独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

やっぱり合格ですよ

せっかく、合格を目指して試験勉強を進めるのです。
やはり、合格というハッピーエンドで終わらせたいものでございます。
一番悔しいのは、惜しいのは、ぎっりぎりで落ちてしまった人でございます。
不運、としかいいようがございません。
本当に、合格者と不合格者は紙一重の差なのでございます。
もちろん、超人的な忍耐力と神々しい理解力、深い井戸のような記憶力を有している方は居られます。
しかし、そのような人は、合格者のうち3%にも満たない人数でありますから、一般人にとっては、競争の埒外なのでございます。
わたしたちは、わたしたちと同じような人と合格の席を争っているとお考え下さればと存じます。
不運にも、合格者の列から落ちてしまった人の多くは、大概、試験前の過ごし方に問題がございます。
たとえば、試験に出そうもない難問・奇問ばかりを解いていたり、睡眠不足だったり、風邪で体調を崩していたりするのでございます。
実力的には同じでも、こうした些細なこと、方向性の過ちで、結果は変わってくるのでございます。
合格体験記の記述を見れば感じるかと思いますが、『合格』の二文字は、人を大きく変えるものがございます。
合格者の言には節々に自信が溢れてございます。それは、単なる合格証の力のみではないのでございます。
試験勉強で経験したことがしっかりと根付き、よかった点、悪かった点が検証されるが故の話なのでございます。
合格は、かくも人を変えるのでございます。
基本的に、しっかりコツコツとお勉強をしてきたのであれば、十分に合格できる実力は身に付くのでございます。
大切なのでもう一度いいますが、合格者と不合格者には、それほどの大差は無いのでございます。
ただ、直前期の過ごし方で、合否の席はくるくると入れ替わるのでございます。
ちなみに、短期合格者といわれる人は、直前期の追い込みが半端ではありません。
そら、もちろん、これまでにしてこなかった分を詰め込まなきゃ仕方が無いとはいえ、「超」集中、「超」がんばりして直前期の追い込みをしております。
あと少しなのでございます。
合格してもおかしくないところまで漕ぎ着けたのでございます。
身体や体調を壊すまでがんばれとはいいませんが、本試験の1ヶ月前からは、がんばりにがんばりくださればと存じます。

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根を詰めても

基本的に、試験勉強では、「自分がどうなのか」が大事になってまいります。
独学では、己の内実の充実こそ、追い求めるものであります。
外見的にどうなのか、形式的にどうなっているのかは、それほど重要ではないのでございます。
たとえば、毎日。。。とはいかなくても、1週間に1〜2日くらいは、12時間もの試験勉強をしていくと致します。
しかし、お勉強には復習が付き物でございます。
12時間のお勉強の翌日の12時間分の復習を考えて欲しいのでございます。
復習が十分でなければ、12時間も勉強をしたとしても、その勉強時間の1割強しか、実力にはなっていかないのでございます。
いうならば、1時間強分のものしか、身に付いていかないのでございます。
12時間ものお勉強を否定するわけではありません。
本試験の直前期の休みにでもなれば、12時間の勉強をしてもしっかり実になっていきます。
緊張と集中の度合いが、これまでとは全く異なるからでございます。
また、その時分に至れば、勉強内容の消化能力も格段にパワーアップしているでしょうから、長時間のお勉強でもしっかり消化吸収されていきます。
試験は追い込みが大事と申しますが、直前期のがんばりは、即、確かな実力となるからでございます。
このように、12時間のお勉強を取ってみても、時と場合、実力の有無で評価は大きく異なるのでございます。
試験勉強期間の大半では、12時間もお勉強したとしても、膨大な復習に追い掛け回されるのが落ちなのでございます。
結局は、自分がどうなのかをしっかりと考えないといけないのでございます。
世間一般の見方からすれば、12時間のお勉強というと、すごいこと、たいしたものの部類に入ります。
だからといって、そうすれば即、成績や実力が伸びていくものでもありません。
試験の序盤であれば、あまりに費用対効果が悪いかなと考える次第でございます。
10代のぴちぴちの脳があるというのであれば、話は別ではありますが、まあ、疲労困憊で2週間も続けば御の字でございます。
独学では、管理者や監督者がいません。誤った手法をとると必ず身に帰ってまいります。
先ほどの12時間のお勉強の例で言えば、嫌気が差しての試験勉強の放棄が、その帰結になることが多いでしょう。
自分にとっての実を、しっかりおつかみくださればと存じます。

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ハイレベルは難しい

基本的に、独学では、基礎と基本に忠実なお勉強を致します。
逆にいうなら、難しい問題、些細な問題、屁理屈・小理屈の問題は、目で見る程度に済ませておき、試験の頻出事項・重要事項のみに、焦点を絞るのでございます。
というのも、難しい問題をたくさんやっても、いうほど点数のかさ上げにならないからでございます。
無論のこと、その難しい問題が、毎年とは行かないまでも、3年に1回、5年に1回、出題されるようであれば、丁寧にケアいたします。
しかしながら、これまでに1回しか出題されていない難しい問題は、前述したように、さっと目で見ておけばよいのでございます。
況や、出題の実績ゼロの事柄をや、でございます。
難しい事項、ハイレベルの事柄は、やってもそれほどには点数に貢献いたしません。
ですから、まずは、着実に点の取れる基礎と基本分野に尽力しましょう、という戦略なのでございます。
どれだけ、ハイレベルな事柄が点数にならないかというと、その予想のしにくさ、難しさを見てみれば氷解するかと存じます。
たとえば、実力者用のハイレベル問題集をお考え下さればと存じます。
本屋にて、「ハイレベル」と謳った問題集を見比べてほしく存じます。
同じ試験問題でありながら、なぜ、こうも問題が変わるのか、不思議に思うことでしょう。
もちろんのこと、それらの問題集は試験指導では名の通った出版者・編集者でございます。
そうであるのに、ハイレベルの問題を考えるにあたっては、出版元によって内容が大きく違ってくる場合があるのです。
こうした事情ゆえに、ある人は、ある学校のハイレベル問題集は解けるが、その他の学校のハイレベル問題集はうまく解けない現象がザラにございます。
同じ試験を念頭においた問題集なのに、出版元によって内容と結果が食い違うというのは、あまり信用のおけるものではありません。
精度の面でも、片目をつぶってやるくらいがよいかと存じます。
ハイレベル問題集は、時間があればやる、余力があればやる程度に考えておくのが賢明かと存じます。
基礎と基本レベル、過去問レベルのことが、みっちみっちになれば、ハイレベルの演習を考えるべきでございます。
実力相応についていないと、あまり点数には貢献いたしません。
ま、殆どの方は、基礎と基本レベル、過去問レベル+αのことで、試験勉強期間はいっぱいいっぱいかと存じます。
ですから、実力未相応であるなら、無理してハイレベルには手を出さなくても結構でございます。
わたくしはこれまで、「ハイレベル」と銘の打ったものには手を出したことがございません。
予想問題集、模試問題集、横断型問題集、くらいのものが関の山でございます。
ハイレベルは、問題自体が難しいだけでなく、やったところでその努力の結果も難しいことを、頭の片隅にでも置いていただければと存じます。
安易に手を出さず、自歩を固めて頂きたく存じます。

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