独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

暖機の運転

冬も本格的な様相をしてきております。
日中も寒くはありますが、特に、朝方は急激に冷えてきてございます。
寝冷えや風邪には、皆様ご用心のほどをお願いしたく存じます。
さて、こう冷え込んでまいりますと、万事、なかなかいつものように動かないものでございます。
たとえば、自動車やバイクの類でございます。
最近の車は品質が大分よくなりまして、キーを廻せばすぐにエンジンが起動しますが、だからといって、すぐに動かすのはよくないといわれております。
やはり、暖機運転といいましょうか、少し、エンジンを動かしてからの方が良いと申します。
二酸化炭素が出る!と口煩くいう人が居られますが、週末には乗っていないといえば、それで済む話でございます。
また、長く車をもたせるためにも、暖機運転をした方が良いものと考える次第でございます。
車を1年間買い替えたほうが、廃車等で出ざるをえない二酸化炭素を抑えられることでしょう。
まあ、通勤・通学にお車をお使いになられる方は、使う前の5分程度でも、暖機運転をしていけばよろしいかと存じます。
タバコ一本飴玉一個を楽しむ時間と考えれば、済む話でございます。
さて、この暖機運転の理屈はお勉強にも適うものでございます。
お勉強時の頭というのは、いうならば、高速回転しているエンジンのようなものでございます。
くるくる回転してございます。周りがいいほど、すっと理解に至ったり憶えたりすることができます。
しかし、動きや回転が悪いと、同じ文章を何回も読んだり、何回読んでもわからなかったりするのでございます。
特に中高齢の方には、お勉強という脳のフル回転状態の前には、ワンクッションおくべきかと存じます。
ワンクッションは、なんでも結構でございます。
日記をつけるとか、計画を整理するとかなどなど、とにかく、軽い作業で頭を柔らかく暖かくした方が、その日のお勉強は順調であるかと存じます。
机の前に座ったはいいが、やる気が出ないなあというようなときにも、暖機運転的作業はよろしいかと思います。
グダグダと軽い作業をしていくうちに、さてやるか!と気合も入ってくるものでございます。
心中のテンションが下がっているときにも、軽作業・雑作業は良いものがございます。
がんばるぞ!と鼓舞するだけでは、効き目も薄くなってまいります。
気合を入れなくても、作業に入れる上手なやり方というのを、会得してくださればと存じます。
お習字には墨すり、パソコン作業にはスパイダソリティアがございます。
なぜそういう雑用が付帯されているか、年越しのヒマなときにでもお考えくださればと存じます。

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やってもやらずとも

お勉強というものは、継続がその華でございます。
継続していけば、ほぼ例外なく、実力というのは伸びていくものでございます。
継続は誰でも効果があるという点で、比較を絶した威力があるのでございます。
しかし、頃は今、年末年始でございます。
何処をいっても人の山でございます。
なんやかんやで、忙しい折でもございます。
もちろんのこと、ノンビリしたいときでもございます。
さて、そこで、お勉強をどうするかでございます。
結論からいえば、やってもやらなくてもようございます。
けつの青い中高生でもあるまいし、他人からあれやこれや言われて決めることでもございません。
どっちでも良いのでございます。
種火と言う言葉がございます。「種火を消すな」といった感じで使われてございました。
昔は良く使われた言葉でございますが、今では鉄鋼業界や工場・大建物のボイラー係くらいしか使わない言葉でしょう。
どういう意味かといいますと、いったん種火と言うものを消してしまうと、再び点火するのに、手間と時間がかかるので、消さないようにした方が効率が良い、という意味でございます。
性格として、やめてしまうと、再び取り組むのに時間がかかるいう人が居られるかと存じます。
このような人は、種火を消さない言にしたがって、年末・年始であっても、お勉強を続けるのが良いかと存じます。
もちろん、通常のペースや量の半分くらいで結構でございます。
やる気や習慣を継続するためのお勉強ですので、軽めで見ておくのが良かろう存じます。
いったん止めてしまうと再開に時間がかかる人は、やるべきことを紙に書き出しておいて、軽い計画表でも立てて、消化していくのが賢明であるかと存じます。
逆の場合もございます。
やらなくても良いという人は、やるときゃやるけど、やらないときはやらないという人でございます。
メリハリがある、わけでございます。
こうしたように、きちんと白黒付けられる人は、年末だし年越しだし、で年末年始のモードにはいっても良いかと存じます。
ちなみにわたくしは、後者でありまして、年末年始でやることはやっちまして、なぜか今、正月気分でございます。
心中が酒や食べ物で沸き立っていたり、のん気モードに入っているのに、奮い立たせて何かをやるのは、しんどいものがございます。
ならばいっそのこと、重い荷物は降ろしてしまい、100%リラックスして休めばよかろうと存じます。
こうした理屈にそうそうとうなずいた方は、お勉強などうっちゃって、英気を養えばよかろうと存じます。
もはや子供ではないのですから、しっかり己の体質を踏まえた自己管理の程を、お願いしたく思います。

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コツコツ論

ポイントは何かと申しますと、やはりコツコツでございます。
小さな積み重ねが、大きな飛躍を生むのでございます。
目の前のことができずして、その先のことはできません。
目の前の道を歩かずして、何ゆえ数キロ先に進めるというのでありましょうか。
小学生でもわかる理屈であるかと存じます。
コツコツというけどねえ、と仰る方も居られるかと存じます。
古臭い処世訓だねえ、と訝る方が居ることもわかってございます。
しかし、わたくしは真理であると考えます。良いか悪いかを関係なく考えてほしく存じます。
先ほど、小さな積み重ねが飛躍を生むと申し上げました。
この飛躍は良いも悪いをも含んだものでございます。
こう考えてみてほしく思います。
コツコツと小さな悪いことをしてみる、と。
大層なものでなくても、それが重なるとどうなるか、その意識が肝要であるかと存じます。
たとえば、会社の備品、メモやらペンやら、コピー用紙やインクリボンをこっそり持って帰ったり、会社に送られてきたものを自分だけ多く持って帰ったり、チクリと人の悪口をいってみたり、おつりをくすねたり、残業で帰ってきたときに稼ぎが悪いねみたいな目つきで眺めてみたり、自分より職階の低い人には辛く当たったり、舐めた言動をしてみるのでございます。
これらは、小さな悪いことでございます。
大きな経済的損失や被害があるわけではありません。
しかし、こうしたことでも、積み重ねられると、信用は無くなるは、嫌われるは、重要な仕事はこなくなるは、捨て馬・当て馬のような仕事しか来なくなるものでございます。
要するに、ロクデナシになるのでございます。
こうした、悪化する理屈は、簡単にご理解いただけるのではないでしょうか。
コツコツが良いといえるのは、まさに、この逆であるかではないでしょうか。
コツコツの悪化は確実に起きる現象でございます。小言の多い人が、嫁や子供からも捨てられるのは道理でございます。
悪化は確実にあるのですから、良化もあっておかしくは無いものでございます。
いいことなんて無かった、という方も居られますが、良化といっても、そのすべてが目に見えるものではありません。
本人の意識できないところ、たとえば、あなたの背中や顔つきになって現われているかもしれません。
久々の同級生に会えば、彼らがどう生きてきたか、わかることでありましょう。そして、また、あなたも同級生から窺われているものでございます。
自分で見える範囲はすくのうございます。他人から我が身を見ることの方が多いくらいでございます。
なぜコツコツなのか、なぜ地道なのか、と言われたときは、悪化は確実に起きるのであるから、良化があって不思議ではない、とお考えくださればと存じます。
捨てる神あれば拾う神あり、でございます。
福過はあざなえる縄の如し、でございます。
悪い方だけ特に目に付くだけでありまして、良い方・福の方も出てきていることをお忘れないようにしてほしく思います。

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