お勉強は、何と言っても毎日の継続が大切でございます。
何しろ、全くの異物を頭の中に取り込んで行くのでございます。それはもう、大層なことでございます。
わたくしたちは、お勉強も一種のストレスであることを忘れてはならないかと存じます。
お勉強と言う作用がありましたら、ストレスという反作用が生じるものでございまして、この関係を無視してしまうと、お勉強はなかなか続かないのでございます。
毎日継続するのが良いというのは、お勉強のストレスを見込むが故でございます。
わたくしたちは、急激な変化には対応できません。新事態に、徐々に徐々に慣れていくのがわたくしたちの真実の姿であります。
お勉強という大異物・大ストレスに対して、急に一気呵成に慣れようとしても、そうは問屋が卸さないのでございます。
力攻めをすれば、必ず力の反抗作戦が帰ってくるのでございます。
こうした作用−反作用の影響を抑えるには、時間をかけて徐々に慣れて行くしかないのでございます。
毎日続けて行くと、最初の頃はしんどかったものでも、だんだんと軽くなるものでございます。
それは、身体と頭が漸く慣れてきた証左であるといえましょう。お勉強の反作用のパワーに対抗できるようになってきたというわけでございます。
ですから、お勉強というのは、続けることによって、楽に、負荷が軽くなるように感じるわけでございます。
これが逆に、1日やって2日やらない、といったように飛び飛びのお勉強にしてしまうと、なかなか反作用に慣れませんから、しんどいままのお勉強になるといった塩梅でございます。
さて、毎日継続が基本方針のお勉強ではありますが、ひとつだけ守って欲しいルールがございます。
それは、毎日やるのであれば、特定のある日はまったく何もしない、ノーお勉強デーを設けるということでございます。
5分すらお勉強をしてもいけません。頭にお勉強のことをよぎらすことさえいけません。
(この日は絶対何にもやらん!)という、完全にお勉強から解放された日を設けるのでございます。
個人的には、お出かけの日や飲酒日・お食事会の日を、完全解放日に充てたらよろしかろうと存じます。
完全にお勉強から離れても、毎日継続していたらやらなかった分などすぐに取り戻すことが可能です。
お勉強を1日しないロスよりも、お勉強からのストレスから完全に解放されて、らっくりとのんびりして、精神の静養から得られる方がはるかに利が大きいからでございます。
新たな活力を得ることもできますでしょうし、これまで気付かなかった点や見落とし事項を見出す契機にもなることでしょう。
完全に休むということも、お勉強の大事な一部分でございます。
全くお勉強を引きずらない日を、あらかじめカレンダーに丸を付けておき、その日を励みに毎日のやるべきことに邁進してくださればと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2009年7月13日 10:22 AM |
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梅雨のじとじと・蒸し蒸しの合間に、夏到来を予感させる暑い日が顔を見せるようになりました。
暑くなってきますと、体調管理が大切になって参ります。日射病はもとより、熱中症に罹らないようにして頂きたく存じます。
こうした夏の病は少しの予防でかなり防げるもの。しんどい目に遭って、薬代を費やし、仕事を休んで、皆に心配をかけて、元に戻るだけというのは、少しく馬鹿馬鹿しいものでございます。
患わないのが1番なのを念頭に置いてくださればと存じます。
さて、夏の病の対策といえば、こまめな水分補給ばかりに目が行きますが、それに負けず劣らず大切なのが、塩っ気の補給でございます。
「塩分は控えめに!」という文言ばかりが一人歩きして、声高く言われておりますが、塩っ気は生存に必須のものでございます。
摂らなければよい、少ないほうがいいといったものではなく、ある程度、絶対的に摂らねばならないものでございます。
夏のたくさん汗をかいた日の中には、とてもだるい日があるかと存じます。
だるさにはいくつもの原因が考えられますが、汗をかいて身体中の塩っ気が不足するようになったのが、その原因と考えられるのでございます。
(だるいなあ〜)というときは、試しに塩を(食塩ではありません。)なめてみることをお勧めしたく存じます。
身体に塩っ気があるときは、塩をなめるとほんの少しでも「辛い!」と感じるものでございます。
しかし、身体が塩っ気不足だと、塩をなめてもそれほど辛く感じないのでございます。
身体がだるくてたまらないときは、塩を少しなめるか、香の物をぱりぱりかじるとだるさが融和されるときがございます。
かつて、お茶請けに香の物が出ておりましたが、遠路はるばる来てくださった方への塩っ気の補充であったのではないかとひそかに思っている所存でございます。
あまりにだるくて身体が重く、頭もくらくらするような日は、少し塩をなめてみて、疲労の度合いを探り、お勉強が可能なのかどうかをチェックして欲しく思います。
疲労の溜めて寝込むほうがお勉強の遅延でありますので、お勉強をするかしないか、どれだけの量を・時間をするかは、勇気を持って判断すべきかと存じます。
汗をかく夏には、くれぐれも塩っ気を忘れないようご助言する次第でございます。
すごくだるくなったら、(体調管理が失敗したな)とお考えくださればと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2009年7月10日 9:26 AM |
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お勉強には、憶えられそうで憶えられないものがございます。
できそうなのに、できないものがございます。
あと少しで理解に到達できそうなのに、なかなか理解に到らないものがございます。
わかりそうなのに、何故だかわからないものがございます。
こうした、「あと1歩」の問題は、根が深いものがございます。
まず、投下した努力に成果がついて参りません。毎日、1時間、2時間と頭を捻っても、解決策が思いつかないのでございます。
そして、いつそれが解決に到るかわからないという、見通しの暗さもございます。
(こいつはアレだ、例の「あと1歩」の問題かもしれん)と気付いたときは、対策の方向性を切り替えるようにご助言する次第でございます。
というのも、窮鼠猫を噛むの例えのあるように、あと1歩で解決できない問題というのは、実に手ごわいことが多々あるからでございます。
ですから、あまりに「あと1歩」の問題にかかり切りになると、そのほかのお勉強の進捗は遅れる上、心労も蓄積されるのでございます。
「あと1歩」の問題に一生懸命になることは、賢明ではないといえるのでございます。
とはいえ、放置するのもすっきりしないものでございます。
では、どうしたらいいかといいますと、短い時間で何回も見るのがよろしいかと存じます。
1回当たり5分から10分で結構でございます。それを、1日あたり5回も6回も見を入れるのでございます。
たとえば、朝起きたら見てみる、食事を済ませたら見てみる、トイレに行く前にちょっと拝見、帰ってきたらとりあえず見る、寝る前に見てみるといった次第でございます。
注意点は、本格的に見ようとしないことでありまして、ごく短い時間で済ませてしまうことでございます。
今回のタイトルにありますように、見てもわからなかったり進展が少しもなかったら、そこで終了するわけでございます。
このように何回も見て行くうちに、ふっとこれまで考えも及ばなかった解決策を思い付いたり、すっと理解に及んだり、不思議に頭に記憶されていることがあるのでございます。
現場百遍と申しますが、お勉強におきましても、、己のわからない現場を何度も見ることで、新たな発見を得ることができるわけでございます。
もちろん、このように日に何回も見るためには、わからなかったりする当該箇所のテキストや問題集をコピーしておくことが必要であります。
とはいえ、コピーひとつの手間で、「あと1歩」問題が解決するのですから、割に合う手間であるかと存じます。
「あと1歩」問題は、接触回数を増やすことで大きく改善を図ることができるかと存じます。
また、精神上も、ほったらかしにして悶々とするよりかは宜しいかと存じます。
スーパーやお店が赤字覚悟で特売やセールをするのは、兎に角、お店に来てもらうからでございます。
人間不思議なもので、何度も行ったところには今後も行くように、疎遠になったところは更に疎遠になるものでございます。
何度も来て貰えるようになれば、あれやこれや、当初行った本人は考えも付かなかったものを買ってもらえるチャンスが増えるわけでございます。
お勉強におきましても、買い物のように接触回数を増やしておけば、何時の日かピコピコピーンと閃きが訪れるものでございます。
接触回数をキーに、対策の取り舵を取ってくださればと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2009年7月9日 10:47 AM |
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