独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

時間を計測する

わたくしごとでございます。
一昔前、ランニングにはまっていたことがございました。それも、2年という期間でございます。
出不精でめんどくさがり屋のわたくしとしましては、長く続きました。
何ゆえ、続けられたかと申しますと、走る時間を計測していたからでございます。
本日のススメも、ストップウオッチについてでございます。宜しく、お耳汚しの程、お願い致します。
さてさて、ランニングでございます。当時は、公園の外周を3週するのを日課にしておりました。
3周のタイムを、ストップウオッチで計測していたわけでございます。
毎日のランニングの時間を計測していくと、いろいろなことがわかるのでございます。
たとえば、今日はしんどいな〜というときでもタイムからすると全く違っていないときがありました。
逆に、今日は楽だなあと思っていても、タイムを見ると普段より遅かったりしたのでございます。
時間を計ってみると、これまではわからなかったことがどんどんわかるようになっていったのでございます。
たとえば、運動靴の良し悪しや着る服、疲労の度合い、食生活や睡眠時間などなどでございます。
あまりにも身体が重くなって走れなくなるのが深酒とわかったのも、ランニングの計測でわかったことでございます。
それ以後は、深酒を控えるようになったのは言うまでもございません。日々楽になることこの上なしでした。
もし、ランニングの時間を計っていなければ、こうしたことはわからないままであったでしょう。
いやもっというなら、ランニング自体が続いていたかどうかわかったものではありません。
昨日も今日も同じように走り、明日もまた同じように走る。飽きるに決まっていると自問する次第でございます。
さて、お勉強についてでございます。
お勉強においても、時間を計測してみることは有用な情報を提供するかと存じます。
(○章はできているだろう)と思うのでしたら、○章のテキストを読んだり問題を解くために要する時間を計測してみることでございます。
意外に時間を食うようでしたら、まだまだ詰めが甘いのでございます。すらすらっと時間もそれ程とられずにできたようでしたら、大丈夫というわけでございます。
過去問は制限時間の半分で解けるのが、マスターのめやすと申します。
また、お勉強が退屈になったときも、時間を計測してみると良いかと思います。
○章なんてすぐ読めるさ、と思っていたら全然すらすら読めずに時間を取られたときなど、己の甘さに兜の緒を締め直すことでありましょう。
退屈なんて吹き飛んで、きっと緊張感のあるお勉強を確保できるかと考えます。
時間を計ることは、己を客観的に見るお手軽な方法であるかと存じます。
日々に行っているひとつひとつのことの時間を計ってみると、これまた違った感じで執り行えるようになるものでございます。
靴磨きもやってみれば6分弱で終わるものですし、必要書類の記入も、まず10分もかかりません。メールの返信も25時間もかけずに済むことでありましょう。
時間を計って何々をするには○分という確かな数字で把握しておいた方が、身体が動くように思います。
お勉強においても同様の事情にあるかと存じます。

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デジタルはシビア

特に、これといって目新しいお話ではありません。
先だってご紹介いたしました、ストップウオッチの活用の続きでございます。
パソコン・ネットというのものがわたくしたちの生活に現われて、もう10年は経つのではないでしょうか。
かつては、時間の浪費はテレビと漫画・雑誌と決まっていたのですが、今では、パソコン・ネットの存在を抜きにして語れなくなってございます。
ですから、「ストップウオッチ」を導入して、パソコン・ネットの時間をしっかり管理しようというわけなのでございます。
パソコン・ネットの時間管理が必要なのは、パソコン・ネットは時間の区切りが付き難いからでございます。
たとえば、ワードやエクセル等でお仕事をしていて、フト疲れたのでスパイダソリティアで遊ぶこともできるのでございます。
また、ニュースや最新の話題を入手しようとネットにアクセスしたのに、何時の間にやら、ある事件の真相やうわさのサイトを眺めていたりするのでございます。
そうこうして、一枚の書類を為すのに、こんな時間がかかるわけでございます。
わたくしは、土日祝日以外はススメを更新させていただいておりますが、ストップウオッチで更新に要する時間を計りましたところ、自分でも予想以上の時間がかかっていることが判明致しました。
「ええ?!こんなに??」といった感じでございます。
そう、更新の途中で、他のサイトを覗いたり、郵便物を見たり、トイレに行ったり、お茶を入れたりして、その都度、余計な時間が上乗せされ、うわっと驚くべき時間がウオッチには表示されていたのでございます。
そして、その他のパソコン上の作業を計ってみました。
これまた、驚くべき時間がかかっているのでございます。
アレレレレ、という感じでございます。ぞっとしたものもございます。
これほど、我が作業の生産性は低かったのかと気持ちが一新した次第でございます。
えらそうなことを言っている割には、時間の活用は下手だと、心機一転したのでございます。
デジタルは本当にシビアでございます。
これくらいのことはいい、とか、これは仕事のうちでしょ、とか、これは役に立っていそう、これはいいんじゃないといった曖昧な我が身の作業を、容赦なく苛斂誅求するものでございます。
ストップウオッチを導入して、本当に自分にとって大切なこと、やるべきことがいっそうクリアになったと確信してございます。
わたくしたちには、無駄で無用な余分な時間は与えられていないものでございます。
シビアな、一時代前の父親のように峻厳な、デジタルのストップウオッチの活用をご提案する次第でございます。

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人それぞれ

極言すれば、人それぞれでございます。
合うものがあれば、合わないものもございます。
ある人にはいいものが、本人には適わないこともございます。
わたくしたちは、靴のサイズから異なっているのですから、同じようにやる必要など皆無なのでございます。
合格という目指すところが同じだからといって、そこに至る道筋は一本しかないというわけではありません。
一本しかないのなら、世にある専門学校や資格学校は一つのものに集約されることでありましょう。
しかし、有象無象、たくさんの学校や種々の講座に多様なサービスがあることから鑑みても、方法がひとつしかないわけではないのでございます。
わたくしたちは独学で進んで参ります。ですから、自由にやっていけば良いのでございます。
わたくしたちには、失敗する権利さえ有しているのでございます。
できないことや誤りを恐れて避けるよりも、一度引っかかれば良いのでございます。
逆に、そっちのほうが憶えが良いくらいでございます。
お勉強に虎の巻や秘伝・奥義の類はございません。
継続してやっていけば、大概の試験には合格致します。
特別な人はございます。特別なことをやっております。
しかし、だからといって、その人たちのマネをする必要もないのでございます。
先ほどいいましたように、合格へはいくつもの、たくさんの行き方がございます。
おそらく、特別な人が行うことは特別なことでありましょう。
そして、特別なことは、凡人たるわたくしたちにはできないことでしょう。
特別なことは特別な人に任せれば良い、と考えていくことに致しましょう。
わたくしたちは、単純確実なことで合格していきたいと思います。
穏当で誰でもできることで、合格していきたく思います。
それは、やはり、続けることでございます。
続けるには、自分の身の丈にあったお勉強を続けていくことでございます。
独学にはそれをする自由があるのですから、杓子定規に考えず、これまでの勉強観の枠を超えて、考えていってほしく思います。
もっともっと、負担が軽くなっていくかと存じます。
本当に隣の芝生は青いもの、とはいったものでございます。
毎日丁寧に芝生の手入れをしていけば、我が芝も青々とするものでございます。
他に目移りする前に、いまやっていることを、より一生懸命にやるべきであるかと考える次第でございます。
某映画監督は、「一生懸命やるから面白くなる」と申しました。さもありなんかと存じます。

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