独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

わからん!終わり

お勉強には、憶えられそうで憶えられないものがございます。
できそうなのに、できないものがございます。
あと少しで理解に到達できそうなのに、なかなか理解に到らないものがございます。
わかりそうなのに、何故だかわからないものがございます。
こうした、「あと1歩」の問題は、根が深いものがございます。
まず、投下した努力に成果がついて参りません。毎日、1時間、2時間と頭を捻っても、解決策が思いつかないのでございます。
そして、いつそれが解決に到るかわからないという、見通しの暗さもございます。
(こいつはアレだ、例の「あと1歩」の問題かもしれん)と気付いたときは、対策の方向性を切り替えるようにご助言する次第でございます。
というのも、窮鼠猫を噛むの例えのあるように、あと1歩で解決できない問題というのは、実に手ごわいことが多々あるからでございます。
ですから、あまりに「あと1歩」の問題にかかり切りになると、そのほかのお勉強の進捗は遅れる上、心労も蓄積されるのでございます。
「あと1歩」の問題に一生懸命になることは、賢明ではないといえるのでございます。
とはいえ、放置するのもすっきりしないものでございます。
では、どうしたらいいかといいますと、短い時間で何回も見るのがよろしいかと存じます。
1回当たり5分から10分で結構でございます。それを、1日あたり5回も6回も見を入れるのでございます。
たとえば、朝起きたら見てみる、食事を済ませたら見てみる、トイレに行く前にちょっと拝見、帰ってきたらとりあえず見る、寝る前に見てみるといった次第でございます。
注意点は、本格的に見ようとしないことでありまして、ごく短い時間で済ませてしまうことでございます。
今回のタイトルにありますように、見てもわからなかったり進展が少しもなかったら、そこで終了するわけでございます。
このように何回も見て行くうちに、ふっとこれまで考えも及ばなかった解決策を思い付いたり、すっと理解に及んだり、不思議に頭に記憶されていることがあるのでございます。
現場百遍と申しますが、お勉強におきましても、、己のわからない現場を何度も見ることで、新たな発見を得ることができるわけでございます。
もちろん、このように日に何回も見るためには、わからなかったりする当該箇所のテキストや問題集をコピーしておくことが必要であります。
とはいえ、コピーひとつの手間で、「あと1歩」問題が解決するのですから、割に合う手間であるかと存じます。
「あと1歩」問題は、接触回数を増やすことで大きく改善を図ることができるかと存じます。
また、精神上も、ほったらかしにして悶々とするよりかは宜しいかと存じます。
スーパーやお店が赤字覚悟で特売やセールをするのは、兎に角、お店に来てもらうからでございます。
人間不思議なもので、何度も行ったところには今後も行くように、疎遠になったところは更に疎遠になるものでございます。
何度も来て貰えるようになれば、あれやこれや、当初行った本人は考えも付かなかったものを買ってもらえるチャンスが増えるわけでございます。
お勉強におきましても、買い物のように接触回数を増やしておけば、何時の日かピコピコピーンと閃きが訪れるものでございます。
接触回数をキーに、対策の取り舵を取ってくださればと存じます。

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「ながら」はいけません

雑用や雑事の類であるなら、「ながら」の作業でも構わないのでございます。
データを整理しながらテレビを見る。定式化された書類に記入しつつ撮り溜めした録画を見る。靴を磨きながら煮物を作る。
アイロンをかけながら、電話をしながら、洗濯物をたたみながらなどなど、「〜しながら」でもできる作業とは数多くございます。
もちろん、雑事や雑用は一緒にやってさっさと終わらせたほうが賢明でございます。
わたくしなどは、毎週、パソコンのウイルスのチェックをしつつの靴磨きと財布・レシート・領収書の整理が週課となってございます。
同時並行で行っても支障のないものは、どんどん同時に進めて行くべきでございます。
とはいえ、同時並行に適さない作業もございます。そう、お勉強でございます。
お勉強はどんな作業であっても、「ながら」でできるものではないことを指摘しておきたく存じます。
できないという意味は、効果がないと言うことでございます。外見的には、何かをしながらお勉強をできないことはございません。
しかし、お勉強の内容は、少しも頭の中に残らないのでございます。
音楽を聴く・BGMを流しながらのお勉強なら、まだよろしいかと思います。
全くの無音で風が木の葉を撫でる音が聞こえるほどの静寂であると、人間眠たくなってしまいますので、ある程度、心地の良い感情の高ぶらない音楽を流すのは、お勉強の効率アップにも資するものがございます。
ラジオを聴きながら、というのもまだよろしかろうと存じます。というのも、ラジオには、たくさんの人に聞かせようという動機が少ないからでございます。
もちろん、ラジオ関係者の人にとっては、たくさんの人に聞いて欲しいとは思っているでしょうが、万難を排して、万金をはたいて広告を打ちキャンペーンを張ってでも聞かせたい!というほどではないかと存じます。
といいますのも、ラジオ放送というのは、放送・通信の分野で最も合理化が進んだ分野でありまして、午前・午後の部の放送というのは、それぞれ2〜3人でまわしていると聞いてございます。
ですから、ラジオ放送はあらゆる手練手管で聞かせようとする姿勢は少なく、時には聞いてくださいな、いいこといっていますから、というように1歩引いた姿勢があるのでございます。
ラジオを聴きながらのお勉強というのは、推奨は致しませんが、聞きながらでもそう支障はないかと存じます。お勉強に飽きてきたら、聞きながらのお勉強もよろしかろうと存じます。
ここまでは、「ながら」でも結構でございます。以下は、やってはいけない「ながら」の説明でございます。
まずいけない筆頭は、テレビを見ながらのお勉強でございます。
全くだめです。テレビの視聴率競争の激しさは知っておられるかと存じます。そのため、効果音やらなんやらで、少しでもテレビの画面に目を行かせようと、血のにじむような工夫をしてございます。
このため、全くお勉強に集中できず、テレビを見ながらテキストを読んでも、全く頭に入っていかないのでございます。
お勉強の作業の中で最も負荷の少ない確認作業ですら、ロクにできないのが「テレビを見ながら」でございます。
それほどテレビが見たいのであれば、録画するか、お勉強を済ませてすっきりした状態で見るが良いかと存じます。パソコンでの動画視聴も同様に、よろしくはありません。
最もよくない「ながら」は、お酒が入った状態でのお勉強、そう、飲みながらのお勉強でございます。
アルコールというのは、何かを忘れるときに飲むものでありまして、何かを憶えようとするお勉強とは、全く相性のよくない、正反対のものなのでございます。
断言しておきますが、アルコールの入った状態でお勉強しようとしても、全く何ひとつ、頭に入っていかないことを申し述べておきたく存じます。
酒に酔ったままお勉強をするくらいなら、コップ一杯水飲んで、早々に床に就くが賢明でございます。本日分の勉強は、朝早く起きてやればよいではありませんか。
お勉強に「ながら」は大敵でございます。
やるときはやる、やらないときはやらないと、めりはりのあるお勉強をして欲しく存じます。

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カフェイン様々

わたくしは、お茶が大好きでございます。
紅茶は少し苦手ですが、緑茶、ほうじ茶、コーヒー等々、飲まない日はないというほど、愛飲してございます。
もう、本当にお茶を抜きにしては生活が考えられないほどでございます。最近のような梅雨中時の蒸し蒸しした毎日であっても、熱い緑茶を飲まない日はありません。
どうしても美味しいといわざるを得ないのでございます。
やはり、こうも飲んでしまうのは、お茶が有するカフェインに起因するかと思います。
カフェインは脳を覚醒致します。カップいっぱいの緑茶が、ぼんやりとする脳を覚醒させ、目の前のことに取り組ませる集中力をもたらすのでございます。
やあ!!と気合を入れて目の前のことに集中するよりも、濃いお茶を一杯飲んだ方が話が早いとつくづく感じるのでございます。
とはいえ、単にお茶っ葉にお湯を注いでを飲めばよいというわけではありません。
カフェインパワーを満喫するには、ある程度の作法が必要であるかと存じます。
まず第一は、お茶っ葉を蒸らすことが肝腎でございます。
これは、緑茶だけでなく、コーヒー、紅茶等にも当てはまるかと存じます。
まず、少量のお湯でお茶っ葉を濡らします。ま、簡単に言えば、急須にお湯を少々入れてくるくる回し、お茶っ葉を濯ぐが如くして、濯いだお湯を捨てます。お湯がもったいないと思う貧乏性の人は、カップに注いでカップを暖めればよいでしょう。
さて、次が重要でございます。そのまま、急須は3分ほど放置して、お茶の葉を蒸します。
3分は意外に長いものでございます。この間に、今日お勉強するところを確認したり、さっきしたところで不安なところを見直してみたり、憶えるべき対象を暗記するがよいでしょう。
お茶の葉が十分に蒸せたら、お湯をたっぷり注いで頂くことに相成ります。
こうして少し手間をかけたお茶には、カフェインが十分に溶け出して入るのでしょうか、頭が覚醒するのを体感できるかと存じます。
特に昼下がりや帰宅後など、頭がドンヨリしているときに、カフェインたっぷり茶を飲むとしゃっきりするかと思います。
ま、夕方から夜にかけて、カフェインを過剰に摂取致しますと、寝つきが悪くなるなど、不眠症になってきますので、そのあたりは体調管理の一貫としてご留意くださればと存じます。
お茶の第二の注意点は、1回のお茶の葉につき2杯までということでございます。
出がらし茶というのは、色が付いているだけのお湯でございまして、カフェインや滋養となるものは出き切っている感がしてなりません。
覚醒の度合いも低く、3杯目以降はそれほど美味しくないというのが実感でございます。
また、お茶には利尿作用がありますので、飲みすぎるとトイレが近くなりも致します。やはり、2杯でお止めておくのが、最も美味しく、且つ、その他に支障のない頂き方であるかと思います。
お茶の有するカフェインを有効利用して、すっきりした頭でお勉強に取り組んでいただければと存じます。
何ゆえにお茶が、水やアルコールその他をおさえ、わたくしたちの飲み物のチャンピオンになっているか、お分かり頂けるかと存じます。

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