独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

足りないものは補う

うんうんと机の前で座るだけが能ではありません。
机で頭を掻き毟れば理解が増すわけでもありませんし、記憶が良くなるわけでもありません。
独学というのは、自由なのが最大の利点でございます。
各自の判断と自主性にゆだねられる勉強の進め方でございます。
強制ではありませんし、これこれこうしなければならないといった決まりやルール、規則はありません。
最終的な責任はすべて自分が負うのですから、自由に好きなようにやっていけば良いのでございます。
本日のススメのタイトルは、「足りないものは補う」でございますが、まさにその言の通りなのでございます。
足りないと思うならば、机の前でうんうんするよりは、他に活路を求めよというわけでございます。
どうも落ち着かない、集中できないときは、意外に運動不足であったりします。
エネルギーが身体に満ち溢れており、それが発散されない状態というのは、意外にしんどいくて身体への負担が大きいのでございます。
1日2食で、それも一汁一菜であれば、身体に余分なエネルギーはないことでしょうが、そうもいかないかと思います。人間の身体はエネルギーを発散させないのも毒なのでございます。
机の前に座っていられないという人は、何も根気がないわけではなく、エネルギーが満ち満ちているだけでございます。いわば、アイドリングして暖まったエンジンが稼動中というわけです。そわそわするのもさもありなんでございます。
最後に汗をかいたのはいつでしょうか。あの寒い北欧でサウナが発展した理由をお考えくださればと存じます。人間、汗をかかねばならない動物である証左であるかと考えます。
机の前に座っていられないときは、散歩などしてエネルギーを発散してくださればと存じます。すっと集中の状態に入るかと存じます。
また、うまくいかないとき、それは休養の不足であるかもしれません。
疲労こそ万病の元でございます。どうも勉強に身が入らないというときは、いったん置いて、3日ほどかけてメンテナンスを行うべきかと存じます。
特に昨今では、新型インフルエンザの流行に加えて、寒い暑いが繰り返される季節の移り変わり目でございますから、身体の負担の大きい時期でもございます。
勉強というのは、誰にでもできるものでございます。それが、うまくできないというのは、当の本人に原因があるものでございますから、なんだかうまくいかないときは、休養不足であるかも知れないのでございます。
働き者というと、昔のお百姓さんを思い出す方も居られるかと存じますが、農事の合間の暇なときには、数週間かけて湯治に出かけていったものでございます。
常に働いていたわけではないのでございます。ちゃんと身体のメンテナンスを行っていたことを、意識の片隅にでも置いてくださればと存じます。
そのほか、知的な栄養不足も、お勉強を滞らせる大きな原因でございます。
最後に映画を見たのはいつでしょうか、テキスト以外の本を読んだのはいつでしょうか、ビジネス書以外に何を手にしたでしょうか。
見たり読んだりするものの偏りも、知的に健全であるとはいえません。違うタイプの本で脳のリフレッシュをお図り下さればと存じます。
同様に、テキスト以外からの知識の補給も、お勉強の停滞を打破するものでございます。
テキストのみが知識を与えるものではありません。実務書解説書入門書など、数限りなくございます。
テキストにうんざりしたら、その他の本で知識の更改をしてみてください。きっとテキストの内容が目新しく見えるはずでございます。
このように、不足しているものを見出し補うことで、多くを改善できるかと存じます。

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逆の面から

新型インフルエンザの報道が減ってまいりましたが、依然、ウイルスの感染は拡大兆候にございます。
インフルエンザが爆発的に流行するのは、最初に感染者が見つかって4週間後と、免疫学では言われているそうでございます。
GWあたりから感染者がちらほら見つかりだしましたので、未だ爆発する前でございます。
皆様方には、報道の多寡に関わらず、手洗い・うがい・マスク等の感染の拡大を阻止する措置をおとり下さればと存じます。
ちなみに、マスクは、「他人にウイルスや菌をうつすのを防止する」道具でございます。
決して、インフルエンザに罹らないためにつけるものではないのでございます。
お店の店員がマスクをしているのは、店員のインフルエンザ罹患を防ぐものではなく、お客様への感染の拡大を防ぐものでございます。
インフルエンザウイルスに感染しても、抵抗やら対抗やら免疫で、100%発症はしないのでございます。
ですから、これをお読みの方の中には、もうすでに新型インフルエンザに感染しているけれども、ウイルスの暴発を押さえ込んでいる人がたくさんおられるかと存じます。
繰り返しますが、マスクは「自分がかからないために付ける」のではなくて、「他人へうつさないための道具」でございます。
マスクは他人への、いうなれば、糖尿病患者や妊婦、先天的な疾患をお持ちの方への配慮でございます。この点、勘違いなさらないようにお願い申し上げる次第でございます。
数千円のマスクをしようが、医療従事者用のマスクをしようが、ウイルスを予防できるものではありません。自分の体内にいるウイルスを拡げないがための着用でございます。
インフルエンザに罹らない、というよりも、発症を抑えるには、従来どうりのうがいと手洗い、栄養と睡眠しかありませんので、続行してくださればと存じます。
さて、前置きが長くなりましたが、逆に考えると、解決策が浮かぶものでございます。
たとえば、やる気問題でございます。
やる気がなくなった、などと人は申しますが、逆にいえば、やる気があるからこそ、やる気がなくなるということができるのでございます。
「今は」ないだけで、明日・明後日になれば、やる気は満つるかもしれないのでございます。また、過去に、やる気はあったということもいえましょう。
周りの人は、皆様方がお勉強をしているものに、おそらくはやる気はないことでしょう。さすれば、比較上、あなたは多少のやる気はあるということができるのでございます。
やる気が絶無、まったくになくなったとは言えないのでございます。
なあんだあるじゃん、と思えば、自分の立て直しも見つかるかと存じます。
たとえば、八方塞がりでございます。
あれもこれもしなければ!!とどこから手を付ければいいかてんやわんやの状態に陥るときもあるかと存じます。
しかしながら、いうなれば八方塞がりといえども、「8つ」しかありません。たった8個、十指に足るものでございます。
しかも、8つの8つがすべて、同じ強度で同じ難しさで同じ分量であることはありえません。
比較的簡単に終わるものから、一筋縄ではいかないものがあるでしょう。
ならば、難易度順なり優先度の高いものに整理してから、順番に手を付けていけばよいということになります。
「逆」を意識することで、すっと思考の絡んだ糸がほぐれるときがございます。
逆思考でお考えくださればと存じます。
とはいえ、配偶者に向かって「逆の意味でよかった」などといいますとひどい目に遭いますので、ご注意くださればと存じます。

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恥を捨てるときがきた

独学におきましては、間違ったりわからなかったりすることを恐れてはいけないのでございます。
過ちや間違いを忌み嫌っておられる方は、今この時点で、お考えを改めるべきかと存じます。
できることなら、やらないのでございます。
わたくしたちは、日本語の読み書きができますから、日本語を勉強する人はいません。勉強するのは、言語学者・国語の先生、マナーの講師くらいでしょう。
お勉強をするのは、できないからやるのでございます。
できないのですから、わからない・間違うというのは、ごく当たり前のことでございます。
できないのが、普通であって通常のことなのでございます。
それなのに、失敗や過ち、失点や忘却を恐れるのは、矛盾してございます。矛盾しているのにそのままで行くから、ますますどん詰まりに向かうのでございます。
できないことを恥ずかしく思う人も居られるかと思います。恥だから恐れる人も居られるでしょう。
しかしながら、恥というのは、実力者になってからの話でございます。
十分な勉強期間、演習数があってこそ、恥というのが生まれるのでございます。そら、過去問3回やって同じ問題を間違え続けるのは、小学生でも恥ずかしく思うことでしょう。
恥は、実力が付いて、お勉強の絶対数があってこそ、成り立つものでございます。
そんなにお勉強をしていないのに、間違いや失敗を恥ずかしく思うのは、正直に申しますと、「何様のつもりだ」という感を深めるのでございます。
逆に言えば、できないことを恥じるくらいなら開き直って、できないからやるんだと思って目の前のことに励んだ方が、よほど建設的でございます。
基本的に、知るということは難しいのでございます。
なぜなら、知っていると言うには、それを説明できないといけないからでございます。
たとえば、道でございます。市役所・駅への道を知っていると言うのなら、それを説明できなければならないわけでございます。
説明できないのに、知っているとはいえないのでございます。
お勉強におきましても、知っていると言うには、それを上手に簡潔に説明できないといけないのでございます。
意外にこの説明が難しいのでございます。
とはいえ、わたくしたちは合格を目指して試験勉強を行ってございます。試験というのは、説明のレベルまで求められておりません。
本試験では、問題−正解という形式の手助けがありますから、「知る」状態まで至らなくても良いのでございます。
とりあえず解答できる状態にまでなれば良いのですから、多少知らなくても恥じることはないのでございます。
お勉強におきましては、恥などうっちゃってしまい、恥から生じる恐れや怯みなどを払拭してくださればと存じます。

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