独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

想像力

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

想像力とは、お勉強においても重要なものでございます。
絵画や模型、お料理といった芸術の分野に限定されないのが、「想像力」という力でございます。
お勉強とは目の前のことを憶えたり、理屈を論理的におさえたりすることが多いので、想像力なんてあまり関係がないのでは、とお考えになる方もおられるかと存じます。
しかし、想像力は、学習計画に大きな影響を与えるのでございます。
学習計画とは、基本的に、想像力をベースに立てられます。
よくよく思い返していただきたいのは、実力が未だ付かず、勉強することの全貌を知らないときの学習計画は、あっちこっちでボロがでて練り直しが多かったのではないでしょうか。
しかし、勉強内容がある程度わかってくるようになれば、学習計画はスムーズに立てることができ、また、その実施も円滑に運ぶことが多かったのではないでしょうか。
つまり、想像が及ぶに及んで、学習計画は実のあるものになっていったわけでございます。
予定と立てる能力や調整力、計画力があって良質の学習計画ができるわけではないのでございます。
想像力があってこその、それらの計画諸力でございます。
いくら、計画力がある人でも、計画の対象が全くわからなかったり、あやふやであれば、たいした計画は出来上がらないことでしょう。
逆にいえば、想像もできないことは、計画を立てることはできないのでございます。
知識があやふやな状態で堅牢な計画を立てようとしても、早晩、そうした計画は綻びてしまうことでしょう。
しっかりした計画を立てたつもりなのだが、全くその通りに進まないというのは、想像力が不足していることが多いのでございます。
想像が効けば、そんな計画は立てないものでございます。
想像力のいい例がダイエットでございます。
いくらダイエットをしてもやせない人は、自分のやせた姿をイメージできないためでございます。
一般的に、男性は想像力が旺盛ですから、痩せた自分をイメージしてすんなり痩せていきます。筋トレでもイメージ効果が幸いして、真剣にトレーニングすれば1ヶ月で身体は見違えます。
一方、女性の方は現実思考なので、想像力はあまり働かないのではないかと考える次第でございます。ちなみにわたくしの妹は、ダイエット暦20年以上で博士号をもらえるほど研究熱心ですが、全く変化がございません。
ときおり、男性は何でこんなつまらないことにこだわったり、怒るのだろうかと不思議がるかと思いますが、想像の為せる技でございます。
逆にいえば、男性は想像が効く分、不満型・妄想型・現実否定型といえるわけでありまして、女性は肯定型・現実的といえるわけでもあります。一長一短ですね!
っと、話を元に戻しましょう。
頭ごなしに、または力づくで、学習計画は立てるものではありません。希望や欲望、展望のみの学習計画は立てるだけ無駄でございます。
想像力をベースに、地に足を付けて作っていくものでございます。
それでは、どう「想像」すればいいか、という話になります。それは単純です。お勉強をしていくしかありません。
あーだこーだお勉強をして実力の伸びに従い、イメージの蓄積は進んでいきます。
学習内容はもとより、自分の力についてのイメージが固まるほど、学習計画に反映されて参ります。
結局のところ、学習計画の破綻は、実力が足りず想像力が働かないときに起きると考えてもらって結構でございます。
精神力や性格は、計画破綻のごく一部のことなのでございます。計画が破綻するたびに、「嗚呼自分はダメだ」肩を落とすのは、全くの御無用です。
逆にいえば、その計画を執り行っている自分を想像できなければ、その計画は、まあ、失敗するものと心準備しておけばよいのでございます。
想像力と実力、そして学習計画の関係を、頭の片隅においてくださればと存じます。


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