独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

GWはチャンスのとき

GWがもう始まっておられる方もいれば、これからようやくGWとなる方も居られるかと存じます。
GWには、普段とはうって変わって大きく時間を取ることが可能でございます。
ぜひ、普段ではできないことに果敢に挑戦してくださればと存じます。
旅行や行楽も結構でありますが、個人的にお勧めするのは大掃除・大片付けでございます。
いま、大量のゴミと不用品を整理しておくと、今後の半年の過ごしやすさは格段に変わってまいります。
ゴミに近い雑誌や新聞、読まない本、要らない家具やトレー、着ない洋服・スーツ、箱類紙袋類、ダンボール、壊れた機械その他諸々のガラクタを整理してくださればと存じます。パソコンを活用されている方は、HDDの掃除とバックアップ、そして、パソコン内部のホコリ除去をしておきましょう。
身も心も、年末までスッキリするかと存じます。GWは過ごし方ひとつでございます。
いくら普段睡眠不足といえども3日と昏々と寝ることはできません。寝れたら病気です。
また、いくら遊びほうけても3日連続で遊べば飽きてくるものでございます。
メリハリをつけてGWをお過ごしくださればと存じます。
さて、お勉強についてでございますが、お勉強におきましても、GWは格好の日和でございます。
GW中に後々しなければならないことを済ませておいてくださればと存じます。
たとえば、未だ試験範囲の全てを終えていないのなら、GW中にテキストを全て読み通し、基礎的な問題集の問題を遣り通してしまいましょう。
以後の勉強の負担が大きく和らぎます。
たとえば、過去問に手付かずなら、GW中に全ての過去問を解き切ってしまいましょう。
おそらく衝撃を受けるくらいに全くできないことを発見するでしょうが、なあに、やり直して見直す時間はたっぷりございます。
GW中に過去問ができていると、以後のお勉強は実に気楽になります。試験勉強の峠である過去問をぜひとも、GW中に踏破してくださればと存じます。
たとえば、試験勉強の範囲全てが終わっているのであれば、GW中に総復習を実施してくださればと存じます。
テキストを再度読み直し、問題集を解き直し、過去問を再確認します。間違った問題は丁寧に、忘れていたところは時間をかけて記憶を新たに致します。
大きく時間が取れますから、これまでやってきたこと全ての見直しも可能であるかと思います。
今総復習を実行しておけば、だいぶ記憶残り方と維持が変わってくるかと思います。
GW中で更に合格を磐石なものにしてくださればと存じます。
また、お勉強に大きく時間が取れなくても、わからなくなっているところの攻略や苦手箇所への挑戦くらいは取れるかと存じます。
GWにやっておくと本当に後々お勉強の負担が軽くなります。
ぜひ、言葉そのままのゴールデンな日々をお過ごしくださればと存じます。

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運のため

合格者のお話を伺っていますと、共通するものを発見するのでございます。
それは、運という要素でございます。
確かに、試験というものは、テキストや問題集を繰り返し、過去問をみっちりやり、模試等で仕上げをしていけば、大概受かるものでございます。
しかしながら、それだけではないのも事実でございます。
何か実力や努力を超えたもので、合格にリーチがかかるように思えるのでございます。
というのも、試験におきましては、どーにも解けない問題やどーにも対処・対策の仕様がない問題が出題されるからでございます。
また、普段は犯さないようなミスや失敗をしてしまうこともございます。
試験には、どうにもならない失点の可能性があるわけでございます。
そこに登場いたしますのが、「運」でございます。
どんな難問奇問珍問であれ、わたくしたちには点が取れる可能性がございます。
5択問題であれば20%、4択なら25%の確率で正解できる可能性が確実に存しているわけでございます。
こうした問題で運良く点数を拾うことができれば、合格ギリギリであった人は合格圏に、合格圏にいた人は安全ゾーンに、合格ライン以下であった人はライン上に滑り込めるわけでございます。
わたくし自身を振り返ってみても、珍問の答えを何故だか憶えていたり知っていたり、または、思い出すことができた経験がございます。
試験は水物といいますが、やはり、運の要素があることをご留意くださればと存じます。
試験にはわけのわからない問題が出ますが、それは大部分の受験生も同様でございます。
寡聞にしてわたくしは、奥義や秘伝、虎の巻で合格したという人の存在を耳にしたことがありません。
ごく少数いるかもしれませんが、大概の合格者は穏当な勉強で合格しているものでございます。
いたずらに未知の問題に振り回されず、結局、目の前のことを淡々とこなして行くしかないように考える次第でございます。
ただ、運は合否に強い影響力があるとはいえ、運だけで試験に受かるわけではありませんので、取り違いをなさらないようにしてくださればと存じます。
プロの占い師でさえ、運転免許の筆記に受かるのに占いや予知能力を使ったという話を聞きません。
おそらく、運転教本を読んだことでありましょう。
運を商売にしている人でさえそうなのですから、況や我々をやでございます。
運は運。わたくしたちは、できることを淡々とこなすのが上策であるかと考える次第でございます。
偶然は準備をしている者に現われると申します。さもあらんと思います。
逆にいえば、お勉強という準備をしなければ、偶然すら起きないというわけでございます。
運のためにも、結局やらなくてはならないもの、それがお勉強なのでございます。

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間違えること

多くの人が、間違えることはよくないことだと考えておられます。
しかしながら、事はそれほど簡単ではないことにご留意くださればと存じます。
間違いが良い変わるかは、一概には決めることができないのでございます。
たとえば、本試験でございます。
「本試験では間違えてはいけない」と言われれば、まさにその通りと考えるのではないかと思います。
しかし、でございます。
絶対に正しいかといいますとそうでもないのでございます。
本試験では間違えてもいい問題があるからでございます。つまり、誰にも解けようがない難問や見たことのない奇問、出題ミスかと訝られる珍問が出題されるためでございます。
こうした問題は間違えても良いものでありまして、もっといいますと、こうした問題など捨ててしまってその他の問題に時間を振り向けた方が賢明なのでございます。
「本試験では間違ってはいけない」という文言は、一見正しく見えてもそうではないのでございます。
日ごろのお勉強でも同様でございます。
間違いがよいか悪いかは一概には言えないのでございます。
本試験までの時間を受験期間などと申しますが、この期間を「訓練期間」と読み替えても支障はありません。
訓練期間とは、間違ってもよい期間ということができます。
基本的に、安定して何かをできるようになるには、ある程度の失敗が必要となって参ります。
訓練中には間違って失敗しあれこれと試行錯誤をして行くからこそ、次第に間違わないようになり、確実にできるようになるわけでございます。
お勉強を「訓練」といっても問題がないどころか、お勉強の真実を語っているように思うのでございます。
間違うからこそ、よく考えるし、憶えてやろうと意気込むのでございます。
個人的には間違うからこそ、記憶によく残ると考えてございます。
逆に、スムーズに理解したり憶えたりして間違わなくなったものの方が不安が残るくらいでございます。
このように、日ごろのお勉強は間違わないようになることを目標にしつつも、間違っていった方がよいという何とも二重の構造になっているわけでございます。
ですから皆さんには、失敗や間違いを恐れず、気にせず、気に病まず目の前のことや復習に精を出してくださればと思います。
とはいえ、絶対的にダメな「べからず」の間違いもございます。
100%してはならない「間違い」とは、点の取れる問題を落とすことでございます。
基礎・基本の問題、頻出している問題、過去に問われたことのある問題、テキストで太文字になっている問題を落とすことは、お勉強において絶対にやってはならないこととなってございます。
唯一、お勉強でやってはならない間違いがこれらのことと言うことができましょう。
逆に言えば、これら以外のことは間違ってもハイハイくらいの取り扱いでいいわけでございます。
間違うことは結構ではありますが、点のとれる問題は絶対に間違わないようにお勉強することも劣らず大事でございます。
間違いの取り違いをなさらないように申し上げる次第でございます。

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