独学には、進捗管理が必須でございます。
なぜなら、監督してくれる人や監視、指導してくれる人がいないからでございます。
これらの人が居るのであれば、進捗管理などおざなりにしても良いのでございます。
誤った方向に進んでいたら、これこれとたしなめられるからでございます。
しかし、ご存知のように、独学にはこういった人が居りません。
自力でお勉強の進み具合と計画との離れっぷりとを修正していかねばならないのでございます。
進捗管理といいますと、何やら工場音が聞こえてきたり、何とも難しい響きがありますが、内実はいたって簡単でございます。
今日は何をしたか、そして、何が残っているのか、何がよかったか、何が悪かったか、どのくらい遅れているのか、理由は何故なのか等々を1日の最後に思い直すのみでございます。
お勉強におきます進捗管理とは、チャート表や工程表とにらめっこをするものではございません。
もっと簡単でシンプルなものでございます。
わたくしが進捗管理にお勧めいたしますのは、日記という作業でございます。
現在では、ブログといったツールがありますが、是非とも、旧方式のノート・帳面方式をお勧めする次第でございます。
というのも、ブログというのは公開が前提となっておりますので、どうしても他人の視点で、読み手を前提に肩肘ばって書くようになるのでございます。
進捗管理というのは、ごく、私的なことでして、究極、自分にさえわかれば良いものでございます。ですから、ノートや帳面での閉じた日記の方が適しているわけでございます。
今日は○をした、あのところはあまり良くないので見直すべきであろう。××はできるからほっといてもいい、云々かんぬん。
計画より遅れているが全くの無知の状態なのだから遅れは仕方がない。全体的理解ができれば遅れを取り戻す云々かんぬん。
今日は、○と×と△をする。○はいい、×は終わりが見えてきた、△はダメ云々かんぬん。
おやつは○○堂の大福がいい。手が汚れない。云々。
おかきはよく噛まないと胃が荒れる、よく噛むことにする。云々。
揚げ系おかきは食べ過ぎない。胃が荒れる、云々。
豆菓子よし!云々。
BGMに落語はダメ。気が散る、云々。
などなど、こうした文章で今日のお勉強をまとめてみるわけでございます。
コツは、まじめにしないこと、長く書かないことでございます。
まじめにするのはお勉強だけでいいわけで、日記は3日に1日、1週間に1日くらいのほうが続きます。
長く書かないというのは、その日にあったことを全て書くような、無駄なことはやめましょうというわけでございます。
逆にいえば、その日の重要なこと、翌日以降に影響のありそうなこと、書きとめておくべきことを如何に抽出して短くできるか、というわけでございます。
長く書くとめんどくさいうえ、時間の無駄にもなりかねません。
軽くさらっとポイントを絞った日記を書くうちに、お勉強の進捗に対して意識が深まって行くかと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2009年7月31日 9:46 AM |
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メモの期限は一週間、と決めなければなりません。
何ゆえに、初っ端から禁止口調・命令口調なのかといいますと、我が身に対する活でございます。
机やパソコン周辺に張られたメモ、ポストイット、手帳に書いてある備忘録、挟んであったメモを整理したのでございます。
まあ、出るわ出るわのオンパレードでございます。
「晩御飯は少なめに」「○○屋、予約特典ステーキ+200g」「ウェットティッシュ、塩」「マクドではサラダ」「○○に連絡」「○さんにあげる」などなど、こうしたメモが到るところに貼り付けられていた次第でございます。
わたくしは、何かをメモしたときは必ず日付を記入するものでございます。
どうしてかと言いますと、いつ書いたのか判らないものほど、手を付けないからでございます。
たとえば、今日書いたメモには、小さく「090730」と書き記すわけでございます。
ですから、メモ一枚取っても、いつ書いてどのくらいほったらかしにしていたのか、そして、ほったらかしにしてどれほど支障があったのかがわかるのでございます。
さて、たまったメモを整理したところ、こんもりとした山が出来上がった次第なのでございます。
幸いなのは、重要なものは無かったので、(うわあ、やっていなかったあ!)と錯乱せずに済んだのでございます。
しかし、メモの内容を見直してみると、やっておけばもっと今は変わっていただろうという内容が多々で、せっかく気付いていたのになあというもったいない気分でいっぱいになったのでございます。
メモに残すことは、それはそれでいいのですが、やはりそれを実行に移すなり、実際に試すなり、お勉強のことであれば、現実的に消化していかねば、意味がないなあと思った次第でございます。
今回思ったことは、メモの更改でございます。
書いたメモは1週間に1度は目を通し、やるべきことならばその日のうちにやってしまうか、やれなかったことなら、新しく書き直すようにすべきであると考えた次第でございます。
もちろん、書き直す手間が出てまいりますが、その手間が惜しいのならやる必要のないことであります。
新たにメモをするだけの価値があるのか、再考する機会になるだけでも、メモの更改は意味があるかと存じます。
本の抜書きなどは、憶える期限を書いておくだけで引用できるチャンスになるものでございます。
身の回りにメモやポストイットの類が増えてきたときは、取捨選択の不足か実行の不足かのどちらかでございます。
今週末にでも、身の回り、鞄、財布、手帳、机の周り、パソコンの周りのメモの類を、大整理してくださればと存じます。
今年ももう半年を切り、あと5ヶ月となってございます。
メモやポストイットに書いただけでは、何の解決にも、何の終了にもなっていないことにご留意くださればと存じます。
メモ・ポストイットに埋没してなならないのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2009年7月30日 9:33 AM |
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本日のススメは、お勉強のお供なるべきものを紹介したく存じます。
敬愛の意を込めて、お勉強には、お豆先生を推奨したく思います。
かむという行為は、よく言われますように、脳に刺激を与えるものでございます。
咀嚼をすることは、わたくしたちが考える以上に複雑な行為で、脳がよく動くとのことでございます。
今ここで、食べ物を口の中に入れた時のメカニズムを御想起願いたく存じます。
まだ咀嚼されていない部分は奥歯に追いやられすり潰され、筋張った箇所は犬歯や前歯で噛み切らんとします。
そして、噛み始めると唾液が分泌され、消化しやすい状態へと食べ物を化学変化させますし、舌の動きというのはこれまた絶妙に食べ物が咀嚼できるように動くものでございます。
舌は動きだけでなく感覚器として秀逸でありまして、変な味や違和感・異物をたちどころに発見してしまいます。
そして、歯という器官は、口の中をひとつも傷つけることなく、咀嚼の全ての作業をこなすのでございます。
よくよく考えれば、食べるという行為は、驚異的な複合作業であることがお分かりいただけるかと存じます。
硬いものを食べているとボケないといわれるのは、やはり、一理あるかと存じます。
米国大リーグにおきましても、ガムを噛みながら選手はグラウンドに立っておりますが、このことは、噛むことで脳が刺激され集中力が発揮されるから、と仄聞している次第でございます。
お勉強のお供に何か食べるものを持ってくるのは、以下の理由から適当であるかと思います。
まず、お勉強のストレスを和らげます。ストレスがたまるとついぱくぱくと食べ過ぎてしまいますが、ストレスを和らげるためでございます。
何かをお勉強中に食すことで、お勉強のストレスは和らげられるかと存じます。
次に、エネルギーの補給でございます。
当たり前ですが、お勉強中のときにおいても、身体ではエネルギーを消耗しているものでございます。
机の前に座って居るだけですが、脳みそはフル回転してございますから、エネルギーの消耗の度合いは高いのでございます。
ですから、お勉強中に何かを食べることで、エネルギーが完全に消耗しきる前に補充できるという塩梅でございます。
そして、先ほどもいいましたように、噛むことで脳が刺激され、集中力が増す点でございます。
ぼーとして頭が動かなくなったら、口の中に何かを放り込んで、無理やりにでも頭を動くようにすべきであるかと存じます。
このように、噛むという行為は、脳によさげな影響を与えるようですので、お勉強にも取り入れるべきであるかと考えるのでございます。
では、何をお勉強のお供にすべきかという話になります。
ケーキやチョコレート、クッキーでも結構なのですが、太るという欠点がございます。
また、美味しいので食べ過ぎて、適当な食事が取れなくなってしまいます。そして、コストの面でも、馬鹿にならないかと存じます。
お菓子類は、ときどきなら結構でしょうが、常備可能なお供にはならないかと思われます。
では、ガムや飴はどうかといいますと、これらは虫歯の原因になるので、常用すると歯がぼろぼろになりかねません。また、常時ガムを噛んでいると、歯の詰め物が取れやすくなるリスクがございます。
くっちゃらくっちゃらポーンと詰め物が取れて、歯医者に駆け込むのは、賢くはないかと思われます。
このように、ガム・飴類も、常備には相応しくないかと思われます。
では何がよいのかといいますと、ようやくここでタイトルの「豆」の出番でございます。
とはいえ、糖衣された豆菓子ではなく、単に炒っただけの炒り豆でございます。ちなみに、わたくしはソラマメを炒ったものを愛食してございます。
この炒り豆、低カロリーなうえに量が食べられないので太る心配がありません。そして、適度な硬さなので噛むのに苦労しないので重宝してございます。
豆を口に放り込んでどろどろになるまで咀嚼すると、通常ならヤーメタとなるときでも、意欲を持続できるような感が致します。
また、豆を毎日どろどろになるまで噛み砕いていると、顔の筋肉が刺激され、顔の顎のラインとほっぺたのあたりが引き締まるのでございます。
このメタボな世の中、「顔がほっそりしましたね」と言われることは、男女問わず嬉しいことでございます。
お豆先生で、お勉強の集中力だけでなく、細顔という嬉しい副作用をも手に入れてほしく存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2009年7月29日 10:41 AM |
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