独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

霧が晴れれば

わたくしたちの見通しというのは、よくよく外れるものでございます。
こーしてあーしていけば、○○日には終わるじゃん、てな感じでピクニック気分でいたら、まったくの見当違いで、何にも終わっていなかったということはよくあるものでございます。
わたくしは、勝手な予想が外れて全貌が現われた状態を、霧が晴れた状態といっております。
登山中に霧が発生し、やれやれ晴れたと思ったら、頂上までの道のりが蛇行する蛇のように、まだまだあったという何とも疲れそうな状況を思い浮かべてくださればと存じます。
お勉強におきましても、自分では、もう終わりだな、もうできたなと思っていたのに、まだまだほんの序盤であったことに気付くと、息は消沈してやる気も蒸発してしまうものでございます。
とはいえ、それは仕方のないことでございます。
そんなことで歩みを止めてはいけないのでございます。
ぶっちゃけていってしまえば、自分の見当違い、己が勝手にそう思い込んでいただけでございます。
麦茶と思っていたらめんつゆだった程度の間違いでございます。
間違いに気付いたらそれを質して、新たに強く堅く決意して進んで行くだけでございます。
これまでやってきたのですから、これからもできることでしょう。
新たに見つかったやるべきことやすべきこと、読まないといけないもの、憶えないといけないもの、解かないといけないものは、最初は多く見えても細分化して日々に振り分けて消化いけば、すぐに終わるものでございます。
最初は残った道程の多さに驚いても、いざ行ってみれば見かけ倒しといいますか、何てことはないことが多々でございます。
ときどき、真性にできておらず仰天することもございますが、まあ、稀でございます。そんときは、覚悟を決めてゼロからやっていけばよいわけです。
逆に言えば、事態が見えてきた分、終了の二文字がはっきりと見えてきたのでございます。
そして、見当違いのまま、本試験に臨まなくてよかったと胸をなでおろすべきなのでございます。
晴れあれば雨、楽あれば苦があるように、やるべきことが見えればもうそろそろ、終わるのでございます。
仰天してくさくさするよりかは、少しずつでも良いので仕上げて行くことが肝腎であるかと存じます。

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体調が第一

空梅雨かと思いきや、ようやく梅雨らしくしとしとぴちゃぴちゃ、雨が降り続く日々でございます。
今回のススメは、お勉強についてではありません。体調管理についてでございます。お目汚しの程、お願いする次第でございます。
湿度の高いどろんとした季節柄でありますが、皆様方にはくれぐれも体調の管理の程をお願いしたい次第でございます。
男性の方はお酒、特にビールの飲みすぎを、女性の方はアイスキャンディやアイスクリームの過剰摂取にご留意くださればと存じます。
何しろ暑いので、とても美味しくぺろりと、どんぶりでいただけてしまうのでございます。
先日、賞味期限間近のビールが発泡酒半額以下の値段で売られておりまして、しこたま買い込んだわたくしでございます。
奇しくも、そのビア購入日は完全な夏日でありまして、飲むわ飲むわ、痛飲滝の如しでございます。
飲むはビアに限りません。プラスして、アイリッシュウイスキー12年物の水割り、ロックで追い討ちでございます。またこれが冷たくて美味しく、ビールでほてった身体に効くのでございます。
食べるものもそこそこに飲み続けた結果、近来まれに見る二日酔いの襲撃でございます。
ほんとうに、ついていないというか、最も暑くなった日に最も大量のアルコールが冷蔵庫にあったわけでございます。ひと夏分と思って買ったビールが物の2〜3日でなくなったのでありました。
夏の体調不良はアルコールのみではありません。
ミニストップのソフトクリームの値段と質の絶品のバランスを再発見してしまったわたくしなのでございます。暑くなると欲しくなるガリガリ君にソフトクリームというアイスタッグが、わたくしの胃を直撃したのでございます。
お腹は痛い、下腹部はきりきり、頭痛、身体全体は重くて動かない、食欲はない、吐き気、めまい等々、盆と正月が一緒にやってきたような1年分をまとめた不調振りでありました。
今年に入っては、それほど体調を崩すことも無く穏当の毎日であったのに、飲むもの・食べるもので一気に奈落に落ちることをこの年になって漸く理解したわたくしでございます。
夏真っ盛りともなれば、今以上に冷たくて美味しいもの、冷たくて甘いものに接する機会が多くなるかと存じます。
しかしながら、快あれば苦あり、でございます。美味しければ美味しいほど、反動がございます。
体重の増加、身体のだるさ重さ、疲労、夏バテ夏風邪でございます。
体調が悪くては、お勉強どころか机の前に座って文字を追うだけでも一苦労でございます。お勉強の進捗はまったく遅くなるものでありましょう。
体調がいいこと、体調を整えることは、お勉強の大前提でございます。
羽目を外すときにおいても、節度を以って、己の食欲に向かい合って下さればと存じます。
欲するところに従って矩を超えず、と古人も言ってございます。
嘔吐とともに学ぶものではないと、つくづく思った今日のわたくしでございます。

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昨日と今日は

基本的にお勉強とは、同じようなことを同じようにやっていかねばならないものでございます。
どんな方法・やり方であれ、テキストを読まずに済むものはないかと存じます。
同様に、問題を解かねば記憶に定着いたしませんし、過去問をやらねば傾向はつかめないものでございます。
ですから、どうしてもやる対象見る対象読む対象は固定化していくのでございます。
そのうえ、何回か繰り返さないと実力には転化しませんので、「同じものを見る」退屈さにいっそう輪が掛かるのでございます。
これが、体調も良くお勉強の進捗も良いときなら、それほど問題ではないのでございます。
しかし、不調期に差し掛かりだすと、実に、実にめんどくさくなるのでございます。
お勉強には、AしようがBしようが芳しくなく、どれも同じで退屈で、まるで出口の無い迷路に入ったかのごとく、張り合いのないお勉強になるときがあるのでございます。
こうなると困ったものでありまして、毎日毎食カレーを食べたときのような忌避感をお勉強に抱くようになるのでございます。
お勉強といいますのは継続が最も効率が良いので、飽きてやらなくなってしまうことほど、もったいないものはないのでございます。
急にぱたんとやめちゃうと、1〜2週間分のお勉強は蒸発してなくなることでありましょう。
これまでやってきたことを無駄にしないためには、やはり続けざるを得ないのですが、そうはいっても「たるい」のは真実でございます。
それでもやるにはどうしたらいいかといいますと、変化を見出すことに一生懸命になることでございます。
たとえば、できない問題を5問ばかりピックアップして解いて、解答にかかる時間を計っておきます。
そして、次の日も同じ問題を解いてみます。同じく、時間を計ります。
当然といえば当然ですが、解く時間はどんどん短く、答え合わせもどんどん簡潔かつシャープに、ポイントが絞られたものになっていくことでありましょう。
これはひとつの例ですが、変化というのは自分から見ようとしない限り、見出せないものでございます。
お勉強は続ければ続けるほど実力は付いていきますが、意外に自分の実力の付きさ加減を見ようとしない人が多いのでございます。
同じ時間当たりでどれだけテキストを読めるようになったのか、記述に引っかからなくなったのか、少し意識すれば、お勉強上の変化を見つけられるものでございます。
変化とは探さねば見つからないものでございます。変化を見出せるようになると、見る目が付いてきたことを実感できるかと存じます。先ほどの例でいえば、時間からお勉強を見る視点を得たわけでございます。
そして、大雑把でしか見てこなかった自分を再発見し、改めてよく見てみようと思うようになるのでございます。
お勉強が多少不調で進捗が鈍っても、その分、見る目が付いたのであれば、逆に上々ではないかと思う次第でございます。

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