独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

見極めて

見極めというのは、作業効率化の元でございます。
(これはできそうだね)と思えるものと、(こいつは時間を取って本腰を入れないとどうにもならんね)と思うものを明確に見分けることが大切であるかと存じます。
複雑且つ難解な規定は、時間を取ってしっかり読み込み、正確な理解に到達していなければ点数が取れないようになっております。
つまり、試験問題を作る側としては、制度間の細かな違いを突いてきたり、同じように見えるものの違いを問うたりして、わたくしたちの失点を誘うわけでございます。
ですから、こうした事項は、おざなりに適当に済ませることなく、時間とたっぷりとって念入りに分析調査しておかねばならないのでございます。
難しいなあ、手間がかかるなあと思うものは、しっかりした計画の中で消化して行くのが賢明であるかと存じます。
逆に、さっさ〜とできそうなものは今日中に済ませてしまおうと、はい、はい、はいと短時間で終わらせて行くのがよろしいでしょう。
たとえば、あと30分くらいしか勉強時間が取れないときは、その章の最も難しいところに挑戦しようとするよりかは、(こいつは今度だわ)とすっぱり止めて、ぱぱっとできる見直しや確認に時間を費やすわけでございます。
そして、その中断したことは、時間の取れそうな日のカレンダーに「○○する」とでもメモしておけば、忘れることなく消化ができることでありましょう。
時間のないときにうんうんと理解できずに困るのは、焦るわイライラするわで精神衛生上よろしくありません。何より勉強効率もひどく悪いものでございます。
土日など時間の取れる日に、濃いコーヒーと饅頭と羊羹と水菓子を用意して、徹底抗戦の準備が整ってから突貫すべきであるかと存じます。
理解はある程度到っており、記憶もうっすらと出来上がっているのであれば、時間をわざわざ設けることなく、空き時間や手持ち無沙汰な時間で消化していけば良いかと考える次第でございます。
ああ、こいつはダメだぁ〜という感じをよくないものとしたり、弱音だと考えたりしないよう、お願いする次第でございます。
(こいつはできんべよ)という素直な感想こそ、現状認識の最たるものなのでございます。
確かな現状認識があるからこそ、じゃあこの日にまわそう、一気にやれないからアレとコレとソレに分けて取り掛かるとしよう、理解の足しになる文献か本はないかしらなどの、発想を生むのでございます。
できそうもないのに、やりぬく意欲もないのに、惰性でお勉強をしても仕方がないものでございます。
お勉強というのは、その語句の中に「強いる」文字が使われておりますが、全てが全て、何でも強いればよいというわけではありません。
小学生ではないのですから、きちんと理性的かつ論理的に、準備と計画と進捗と困難の度合いの把握の元に、お勉強というものを取り組んでいただければと存じます。

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油を絶やさず

油断大敵という言葉がございます。その意味は、まさに言葉の通りでございます。
機械の中には、油類がどうしても必要となるものがございます。
油類とは、たとえば、グリスであったり潤滑剤、オイルなどなどで、機械の各部品の熱を冷ましたり動きを良くしたり、その他、埃や湿気から守る働きがございます。
ま、身近にあるものといえば、自転車のチェーンに塗るチェーンオイルでありましょうか。
何ゆえに、油断、つまり、油を絶つのが大きな敵となるかといいますと、油類がなくなるとそれらの機械の部品は早々にぶっ壊れるか、機能しなくなってしまうからでございます。
油ひとさししておけば、なんてこともなかったのに、それを怠ったが故に手ひどい時間のロスや手間を被ることになるのでございます。
自転車のチェーンへ油を注さずギイギイ言わして走っておれば、早晩、チェーンが切れるか、それか、チェーンが外れやすくなって、修理や買い替えという実にめんどくさい事態に陥ることになりましょう。
自転車ですから、それくらいで終わりますが、自動車やバイク、その他産業用工業用の機械ともなれば、油を注さなかったが故に馬鹿馬鹿しいコストを負担せねばならなくなるわけでございます。
とはいえ、こうした油類に関わる問題というのは、発生自体はきっちりおさえられるものでございます。
油類を切らさず、常にある状態にしておけば良いからでございます。
では、どうすれば、油を切らさないできるかといえば、3日なら3日ごとに、1週間なら1週間ごとに、1ヶ月なら1ヶ月、半年なら半年と、一定の期間ごとに定期的な点検をしていけばよいのでございます。
わたくしたちを悩ます、お勉強における記憶につきましても、同様のことが言えるかと思います。
記憶というのは、何度も何度も目にしたほうが残ります。これは、明らかな記憶の真理でございます。
逆に言うと、何度も見ない限り、わたくしたちは憶えたことを必ず忘れて行くというわけでございます。
ですから、復習という作業を以って、かつて勉強したことを見直して記憶を改めて行くのでございます。
そこで、油を絶やさない定期的な点検を、お勉強に取り入れてみてはどうかと思うのでございます。
誰しも不安な箇所、憶え難い箇所、忘れやすい箇所というものがございます。
そういったところは、まるでぬかみそ床をかき混ぜるかのように、何度も目を通していかないと、あっという間に記憶は薄れていきます。
気付いたら全て忘れていたという最悪な事態も、油断していると当然起こりうるものでございます。
こうした徒労を回避するには、期間を決めて定期的にチェックを施すのが1番でございます。
緊急的で実に忘れやすい特Aの箇所には、3日に1回は目を通すように致しましょう。
やや不安なところは1週間に1回、かつて苦手であったところは1ヶ月に1回、見直していけばよいでしょう。
機械類のメンテナンスをするかの如くに、記憶というものをお考えくださればと存じます。
点検を怠ればダメになって行くのは、記憶も機械類と同様なのでございます。

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ジュース代程度です

久々の青空が広がり、気持ちも澄んでいくものがございます。
本当に、蒸し蒸し・じとじとは勘弁願いたく存じます。
しかし、こうした長雨が終われば、本格的な夏が始まります。
現在は「7月」ですが、旧暦で言えば、いまだ6月の梅雨真っ盛りの時頃でございます。
暑さはこれからであることを肝に銘じて、心身ともに準備をしていってくださればと存じます。
さて、夏といえば暑さ対策が肝要でございます。お勉強においても、必須といって過言ではありません。
お勉強というのは頭を使いますので、夏の暑い時分では、すぐにオーバーヒートしてしまうのでございます。
暑い中でお勉強うするときは、必ずエアコンで冷房かドライをつけておくことを推奨いたします。
お勉強においては、暑さは大敵でございます。汗を流しながらできるものではありません。
といいますか、エアコン無しではお勉強は全く捗らないことでしょう。
エアコンというと電気代が気になるところでありますが、調べたところ、1時間当たり6〜22円とのことでございます。
半日使い続けても72円から132円で、本当にジュース代くらいなのでございます。
エアコンが必要になるほど暑いのは昼間あたりでありまして、早朝・夜ともなれば十分、なしでも過ごせます。
使い方も工夫して、こまめに切ったり、締め切って扇風機をかけたり、ドライのみにしておけば、もっと冷房のコストを下げることはできましょう。
暑いさなかに、暑さを我慢してお勉強をすることはありません。
暑さを我慢しても、その我慢は、コーラやサイダー、アイスに取って代わられるものでありまして、経済的にはトントンなのでございます。
電気代は抑えられても、冷たいものへの飲食代で出費が増えれば、我慢した甲斐がないわけでございます。
経済的なこと、そして、お勉強の能率を考えますと、エアコンを使った方が遥かに賢明でございます。
エアコンなんてジュース代程度と思い、頭のオーバーヒートを防ぎつつ、お勉強に臨んでくださればと存じます。
本当に暑いさなかでは、どんなに気合を入れようとも頭は動かず、がんばったのに成果が付いてこない馬鹿馬鹿しい目に遭うのが落ちでございます。
涼しくして、がんばっていきましょう!

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