あと1ヶ月で、年度がかわろうとしてございます。
1週間前までは正月だったような気も致します。
本当に歳月の進み方はやいものでございます。
さて、年度の変わり目で、何か心機一転をお考えになっている方が居られるかと存じます。
アレをしよう、コレをやってしまおうとあれこれ計画をお立てになっているかと考えます。
しかし、今回の心機一転には、あるひとつの『作業』をお入れくださればと存じます。
それは、やりかけのこと・未完成のものを処分する、ということでございます。
たとえば、書きかけのノートや読みかけの本、作っていない模型、やりもしないお料理ブック、新しい趣味グッズ、果てには読んでもいない本、一度も着ていない服、使っていない貰い物・引き出物の類の処分するといった次第でございます。
おそらく、押入れや本棚、机の前を眺めれば、ぼろぼろぽろぽろとやりかけ・未完成品を発見できるかと存じます。
新しく何かをやるのも結構ですが、それと同時に、これまでの何かを捨てることも、劣らず大切であると考える次第でございます。
わたくしも溜め込む口なのですが、最近はどんどんと物を捨ててございます。
発端は、本ススメでも何回かいいましたように、カレンダーに丸をつけたことから始まってございます。
各種ゴミの日に赤丸をつけて入れると、なぜだか片づけがしたくなって、部屋が小奇麗になっていたことを申し上げました。
物を捨てると本当にスッキリするのでございます。
これは、整理整頓では体感できないスッキリ感なのでございます。
整理整頓と捨てるとは、体感の度合いがまったく違うことをご理解いただければと存じます。
書きかけのノートを見つつ、また使うかもしれないといって机のほかのところに入れ直すのではいけないのでございます。
読んでない本、読みかけの本も同様でございます。古本屋に売りに行くからといって本棚の近くに重ねてはいけません。
中途半端に終わったものは、また中途半端に終わるのが常でございます。
今度の休みの日にでも、勇気を持って、ゴミ袋に投げ込んでみてください。
異様なほど、スッキリするかと存じます。
どうも趣味が悪くて使いそうの無い引き出物の類も、同じく処分いたしましょう。
フリーマーケットに持っていこうかしら?などと考えて、処分を躊躇してはいけません。
容器の箱はリサイクルゴミの日に回し、中身は不燃ごみの日にもって行ってほしく存じます。
おそらく、すうう〜と快感に似た爽快感は立ち上るかと存じます。
なお、ゴミの日はまだ先だからといって、躊躇してはいけません。
部屋のある部分をゴミスペースとして、捨てるものはそこに持っていってください。
一箇所に固めておけば、捨てるときに手間も食わず、再び躊躇せず捨てることができます。
汚いタオル・色あせた下着も、どんどんと雑巾化・ウエス化・ごみ化でございます。
躊躇するものほど、捨てたときの爽快感が増すことを、注記しておきたく存じます。
これまでの古い何かを捨てない限り、新しいものは入らないなと、ゴミ袋の山を見て我が身を振り返るかと存じます。
逆に言えば、古いもので一杯だから、新しい何かが生まれないのでございます。
どんどんと捨ててから、心機一転をお計りくださればと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2009年3月4日 11:16 AM |
| ▲ Back to Top. | ▲ Back to Homepage. |
お勉強といいますと、頭の良さや回転、理解力やら読解力、記憶力などに意識が向くかと存じます。
理性的なもの以外では、努力であるとか根気であるとか、気合云々精神力が強調されてございます。
しかし、お勉強に必要な重要なものが、それ以外にもあるのでございます。
それは、お勉強には、多少の鈍感さも必要となることでございます。
鈍感であることは、それほど褒められたものではありませんが、殊、お勉強におきましては、なかなかに良い特質であるかと考える次第でございます。
お勉強においては、できない、忘れたといったことは日常茶飯事でございます。
本試験前1ヶ月前なら、できなかったり忘れていたりすれば、どうしよう、困った!と焦ったり不安に思うのは結構でございます。
そう思って然るべき状態だからでございます。
しかしながら、お勉強期間のほとんどでは、それらの「わからない」や「忘れた」「できない」は、それほど深く考える必要は無いのでございます。
深刻ぶって、どうして忘れるのか、どうしてできないのかなどと思い悩むことはないのでございます。
基本的にお勉強の結果とは、回数と時間の因子が最も大きいものでありまして、勉強時間が少なければそれだけできないでしょうし、演習回数や読解回数がすくなければ、それだけ、わからなかったり忘れたりするものでございます。
ですから、お勉強を継続していけば、ある程度、できない系の問題は解消して行くものでございます。
うんうん悩んだところで、回数がこなせられるわけでもなく、悩むこと自体が問題を解決から遠ざけており、損しているわけでございます。
ですから、「鈍感さ」の出番と相成るわけでございます。
どーんと忘れていたり、さっぱりわからなくなっていても、まー、しゃーないべ、こういうこともあるべ、とおおらかに構えている必要が、お勉強にはあるのでございます。
あまりに聡くて明敏なのも困ります。できない・忘れたの一々に構っていれば、心気朦朧して早晩倒れてしまうことでありましょう。
よくよく考えてみれば、人生多事、ひどい目に遭うことは少ないものでございます。
十指に足りないものでございます。
古人は、案ずるより生むが易しと申しました。
深刻に考えない鈍感さもお勉強に、ひいては人生において必要な資質であるかと考える次第でございます。
また、上手に生きるコツが、見ざる言わざる聞かざるといわれますように、生き方が上手になるほど、多くのことを鈍感に済ませられるようになるものでございます。
良質の鈍感さを、いっそう身に付けたいものでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2009年3月3日 11:09 AM |
| ▲ Back to Top. | ▲ Back to Homepage. |
わたくしは甘いものが好きなので、当ススメにて何度か甘い物の雑文を書かせていただいた次第でございます。
本日のススメも、甘い物がらみでございます。お目汚しの程、お願いする次第でございます。
さて、今回の甘い物は、そのままの「砂糖」でございます。
最初に言っておきますが、甘いものが高じてついに、砂糖そのものを舐めるようになったか?!というわけではありません。
今回の砂糖は、紅白砂糖でございます。干菓子に分類される砂糖菓子についてでございます。
紅白砂糖とは、お目出度い席やお祝いにて配られる砂糖でありまして、その名の通りに、白と赤の砂糖が配られるものでございます。
おそらく、お読みの皆様方にとっても、何度か目にされたか手にされたかしたのではないかと忖度する次第でございます。
さて、この砂糖菓子、手に余るものがあるのでございます。
紅茶やコーヒーに入れても少しも効かず、グラニュー糖の代わりになりません。
煮物や何やらの料理用に使っても、三温糖程にまろみと甘さが出るわけではありません。
実際のところ、意外に使い勝手が良くないのでございます。おそらくは、戸棚や引き出しの中に眠ってしまうのではないかと存じます。
実はわたくしも同じような次第でありまして、近頃、戸棚の中に閉まっていた紅白砂糖を「発見」した口でございます。
さて、この紅白砂糖でございます。
結論からいいますと、実にお勉強のお供によろしいかと考える次第でございます。
口解けが実に良く、そして、甘く!、1〜2センチ弱の大きさでも、十分に満足するのでございます。
クッキーやチョコレートだとついついバリバリと食べ過ぎてしまうわたくしでありますが、紅白砂糖だと1かけら程度ですっきり満足していることが多い昨今でございます。
特に、お勉強などの頭脳を使った後で口に放り込むと、ウヒヒというほどの甘みを体感いただけるか、または、甘ぁー甘ぁーと少しく笑顔がこぼれるかと存じます。
逆にいうと、頭を使っていないと、食べてもそれ程おいしくはないかと考える次第でございます。
ちなみに、お砂糖は炭水化物で、カロリーはご飯やパンと同じく1gあたり4キロカロリーとのことでございます。これが、脂質だと1gあたり9キロカロリー。バターのたっぷりはいったクッキーやクロワッサンに比べれば、カロリーは心配しなくても良いような気が致します。
ただ、甘みの罠は、限度がないということでございます。
塩っ気や油っ気は、限度があるのでございます。
塩辛いものをたくさん食べると、自然と身体は塩辛いものを食べたくなるものでして、油っ気も焼肉の後では見たくもなくなるように、身体自身の天然の抵抗が備わってございます。
しかし、甘いものは、清涼飲料水やコーラといった炭酸飲料の例を挙げるまでも無く、ばくばくとごくごくと大量に摂取できてしまうものでございます。
この点が、砂糖=健康に良くないという図式の背景にあるかと存じます。
お勉強のお供に、干菓子の紅白砂糖をお勧めするのですが、わたくしたちの身体には甘さへの抵抗が少ないことを意識して、しっかりセーブして頂くことをご助言したく存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2009年3月2日 11:02 AM |
| ▲ Back to Top. | ▲ Back to Homepage. |