ちらほらと、梅雨明け宣言が出てございます。
今年は冷夏かしらんと思っていましたが、週明けからぐんぐん気温が上昇して、本格的な夏到来でございます。
皆様方におきましては、暑さに負けず自分のやるべきことにまい進してくださればと存じます。
また、炎天下に居られる場合は、水分と塩っ気の補充、帽子を被ることをお忘れないようにご助言したく思います。
外回りの方でも、こまめに帽子を被ることで、だいぶ疲労を阻止できるかと思います。
カークーラーの効いた空間が身近にあるとはいえ、まめに帽子を被ることで要らぬ体力の防止をお図りくださればと存じます。
夏に注意すべきは、暑いからといって、身体を冷やしすぎないことでございます。
シャワーを浴びたときやお風呂に入ったときに、自分の身体の意外な冷たさに気付くことが多々あるかと存じます。
暑い暑いと思いながらも、実際には、身体が冷えていたことはよくあるのでございます。
わたくしたちは、トカゲやタモリと違って恒温動物でございます。
一定の体温を保つ機能が先天的に備え付けられているわけでございます。
ですから、体温がある一定のラインを下回ると、暖めるようにできているのでございます。
これは憶えていても損はないのですが、わたくしたちの身体を覆っている脂肪といいますのは、一旦冷めると暖め直すのにとても時間がかかる性質がございます。
わたくしたちの方からすれば、一旦脂肪が冷え切ってしまうと何時間と自分の身体を温めるのに、多くの時間と活力を使わざるを得なくなる、ということができましょう。
冷え込みというのは、生命体にとって危機的な、回避すべき事態の筆頭でありますから、そらもう、全力を挙げて身体の冷えを取り除こうと一生懸命になります。
ですから、なんだか身体がだるくなってしまうのでございます。
あまりに過度に身体を冷やしすぎると、身体を温めるほうに身体機能とエネルギーがまわされてしまい、お勉強には少ししかまわされないようになるのでございます。
空調の聞いた部屋で、氷の入ったグラスに、しゅわしゅわと音を立てるコーラを注いで、一気に飲み干すのは天国でございます。しろくま君アイスをほおばるのは極楽気分でございます。
しかしながら、何度もその天国と極楽を味わうと、どうしても身体が冷えてまいります。
一方で涼を得て身体を冷やしながら、もう一方の身体の内部では、身体を温めるのに躍起になる。。。あまり、賢明であるとはいえないかと思います。
お勉強といいますのは、頭の勝負と思われがちですが、それは、本試験その日だけの話しでありまして、試験勉強期間の大半は、体力勝負でございます。
お勉強で必要なものの筆頭は、体力でございます。この点、お忘れないようにご助言したく思います。
身体を冷やすことは、体力の消耗に拍手をかけることでございます。
ぐったりと鉛のように身体が重く感じるときは、身体の冷やしすぎに対抗するため、体力が予想以上に使われた結果であるかと考える次第でございます。
ばくばくとアイスを食べたり、ごくごくとコーラを飲んだり、うおんうおんと空調をフル稼動させたりするのは、極上のご褒美として、節度をもって臨むのが賢明であるかと思います。
多少、汗ばむ方が、身体的体力的にはよいことに留意しつつ、体調管理をしてくださればと存じます。
ずーと冷房のある部屋で過ごさざるを得ない方は、身体が冷えないように温度管理を管理職か総務に言いつけるか、長袖シャツや股引を装着し、余分な「身体の暖め機能」を発動させないようにしていただければと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2009年8月4日 10:58 AM |
| ▲ Back to Top. | ▲ Back to Homepage. |
よく噛んで食べる、というのは、誰にでもできて誰にでも効果のある、至極身近な健康法であるかと存じます。
最近お腹がゆるくなったとか、食欲が湧かないとか、便秘がちになった、疲れが取れなくなったなど、なんだか調子が悪いなあと思ったときには、意識的に良く噛むようにしてくださればと存じます。
良く噛むと消化が良くなる上に、よく言われますように、唾液が分泌され、いっそう吸収されやすくなります。
食べているのに元気が出ないというのは、消化がうまくできていないことも考えられるのでございます。
また、便秘がち・ゆるくなったというのも、消化吸収が合理的に行われていない証左であるかと存じます。
ぜひ、良く噛んで見ることを推奨する次第でございます。
特に、ファストフードを良く利用される方は、意識のうえに意識して、噛むようにしてくださればと存じます。
ハンバーガーやポテトを食べると胃が荒れたり、便秘になるという人は、良く噛んでいないのがその原因でございます。
一度、どれほど咀嚼しているか、数えてみてください。驚くほど、噛んでいないのがわかるかと存じます。
そのうえ、食べ物の組み合わせもよろしくありません。ハンバーガーは柔らかいのですが、ポテトというのは、油で揚げてカリカリになっているので意外に硬いのであります。
わたくしたちの多くは、「ポテトは硬い!」という揚げ物・フライ物の事実を見落としているかと思います。
逆に言えば、同じ調子で食べてはいけないものが、同じひとつのトレイにのっかっているというわけでございます。
ポテトだけでも、どろどろに為るまで噛めば、だいぶ、胃の荒れやもたれ具合を阻止できるかと思います。同じことは、せんべいやポテチなどの硬いお菓子にも当てはまります。
酒の肴のピーナツ類も硬いです。お酒を飲むと下痢をする人は、自分がどのようなつまみを食べ、どのように食べているかをお振り返りくださいまし。
なんにせよ、良く噛むことで、しっかりと消化吸収をしてくださればと存じます。
さて、同じことが、お勉強にもいえるかと存じます。
難しいこと、難解なこと、膨大なことは、一時に短時間でやろうとせず、ゆっくりじっくり、まるで牛が草を食むように取り組むことが大切であるかと思います。
先ほど言いましたポテトやせんべい、ポテチの類のように、硬いものを良く噛まずに飲み込むと、胃の荒れ・胃もたれ、腹痛、大きいほうの不調に為るのと同様に、お勉強におきましても、一気にできないことをやろうとすると不都合なことが多々出て来るのでございます。
お勉強といいますのは、やったらおしまい、と言うわけには行きません。押入れや納屋の掃除のように、やってしまえば来年までしないで済む、というわけには行かないのでございます。
やっただけでなく、細部まで理解して頭の中に入れていかねばならないのでございます。
この点、全く違うことをしっかり意識してくださればと存じます。
膨大なページがある章は小分けして取り組む、複雑な制度や規定は語呂暗記等で全体を把握してからおさえていく、難しい問題は自分のできるところとできないところをしっかり区分けして進める、複雑な文章は括弧がけや色分けをして読んで行くなど、自分の手に余るときは、自分がきっちりできる範囲で進めていかねばならないのでございます。
それが、どれほど遅く、ノロノロ勉強に見えても、でございます。
1日に少ししか進まなくても、それはそれで、価値のある進捗でございます。
大食い選手権の人たちが真に食べてはいないように、お勉強におきましても、形だけのお勉強では実にならないものでございます。痩せている大食漢は珍しくありませんね。
お勉強の質とは、消化吸収にどれほど貢献したかでございます。
形式的且つ中身のないお勉強にならないよう、ご注意申し上げたく存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2009年8月3日 10:47 AM |
| ▲ Back to Top. | ▲ Back to Homepage. |
独学には、進捗管理が必須でございます。
なぜなら、監督してくれる人や監視、指導してくれる人がいないからでございます。
これらの人が居るのであれば、進捗管理などおざなりにしても良いのでございます。
誤った方向に進んでいたら、これこれとたしなめられるからでございます。
しかし、ご存知のように、独学にはこういった人が居りません。
自力でお勉強の進み具合と計画との離れっぷりとを修正していかねばならないのでございます。
進捗管理といいますと、何やら工場音が聞こえてきたり、何とも難しい響きがありますが、内実はいたって簡単でございます。
今日は何をしたか、そして、何が残っているのか、何がよかったか、何が悪かったか、どのくらい遅れているのか、理由は何故なのか等々を1日の最後に思い直すのみでございます。
お勉強におきます進捗管理とは、チャート表や工程表とにらめっこをするものではございません。
もっと簡単でシンプルなものでございます。
わたくしが進捗管理にお勧めいたしますのは、日記という作業でございます。
現在では、ブログといったツールがありますが、是非とも、旧方式のノート・帳面方式をお勧めする次第でございます。
というのも、ブログというのは公開が前提となっておりますので、どうしても他人の視点で、読み手を前提に肩肘ばって書くようになるのでございます。
進捗管理というのは、ごく、私的なことでして、究極、自分にさえわかれば良いものでございます。ですから、ノートや帳面での閉じた日記の方が適しているわけでございます。
今日は○をした、あのところはあまり良くないので見直すべきであろう。××はできるからほっといてもいい、云々かんぬん。
計画より遅れているが全くの無知の状態なのだから遅れは仕方がない。全体的理解ができれば遅れを取り戻す云々かんぬん。
今日は、○と×と△をする。○はいい、×は終わりが見えてきた、△はダメ云々かんぬん。
おやつは○○堂の大福がいい。手が汚れない。云々。
おかきはよく噛まないと胃が荒れる、よく噛むことにする。云々。
揚げ系おかきは食べ過ぎない。胃が荒れる、云々。
豆菓子よし!云々。
BGMに落語はダメ。気が散る、云々。
などなど、こうした文章で今日のお勉強をまとめてみるわけでございます。
コツは、まじめにしないこと、長く書かないことでございます。
まじめにするのはお勉強だけでいいわけで、日記は3日に1日、1週間に1日くらいのほうが続きます。
長く書かないというのは、その日にあったことを全て書くような、無駄なことはやめましょうというわけでございます。
逆にいえば、その日の重要なこと、翌日以降に影響のありそうなこと、書きとめておくべきことを如何に抽出して短くできるか、というわけでございます。
長く書くとめんどくさいうえ、時間の無駄にもなりかねません。
軽くさらっとポイントを絞った日記を書くうちに、お勉強の進捗に対して意識が深まって行くかと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2009年7月31日 9:46 AM |
| ▲ Back to Top. | ▲ Back to Homepage. |