| カテゴリー: 過去のススメ |
腕振り体操のよい点は、体操中には何もすることがないことでございます。
もっというなら、何にも考えなくてもよい点が優れていると考える次第でございます。
これがストレッチやら筋トレですと、そうはいかないのでございます。
これらの運動には、夾雑物が多すぎるのでございます。
やれ、イメージが大事やゆっくりと伸ばせやら、小五月蝿いのでございます。
やり方やらなんやらに、手順やらルールやら、あーしたらよい、こーしたらよいという情報が多すぎるのでございます。
はっきりいうと、こうしたものは邪魔をしているだけでありまして、そのためか、長続きをしない人も多いのではないかと存じます。
この点、腕振りは単に腕を前後に振るだけなので、ほとんど考えなくてもよいという利点があるのでございます。
何にも考えない分、ゆっくりと呼吸が出来るのが、最近でしみじみ感じている腕振りの長所でございます。
皆さんの考えている以上に、呼吸とはわたしたちの身体に影響を与えているものでございます。
普通に生活していれば、呼吸の浅さや深さは意識しないかと存じます。
しかし、今度、プールにでも行ったときにお試ししてほしいのですが、呼吸の仕方によって泳ぎというのは大きく変わってくるのでございます。
たとえば、わかりやすいのは潜水でございます。
深呼吸を10回してみて潜水すると、なんと25mくらい、ま、最低でも15m〜20mくらいまでは、息継ぎなしで行けるのでございます。
これが普通の呼吸だけだと、15mくらいが関の山でございます。
真剣というと変な表現ですが、わたくしの場合、まじめにゆっくりと、お腹の底から深呼吸を10回ばかりして潜水しますと、息継ぎゼロで25mは泳ぎ切れるのでございます。
もちろん、肺活量の有無で距離は変わりましょうが、深呼吸をして泳ぐだけで、泳ぎは普段の倍は楽に泳げ、距離も伸びることを実感できるかと存じます。
このプール体験以来、自分の息の調子というものを、意識するようになったわたくしでございます。
何にもしたくないときややる気の出ないときは、大概、呼吸が浅く、短くなっているかと存じます。
お勉強というのは脳の運動ですから、大量の酸素を供給した方が回転がよいのは自明の理かと存じます。
腕振りをしていくと、50回くらいから、息の仕方に変化が出てまいります。
浅かった息が深くなってくるのを感じるかと存じます。ま、出ない人は、意識的に調節してみてください^^
ほかにやることがありませんから、腕振りのついでに深呼吸をすれば、リフレッシュの効果も高くなります。
基本的にわたくしは、作業に詰まったときは腕振りでございます。
お勉強に倦んだときは、腕振り100回ほどして、呼吸の調子を整えてみるのも一方策でございます。
お手軽
2008年9月19日 9:45 AM
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