独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

いらいらにご用心

ようやくちらほらと梅雨明け宣言が出て、完全な夏日が多くなって参りました。
とはいえ、突発的な雨には要注意でございます。
どう見ても晴れ日和なのに、天気予報を見ると降水確率が30%ほどある日もございます。
晴れの井出立ちでスコールに降られると、まあ、書類や本、ノートの類がずぶぬれになってしまいます。念のため、軽い折り畳み傘を常備するのが賢明であるかと存じます。
ちなみに、わたくしは完全な雨男ですので、鞄から車と到るところに折りたたみ傘を備え付け、出かける際には曇りの日でも傘を持ち歩いてございます。
それでも雨に降られて鞄やリュックサックを乾かす羽目に到っております。
暑い盛りに雨に降られ、濡れたものを乾かすといった無駄手間でいらいらしないように、ご助言したく存じます。
さて、暑いときには、ちょっとしたことでいらいらしてしまうものでございます。
かあっと頭に来てしまうものでございます。コピー機が紙詰まりを起こしたり、インク切れになっただけでかあっと来ることがございます。
全て暑さのせいではありますが、周りに当り散らしたり、ぶつくさ愚痴っても、余計に苛立ちが増すばかりで健康によろしくありません。
いらいらは全ての敵でございます。
つまらないミスを頻発させるし、周りの評判は落ちますし、配偶者子供も近寄らなくなります。
しかも、いらいらは周りに伝染するので、貴方がいらつくと周りもイラつき、そして更に増幅されたいらつきが返って来るのでございます。本当に馬鹿馬鹿しくございます。
お勉強におきましても、心中にいらつくものがありますと、途端に能率は落ち込んでまいります。
いらつかないのは、お勉強のコツでもありますので、できるだけ自制してくださればと存じます。
考えてみれば、かあっときていらいらしてムカついて、何か良くなるというものはありません。
仕事が減るわけでもなく、雑用がなくなるわけでもなく、すべきことが雲散霧消するわけでもなく、誰かがお金をくれるわけでもなく、本当にプラスのことは何ひとつ起きません。
むしろ、マイナス面のほうが多いくらいでございます。
いらいらしたりむかむかすると、事態は後退していると考えるようにするのが賢明であるかと思います。
心の状態を平穏にまで戻すという、余計な作業が増えるからでございます。
思い返せば、多くのいらいら・むかつきのなかには、引き返すポイントが多々ございます。
かあっとして感情の導火線に火が付く前に、一呼吸おいて火を消せば、何事も無く済むということが多いのではないでしょうか。
いらいらやむかつきは、それ自体で増殖増幅するものでございます。
細菌やウイルスの如く、増える状況下ではどんどん増えて行くわけでございます。
わたくしたちがすべきは、その増える状況を如何にコントロールするかでございます。
先ほど言いました、コピー機の紙詰まりや紙・インク切れの事態など、かつて、それが起きても何ともなく、冷静に対応したときがあったはずでございます。
そのときの自分を真似れば、かあっとする感情は抑えられるかと思います。
いらいらやむかつきは、ある程度までコントロールすることが可能でございます。
ATMや銀行で待たされても、後で大事な商談や重要な仕事があるならまだしも、大概はやれやれとするくらいがオチでございます。
いらいらしても、むかむかしても話は進みません。
しっかり状況と心をコントロールして、無用なエネルギーと活力の浪費をお防ぎ下さればと存じます。

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冷やし過ぎ

ちらほらと、梅雨明け宣言が出てございます。
今年は冷夏かしらんと思っていましたが、週明けからぐんぐん気温が上昇して、本格的な夏到来でございます。
皆様方におきましては、暑さに負けず自分のやるべきことにまい進してくださればと存じます。
また、炎天下に居られる場合は、水分と塩っ気の補充、帽子を被ることをお忘れないようにご助言したく思います。
外回りの方でも、こまめに帽子を被ることで、だいぶ疲労を阻止できるかと思います。
カークーラーの効いた空間が身近にあるとはいえ、まめに帽子を被ることで要らぬ体力の防止をお図りくださればと存じます。
夏に注意すべきは、暑いからといって、身体を冷やしすぎないことでございます。
シャワーを浴びたときやお風呂に入ったときに、自分の身体の意外な冷たさに気付くことが多々あるかと存じます。
暑い暑いと思いながらも、実際には、身体が冷えていたことはよくあるのでございます。
わたくしたちは、トカゲやタモリと違って恒温動物でございます。
一定の体温を保つ機能が先天的に備え付けられているわけでございます。
ですから、体温がある一定のラインを下回ると、暖めるようにできているのでございます。
これは憶えていても損はないのですが、わたくしたちの身体を覆っている脂肪といいますのは、一旦冷めると暖め直すのにとても時間がかかる性質がございます。
わたくしたちの方からすれば、一旦脂肪が冷え切ってしまうと何時間と自分の身体を温めるのに、多くの時間と活力を使わざるを得なくなる、ということができましょう。
冷え込みというのは、生命体にとって危機的な、回避すべき事態の筆頭でありますから、そらもう、全力を挙げて身体の冷えを取り除こうと一生懸命になります。
ですから、なんだか身体がだるくなってしまうのでございます。
あまりに過度に身体を冷やしすぎると、身体を温めるほうに身体機能とエネルギーがまわされてしまい、お勉強には少ししかまわされないようになるのでございます。
空調の聞いた部屋で、氷の入ったグラスに、しゅわしゅわと音を立てるコーラを注いで、一気に飲み干すのは天国でございます。しろくま君アイスをほおばるのは極楽気分でございます。
しかしながら、何度もその天国と極楽を味わうと、どうしても身体が冷えてまいります。
一方で涼を得て身体を冷やしながら、もう一方の身体の内部では、身体を温めるのに躍起になる。。。あまり、賢明であるとはいえないかと思います。
お勉強といいますのは、頭の勝負と思われがちですが、それは、本試験その日だけの話しでありまして、試験勉強期間の大半は、体力勝負でございます。
お勉強で必要なものの筆頭は、体力でございます。この点、お忘れないようにご助言したく思います。
身体を冷やすことは、体力の消耗に拍手をかけることでございます。
ぐったりと鉛のように身体が重く感じるときは、身体の冷やしすぎに対抗するため、体力が予想以上に使われた結果であるかと考える次第でございます。
ばくばくとアイスを食べたり、ごくごくとコーラを飲んだり、うおんうおんと空調をフル稼動させたりするのは、極上のご褒美として、節度をもって臨むのが賢明であるかと思います。
多少、汗ばむ方が、身体的体力的にはよいことに留意しつつ、体調管理をしてくださればと存じます。
ずーと冷房のある部屋で過ごさざるを得ない方は、身体が冷えないように温度管理を管理職か総務に言いつけるか、長袖シャツや股引を装着し、余分な「身体の暖め機能」を発動させないようにしていただければと存じます。

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硬いものは柔らかく

よく噛んで食べる、というのは、誰にでもできて誰にでも効果のある、至極身近な健康法であるかと存じます。
最近お腹がゆるくなったとか、食欲が湧かないとか、便秘がちになった、疲れが取れなくなったなど、なんだか調子が悪いなあと思ったときには、意識的に良く噛むようにしてくださればと存じます。
良く噛むと消化が良くなる上に、よく言われますように、唾液が分泌され、いっそう吸収されやすくなります。
食べているのに元気が出ないというのは、消化がうまくできていないことも考えられるのでございます。
また、便秘がち・ゆるくなったというのも、消化吸収が合理的に行われていない証左であるかと存じます。
ぜひ、良く噛んで見ることを推奨する次第でございます。
特に、ファストフードを良く利用される方は、意識のうえに意識して、噛むようにしてくださればと存じます。
ハンバーガーやポテトを食べると胃が荒れたり、便秘になるという人は、良く噛んでいないのがその原因でございます。
一度、どれほど咀嚼しているか、数えてみてください。驚くほど、噛んでいないのがわかるかと存じます。
そのうえ、食べ物の組み合わせもよろしくありません。ハンバーガーは柔らかいのですが、ポテトというのは、油で揚げてカリカリになっているので意外に硬いのであります。
わたくしたちの多くは、「ポテトは硬い!」という揚げ物・フライ物の事実を見落としているかと思います。
逆に言えば、同じ調子で食べてはいけないものが、同じひとつのトレイにのっかっているというわけでございます。
ポテトだけでも、どろどろに為るまで噛めば、だいぶ、胃の荒れやもたれ具合を阻止できるかと思います。同じことは、せんべいやポテチなどの硬いお菓子にも当てはまります。
酒の肴のピーナツ類も硬いです。お酒を飲むと下痢をする人は、自分がどのようなつまみを食べ、どのように食べているかをお振り返りくださいまし。
なんにせよ、良く噛むことで、しっかりと消化吸収をしてくださればと存じます。
さて、同じことが、お勉強にもいえるかと存じます。
難しいこと、難解なこと、膨大なことは、一時に短時間でやろうとせず、ゆっくりじっくり、まるで牛が草を食むように取り組むことが大切であるかと思います。
先ほど言いましたポテトやせんべい、ポテチの類のように、硬いものを良く噛まずに飲み込むと、胃の荒れ・胃もたれ、腹痛、大きいほうの不調に為るのと同様に、お勉強におきましても、一気にできないことをやろうとすると不都合なことが多々出て来るのでございます。
お勉強といいますのは、やったらおしまい、と言うわけには行きません。押入れや納屋の掃除のように、やってしまえば来年までしないで済む、というわけには行かないのでございます。
やっただけでなく、細部まで理解して頭の中に入れていかねばならないのでございます。
この点、全く違うことをしっかり意識してくださればと存じます。
膨大なページがある章は小分けして取り組む、複雑な制度や規定は語呂暗記等で全体を把握してからおさえていく、難しい問題は自分のできるところとできないところをしっかり区分けして進める、複雑な文章は括弧がけや色分けをして読んで行くなど、自分の手に余るときは、自分がきっちりできる範囲で進めていかねばならないのでございます。
それが、どれほど遅く、ノロノロ勉強に見えても、でございます。
1日に少ししか進まなくても、それはそれで、価値のある進捗でございます。
大食い選手権の人たちが真に食べてはいないように、お勉強におきましても、形だけのお勉強では実にならないものでございます。痩せている大食漢は珍しくありませんね。
お勉強の質とは、消化吸収にどれほど貢献したかでございます。
形式的且つ中身のないお勉強にならないよう、ご注意申し上げたく存じます。

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