独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

一晩寝れば

布団がだんだんと恋しくなる季節でございます。
本日のススメは、眠りについてでございます。
「寝る」ということは、治療行為であると耳にしたことがございます。
人間の身体、ひいては動物であれば、怪我や病気をしても自然に治る力が備わっているとのことでございます。
自然治癒力なんて胡散臭いと思う方も居られるかと思いますが、わたしたちの身体の神秘を思い起こしてくださればと存じます。
朝食べたものは夜に大きなアレになりますし、1日で飲んだものは小さなアレになるのでございます。
これほどの大きな変化を、わたくしたちは毎日行っているのでございます。一種の魔法でございます。食べ物を入れたら、次の日には強烈な異臭を放つのでございます。
これを機械で作るとしたら、どんなメカニズムとなるか、考えも付かないかと存じます。
ま、このように人体には偉大な力が備わってございます。
わたくしたちは、人為であれこれするよりも、自分の持っているもの、備わっているものを刺激していく方が、いい結果が得られるかと考える次第でございます。
自然治癒の最も顕著な形が、寝ることかと存じます。入院すると何をするかというと「寝て」おります。
「寝れ」ば大概のことは、回復の方向に向うものなのでございます。
寝ることほど、手軽に身体を治す行為はないとお考えくださればと存じます。
眠くてまぶたが重くなっても、頭が少しも動かなくなっても、5分10分机に突っ伏しておれば、スッキリするものでございます。
どんな薬を飲めば、こうした効能を得ることが出来るでしょうか。一粒数千円はしそうな秘薬レベルの薬効でありましょう。
お勉強をしていると、どうしても睡眠時間を削ることが多くなるかと存じます。ですからこそ、もっと、寝ることに意識をしてくださればと存じます。
同じ時間の睡眠でもやりようによっては、すっきり疲れを取り除いて、身体のあちこちを治すことが可能でございます。
よく寝るコツというものではありませんが、わたくし自身が気をつけていることをいいますと、まず、布団に入ったら、あれこれと考えないことでございます。
特に、お勉強のことについては厳禁でございます。
アレは憶えたか、あそこは大丈夫か、こんな調子で間に合うのかなどなどを考え出すと、目が冴えて余計に眠れなくなってしまいます。
よく眠れない人は、寝入るときに考え事をシャットダウンしてみてください。かなり、グッスリと眠れるかと存じます。
また、布団に入る前も肝要でございます。まず、用事・雑用の類に始末をつけておくことでございます。
今日出来ることは今日中に、明日やったほうがいいものは明日にと、区別し区分けしておきます。これだけで、後顧の憂いなく、気持ちよく眠れるかと存じます。
連絡の類は5分もかかりませんし、明日の準備もそれほど時間はかからないかと存じます。整理整頓もやってみればすぐでございます。
後は、頻尿の方にはお勧めできませんが、寝る前に塩を少しだけ溶かしたコップ一杯の水を飲むことをお勧めいたします。
意外に次の日のお通じがよくなったり、寝起きが良くなったり致します。夜寝ているときには汗をかいているんだなあと、適切な水分補給の大切さを実感するかと存じます。
わたくしごとをいえば、以上のようでありましょうか。おそらくは、皆様各自でよく寝るためのコツやら方法があるかと存じます。それをお試しになって、今以上の良質の睡眠を確保してくださればと存じます。
寝るときの一工夫で、大いに生活は変わってくるかと存じます。
長い人生、いい眠り方が生きるコツではないかと考える次第でございます。

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応用

試験には基礎と応用がございます。
基本的な進め方としては、基礎的なことをしっかりおさえた後に、応用的なことに進みます。
「基礎→応用」という方向性がはっきりしているので、「応用」という言葉を聞くと難しく感じるかもしれません。
とはいえ、根っこのところは簡単なものとなっています。
応用が難しいのは、しっかりした基礎や基本ができていないと、解けないもの、解き難いもの、わかりにくいものとなっているからでありましょう。
いってしまえば、応用問題が難しい、と思ってしまう人は、基礎的なものがまだまだ出来ていないということができましょう。
試験というのは、難しいことが出来ればいいというわけではありません。この点、しっかり釘を刺して置いてくださればと存じます。
応用問題がたくさん解けるようになっても、応用の小難しい理屈に縛られてしまえば、逆に、合格は遠のくのでございます。
深く考えすぎて、1歩どころか10歩ほど先を穿った解答をして、普通の人なら普通に解いて普通に点を取る問題を落としたりするのでございます。
試験というのは、配点が微妙でございます。
難しい問題が、数点数十点くれるのであれば、応用的なことをばしばしやるのは理に適った勉強方法であるということが出来ましょう。
しかし、ほとんどの大方の試験では、難しかろうが易しかろうが、ほぼ同じ点数でございます。
20分かかって解ける問題と、確かな知識さえ備えていれば40秒で解ける問題が、同じ点数、試験戦略上、同じ立ち位置なのでございます。
難しい問題を解けるようになるのは、それはそれで大したことなのではありますが、基礎・基本レベル、普通レベルの問題を絶対に落とさないという前提があってこそのことでございます。
しかし、応用的なことだけに尽力してしまうと、なぜか基礎・基本、過去問レベルのことを軽んじたり、重視しなくなるようになるのでございます。もちろん、失点という手痛いしっぺ返しを食らってしまうのでございます。
試験勉強というのは、基礎や基本をどう問われても解けるように準備するということが出来るのでございます。
基本的な問題集を済ませ、過去問をも済ませたら、応用演習にはいっていくわけですが、常に、テキストの基礎と基本事項、過去問の内容を頭に片隅に置いていただきたく存じます。
応用演習では、難しい応用的な問題の演習を通じて、確実に基礎・基本レベルの問題を解けるかどうかを見極めるほうが重要なのでございます。
応用の小理屈に振り回されず、問題の迷彩を取り除いて、地に足を付けたお勉強をお願いしたく存じます。
また、基礎がないと応用の出来も悪うございます。勇気を持って後退することも、必要であるかと存じます。

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腕振り体操効果報告−47

目の疲労を甘く見ないことが、お勉強では大切でございます。
特に、パソコンを前にお仕事をする人は、より目に対して配慮を施すべきかと存じます。
文字入力をするときはもとより、マウスのポインタ、各種クリックなどなど、よくよく考えれば、どれも小さい動きで目が疲れるものばかりでございます。
一日中、パソコンの画面を見ていると、どっと疲れるのは、まさに、目の疲れ故なのでございます。
しかし、目の疲れは、目の酷使だけではないのでございます。
たとえば、ひとつの姿勢をとり続けて肩が凝ったり、不自然な姿勢を強いられて首が痛くなったりすることも、目の疲労に繋がってございます。
肩や首が重痛いときに、まぶたを触れてみてほしく存じます。
おそらく、ぼてっとしていることでありましょう。
また、機会があれば、目が疲れていたり首や肩が重いときに、顔を洗いながら、目の周辺をそっと触ってみてください。
目の周り、たとえば、眉毛やこみかめ、目尻、目頭のあたりが、驚くほど張っているかと存じます。
人によっては、ガチガチに固まっている方も居られるかと存じます。
もし、これをお読みの皆さんが、肩や首、果てには腰、その他、手首やひじ、ひざに違和感や痛みや張りがあるのでしたら、ぜひ、それらを「目」との関係を見ていただきたく存じます。
目周辺部の筋肉は、肩や首の痛み、凝りや張りにも影響を与えているのではないかと考える次第でございます。つまり、目の疲労は、肩こりや首の痛みの原因にもなってはいないのか、というわけでございます。
目周辺の筋肉が疲れる→硬くなる→眼球のピント合わせがうまくいかなくなる→姿勢でピント合わせをするようになる→肩や首を不自然な形で維持してでもピントを合わせる→肩や首が痛くなる、このようなメカニズムがあるのではないかと考えております。
整体やマッサージに通っても、ひとつも効の上がらぬ痛みや凝り・違和感は、もしかしたら、目の疲れと目の周辺部の筋肉の硬さに原因があるかもしれません。
目の疲れというのは、意外に身体に影響を与えていると考える次第でございます。
当たり前ですが、目が疲れればお勉強に集中できませんので、できるだけ、目の疲労を抜いていくことに越したことはないのでございます。
お勉強の見えざるコツは、目の疲労対策でございます。
さて、では、どうすれば目の疲労を抜くことができるかというと、勘のいいかたならお分かりでしょうが、腕振り体操でございます。
わたくし、これまで、目周辺のマッサージをしてきましたが、それほど、効果を実感しなかったのでございます。
しかし、この腕振りは、顕著にその効果を実感できるかと存じます。
お勉強中に疲れたら腕を振ってみる、外から帰ってきてお勉強に取り掛かる前に振ってみる、などしてみれば、いつもより集中できている自分に気づくかと存じます。
また、寝る前の腕振りもようございます。今日は目が疲れたな、と思ったら、ぶらぶら腕を振って床に就くと、次の日の目の重さが違ってくるかと思います。
お勉強というのは、確かに精神力や気合や何やらが必要ではありますが、目の疲労を和らげるだけでも長続きいたします。
目とお勉強の関係に、一考察でも加えていただければと存じます。

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