに茶道で甘いものがお抹茶と一緒にでてくるかといいますと、精神的な緊張が強いられるからでございます。
お茶の時間というのは、静かで優雅な動きではありますが、強い緊張状態のあるために脳みそはフル回転してございます。
このため、お茶と一緒に甘い物を食べて緊張をほぐしたり、脳の疲労を取りやすくするのでございます。
脳の疲労回復という点から見ると、お茶請けには、ポテチやフランクフルトが不適当なのも納得する次第でございます。ま、辛いもの系は、塩豆やせんべい類がいいところかと存じます。
さて、お勉強も頭の運動には相違ございません。
ですから、速やかに甘いものを摂取して、疲労の防止と回復を図らねばなりません。
いうならば、合法的に甘いものをパクパク食べることができるのが、お勉強タイムなのでございます。
甘いものの解禁日、無法地帯のごとくに、食べることができるわけであります。誰にも文句は言わせない。
お勉強の間は、多少お菓子をぱくついても利に適ってございます。少なくとも、下らぬテレビ番組を見ながらぱくつくよりかは、正しい食し方ということができるでしょう。
甘いものであれば、まあ、なんでも結構ではありますが、和と洋のバランスは大切かと存じます。
やはり、続くと飽きてしまうし、楽しみも減価するためでございます。
チョコレートが続けば、おはぎや団子にします。
クッキーが続けば、甘納豆や大福、州浜などに変えるのがよろしいでしょう。
砂糖漬けや砂糖菓子も、一風変わってようございます。
また、意外に甘酒が脳に効く飲み物でして、米こうじを買ってきて自作するか、大きな瓶詰め甘酒を買ってきてストックすることをお勧めいたします。あと、ココア。
さて、お菓子には、いつ食べるか、つまり、頭脳酷使の前に食べるべきか、お勉強中に食べるか、勉強後に食べるべきか、という問題もございます。
個人的には、頭脳労働の開始と同時に少しくぱくついている次第でございます。
頭が完全にぼうっとして、何の気力も出なくなってから採っても仕方がないと考えるからでございます。
お菓子の食べ方、採り方、そのタイミングを計るため、という大義名分を引っさげて、これまた、合法的にお菓子を食せることが可能でございます。
摂取した甘いものは頭脳労働で大半は消費されると信じて、ぱくついていただければと存じます。
頭の疲れ方や勉強時間の伸び、集中の違い等を実感できるかと存じます。

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加減

加えたり引いたりすることが大切でございます。
あまりに抽象的過ぎますが、わたくしたちの生活なり仕事なりで、コツというものを煎じ詰めれば、結局は加減でございます。
行動行動!と尻を叩かれている人もいるかと思いますが、つまりは「加」でございます。
あまりがんばらないように、根を詰めすぎないようにと健康診断でいわれる人は、「減」でございます。
数兆円産業のダイエットは「減」でございますし、色恋沙汰もいってみれば、自分の大切な人を「加」することでございます。
美食や甘いものが過度に「加」であれば、美やスタイルで「減」でありますし、あまりに交友を「加」すれば、手痛いしっぺ返しが起きるものでございます。
だいたいのことは、「加」と「減」で考える糸口が生まれるのでございます。
お勉強においても、加減というものを意識してくださればと存じます。
やればやるほどよいのがお勉強ではありますが、やるにも加減がございます。
最初から最後まで、右肩上がりで勉強量を増やせばよいというわけではありません。
おそらく、よっぽどの精神力を有さない限り、途中でへばってしまうことでありましょう。
また、学習の内容においても、回数をこなせばできるものもあれば、しっかり時間をかけて丁寧に内容をおさえていかないといけないものもございます。
回数で解決するものに腰を落ち着けるのは無駄でございますし、時間をかけるべきものにざざっと量の攻勢にでても、結果は芳しくはないものでありましょう。
加減への意識をしっかり持ってほしく思います。
回数をしてもダメなら、やる回数を減らして、1回1回、1単位1単位のお勉強の質を上げるようにやってみます。
丁寧に見ていっても、その結果がよくないのであれば、10回、20回、50回、100回と回数を増やして、大量攻勢をかけてみることでございます。
お勉強の量と質への加減意識で、次にやるべきことや、スランプ時であれば突破口、脱出の糸口を見出すことが可能でございます。
お勉強だけでなく、意外に有用な「加減意識」をこの際、磨いてくださればと存じます。

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試験ですしねえ

試験勉強にあまり気乗りがしないのは、不合格という存在があるからでございます。
合格を目指して机の前に日々座る毎日でございます。
しかし、合格があれば、不可避的に不合格もでございます。
しかも、不合格の可能性は合格のそれと数倍はございます。
合格率20%の試験でありますと、不合格は80%となります。4倍もの開きがあるわけでございます。
試験というものは、根源的に失敗する可能性が高めでございます。であるからこそ、お勉強には気乗りがしなくないのでございます。
失敗の予兆前兆可能性は、人を不安がらせます。そして、実はこの不安が、やる気をダメにするもとなのでございます。
やる気が出ないのではなくて、不安か何かでダメになっているのでございます。
やる気が不安に置き換わっていくメカニズムが試験勉強にはあることを、しっかり理解して頂ければと存じます。
あまりに試験勉強の結果に不安を抱くと、次第に、自分のやっていることに意義が見出せなくなったり、過度な心配を抱くようになります。
こうした不安は、試験勉強が進むに連れて、ますます根が深くなって参ります。
そうこうして、最初は試験だけの不安が、なぜか、人生の先行き不安といった大掛かりな不安群に生育してしまうのでございます。
これでは、お勉強に身が入らなくなるのも不思議ではありません。
お勉強では、不安をいかに小さくするか、いかに和らげるかによって、やる気の質と量が変わってくるのでございます。
わたくしの本音で言いますと、試験というものは水物でございまして、ちょっとしたことで、合否というのは入れ替わります。
体調や睡眠、試験問題、ケアレスミスの有無、自分の持つ運などで、ころりと合否は分かれます。
正直いって、今、試験の結果についてあれこれ想おうとも、結果への影響はほとんどないのでございます。
自信満々であっても凡ミスで不合格になるのは珍しいことではないですし、自分では解答がぼろぼろでダメだと思っていても、うまあく合格の席に滑り込めることも多々ございます。
ある程度のお勉強を重ねた者であれば、誰しも合格の切符を有してございます。
目の前のテキストと問題集、そして過去問をやっていけば、自ずから合格に近づくと考えてくださればと存じます。
試験の結果を慮って、目の前のことから離れれば離れるほど、合格からは遠のいて行きます。
不安を抑えることが、お勉強のやる気の維持に大切なことを頭の片隅にでも置いてくださればと存じます。

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