独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

速めたり遅めたり

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

なんでも早く終わらないと気が済まない、急かしい人がございます。
せっかちといわれる人でございます。
気持ちはわかるのでございます。
あなたの手料理をばくばく一目散に食べるのは、おいしい以外の理由があるかもしれません。
嫌なことや面倒なことは、早く終わらせたいのが人情でございます。
しかしながら、急ぐと良いものと、急いではいけないものは当然あるのでございます。
いくらでもスピードアップを図ってもよいのは、定型的な事柄でございます。
たとえば、お家の整理整頓、掃除などは、ほとんどやることが決まっております。ちゃっちゃとてきぱき済ませた方がよいのでございます。
いくら時間をかけても、元の新築のように綺麗になるわけでもなし。大方の埃や塵が取れていれば、それで十分なのでございます。
お仕事においても、提示連絡や報告、書類作成、その他コピーなど、決まりきったものは素早く済ませていった方が、時間の余裕が生まれるわけでありまして、その分まとめて、ノンキに構えることができるわけでございます。
お勉強でいうなら、できていることや憶えていること、マスターしていることなどは、手早くさっさと見ていけば良いのでございます。
「完了」していることに、時間をかけて丁寧に見たところで、それほど効果は上がりません。
ざざっとちゃっちゃと目を通して、記憶を新たに改めていけば良いのでございます。
逆にいうなら、1回1回の確認時間をどんどん短くして何度も回数をこなした方が、記憶の維持には効果があるわけでございます。
しかしながら、こうしたてきぱき方式がすべてに通用するわけではないのでございます。
意外な数の人が、素早く済ませてはいけないところまでも、惰性で済ませていることがあるのでございます。
できていないのに、憶えていないのに、いまいち理解に至っていないのに、ざざっと杜撰にお勉強をする人がいるのでございます。
駆け足で富士山を登ろうとしても、まあ、最初の500mでギブアップでありましょう。
お勉強においても、そんな駆け足勉強では、実力の貢献することはほとんどないでしょう。
ランニングで山登りをするかのような、馬鹿げたことは止めるようにご助言いたします。
先ほど述べた事柄は、丁寧に時間をかけて、一歩一歩踏みしめるかのように、やっていかなければならないことでございます。
通常の勉強スピードよりも遅めにして、徐行運転で取り組むべき事柄でございます。
それを早くやろうとして、ダッシュで駆け抜けたところで、頭の中はスカスカのままでございます。
緩急を付けることは、上手にやるための最上のコツでございます。
できることは速めに、できないことは遅めに、切り替えを意識しつつ、お励み下さればと存じます。


一本調子は

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