お勉強も体力勝負であることを、忘れないようにしていただきたく思います。
学生時分は、体力があまりに余っていたからこそ、お勉強の体力問題は意識にすらあがらなかったのでございます。
しかし、お勉強と体力は密接な関係があることを、うすうす肌で感じられている方がたくさん居られるのではないかと思います。
はっきりいいますと、お勉強の出来・成績・実力は、体力と密接な関係がございます。
体力が低下すると、如実にお勉強の能率も落ちていきます。
なんだか机の前に据わるのが億劫になったり、座り続けられなくなったり、果てには、テキストを読んだり問題を解くことが馬鹿らしくなるなどの拒否反応を起こして、身体をお勉強から離れて休ませようとするのでございます。
もし、お勉強の進捗がはかばかしくないのであれば、体力の有無、残像量、疲労具合に意をお払いくださればと存じます。
体力といいましても、オリンピッククラスの体力が必要なのではありません。常人レベルの体力を維持できればいいのでございます。
急激に体力を付けることはできませんが、今持っている体力の浪費は防げるものでございます。
ひとつは、食べ物・飲み物に気をつけることでございます。
世の中には、疲れる飲食物が存在してございます。それらを避けるだけでも、身体の軽さを実感できるのではないかと思います。
食べ物で最も疲れるのは、やはり、ファストフードや中食の揚げ物・フライ物でありましょう。
消化にどえらい時間がかかるものは、やはり、疲れるのでございます。
これらの食べる量を減らして、湯がいた野菜や生のきゅうりやトマトに替えるだけでも、身体の疲労振りが異なってくるかと存じます。
飲み物で疲れるのは、やはり、アルコールでございます。
晩酌に一杯飲む方は多いと思われますが、過度の飲酒は身体の疲労の元でございます。
アルコールを飲んで寝ると、内蔵はアルコールの分解に忙しくて実質的には『寝て』いないとのことでございます。アルコールを多飲した翌日は二日酔いになりますが、同時に身体の重さを感じるのは、内臓が全く休めていない証左であるかと思います。
急に晩酌を止めることは出来ませんが、身体が重い、疲れが取れていないなどの自覚があって、お酒が切れたときは、これを機に3日ほど、お酒を買うのを控えてみるとよろしいかと存じます。
お酒を少し控えるだけで、身体の体力の浪費を抑えられ、しかも、内蔵を休ませることができるので、身体の軽さを実感できるかと思います。
身体の重さやしんどさに、(もう年かなあ)と思い出した方は、ぜひ、お酒を控えるようにしてくださればと存じます。週2くらいのペースにするだけで、十分、お勉強への体力を確保できるかと思われます。
飲み物はアルコール以外にも、疲れてしまう飲み物がございます。
炭酸飲料や清涼飲料水でございます。これらも毎日飲んだり、過度に量を取ると、如実に身体の不調を感じ始めることでしょう。
「だるさ」が堅調に現われるかと思います。気合が入らなかったりやる気がだだ漏れになっていたら、こいつらのせいかもしれません。
最も疲れにくいのは、水、そして、麦茶の類でございます。
飲み物を意図的に調整するだけでも、夏場の体力確保を果たすことが出来ます。
お勉強なんだかなあ、と宙ぶらりんになっておられる方は、ぜひとも、飲んでいるもの・食べているものを点検してくださればと存じます。
不摂生の箇所を正すだけでも、お勉強への体力とやる気を十分に確保できるかと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2009年8月18日 9:30 AM |
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失敗は成功の元といいますが、(あーあー)と残念に思う状況の中にも、よい側面・よい点が必ずあるものでございます。
たとえば、お腹周りのぜい肉でございます。
年を経てまいりますと、かつてのすっきりしたお腹ではなくなるのが、当世の世の習いでございます。
何しろ道を歩けば食べ物を扱う店、甘い飲み物を扱う機械が満ち溢れてございます。ついつい、食べて飲んでしまう機会は、かつて江戸や明治の人間に比べれば、数百倍はあるものでございます。
だらしなくなった身体を見て、何とかしようと志を立てますが、なかなかに腹筋をしようがスポーツをしようが、お腹と腰周りのぜい肉は取れないものでございます。
しかしながら、よくよく考えていただきたいのでございますが、お腹を壊す回数はいかばかりでありましょうか?
わたくし、10代から20代にかけて、すぐにお腹を壊す派でありまして、冷たいアイスやコーラ麦茶を飲みすぎたり、ビールや冷酒を痛飲すぎると次の日は決まってお腹が冷えて下痢気味になっていた次第でございます。
しかしいまや、冷えが原因でお腹を壊す方が少ないくらいでございます。今年は冷夏でありますが、ほとんどお腹を壊さなかったのでございます。
また、かつては、肌寒い日に薄着をしていると即断にお腹がごろごろとなり、トイレに駆けていたのでございますが、いまや、お腹を丸出しで寝ても何ともない毎日でございます。
これらのことを考えますと、おなか周りの贅肉が、内臓の保温や保護に一役買っているのではないかと思わざるを得ないのでございます。
また、お腹周りにお肉がありますと、浮きやすくなるのでございます。
わたくしは健康と運動不足の解消のために、週1でプールで泳いでおりますが、明らかにかつての遠い記憶の自分を比べて、泳ぎやすくなっているのでございます。
まず、カンタンに身体が浮くので、泳ぎの全般がラクになっているのでございます。
背泳ぎなど、特に泳ぎやすくなっており、余裕の陽之助状態となってございます。
脂肪というのは浮きますので(鍋物をした後の土鍋をご覧ください)、やはり、腰周りお腹周りのぜい肉が浮き輪の変わりとなっているのではないかと考えているわけでございます。
そうこう考えますと、お腹周りが豊かになったのは、完全なマイナス要因でもなく、プラスになった側面もあるのだなと思うようになった次第でございます。
また、痩せにくくなった身体を毎日風呂上りに見ることになりますから、自然と食べるもの飲むものへの配慮も行き渡るようになった次第でございます。
お腹周りのぜい肉に、これほど隠された利があるとは思いもよらなかった次第でございます。
さてさて、お話はワープして、お勉強についてでございます。
お勉強には、得てして徒労が多くございます。やったのに理解できず、憶えたのに忘れており、読んだのに内容が入ってこずと、なかなかに目に見えた成果が現れ難いものでございます。
しかしながら、成果のないお勉強というのはまさに一見でありまして、必ず見えていないところでプラスの面があるのでございます。
理解できずとも、頭は難解な文章についていけるようになっていることにお気づきください。普通の人間なら3秒で視線を外すその文章を、です。
忘れても、記憶力のアップには繋がっております。お勉強をしている人は、そうでない人と比べて明らかに記憶力があり、憶えようとする意欲に溢れております。それは態度に表れて、必ず資するものでありましょう。
ぜい肉でさえ利と用があるのでございます。況や、お勉強をやでございます。
現時点ではわからないけれども、後々、あのときのお勉強があるから今このときがあるいうことは多々あるものでございます。
利息や利子は将来受け取ることにして、目の前のことにお励み下さればと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2009年8月17日 9:43 AM |
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テストの段階とは、お勉強の最終段階でございます。
その名の通り、機械の動作確認をするように、憶えているか、理解しているか、解けるかどうかをチェックして行くのでございます。
お勉強におきましては、絶対に点を落としてはならないところがございます。
試験を受ける者なら誰でも知っていそうな基礎・基本的なこと。
試験委員のお気に入りなのか、なぜかよく出る頻出事項。
試験問題の定番の表やリスト、一覧表。
こうしたものが本試験にて問われたときは、100%確実に点を取らねばなりません。
受験生が1番固まるのは、得てして合格ライン(合格点)の前後3点の間でございます。
その試験で常識的なことを落とすと、一気に合格戦線は暗雲が立ち込めます。
失点1点で数百人に抜かれてしまうからでございます。
テスト期間では、こうした「絶対レベル」のことができているかどうかを、しっかり確認するわけでございます。
工場の機械を思い浮かべてほしく思います。もし、機械の完成品バージョンに欠陥があるのにもかかわらず市場に出たとしたら、どうなるでしょうか。
スイッチを入れて数時間たてば煙が出るようなものを売りに出せば、あっという間に市場の信頼は消え去り、回収作業という全く無意味な手間と労力とお金と時間とを払わねばならなくなります。
無意味さの塊である回収作業をするくらいであれば、市場に出すテストの段階であらゆるチェックを行った方が、「割に合う」のでございます。
名古屋人風に言えば、テストの段階で徹底した対策をした方が「おねうち」なのでございます。
お勉強でいいますと、徹底した確認を経ずに本試験に臨めば、皆が取る問題をぽろぽろ落とすことに相成りましょう。
もちろん、合格戦線は悪化を辿る一方でございます。そして、おそらくは、合格点まであと数点という悔しい結果に終わるのでございます。
これまでのお勉強の努力・時間・費用・手間は、水の泡になってしまうというわけでございます。
あと数点で合格に、なんて事態に陥ってもう1年がんばるよりかは、本試験前のテスト段階にて徹底に徹底したチェック確認憶え直し読み直し解き直しをした方が、名古屋人風に言えば、「そーうした方がまあトクだでね」となるのでございます。
何より思い起こしてほしいのは、テスト段階で見つかる失敗やミス間違い過ちというのは、おトクさの度合いが違うのでございます。
たとえば、頻出のAを間違えたとしても、本試験間近のテスト段階で間違いを100%質せば、本試験でも100%正解をたたきだせるものでございます。
それを、3ヶ月前に間違えて、そのときに100%できるようになったとしても、本試験までにはタイムラグがありますから、本試験時には8割7割くらいにまで、正解率は落ちると言っても過言ではないかと思います。
直前のテスト段階での過ちの発見は、即点数に繋がる超おトクでラッキーなことなのでございます。
こんな問題で間違うなんて、こんなことを忘れているなんてと、悲嘆する前に、ラッキーラッキーと連呼して憶えなおしたりするのが得策なのでございます。
なお、100%取るべきことを間違ったり忘れていたりしていたときは、「朝昼晩方式」で徹底対策するのがよかろうかと思います。
忙しい朝とはいえ、15分くらいなら時間は捻出できるものでございます。そこで1回見たり読んだり解いたりします。
昼の日中時には、間違ったことをまとめたメモを2〜3回見ます。
夜はもう一度、落ち着いて朝・昼やったことを確かめます。
朝昼晩を3日間続ければ、ほとんどの過ちと間違い、忘却は大いに改善できます。
不十分な状態で本試験に臨むよりも、テストの段階で確実に点の取れる状態となるべく、仕上げの作業を続けてほしく思います。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2009年8月14日 11:20 AM |
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