独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

3分・3日

基本的に、できることというのは、3分あれば着手できます。
たとえば、靴磨きや皿洗い、洗車に各種メンテナンスなどは、3分という時間があれば、そして「よし、やるか!」と気合を入れさえすれば、できるものでございます。
できるか・できないかの基準は、時間で測ることができるのでございます。
つまり、やろうと思い立って3分後には着手していればできること、手も付けられずもたもたしていることはできないことなのでございます。
テキストを読むときに、さらっと読み出せるようなら、できていると考えてよろしいでしょう。
あとは、重要事項と頻出事項としっかりおさえ、余力があれば以ってでそうなところ・妖しいところを読むくらいでございます。
問題を解くときに、(あーでこーだから答えはコウコウだよね)といった風に、さらっとさくさくと解ける問題であれば、できる問題だといって良いでしょう。
あとは、抜け落ちた知識や薄れつつある記憶を埋めて、同じような問題が出たときに確実かつ正確に判断が付くようになっていればよかろうかと存じます。
「3分」あれば着手でき、相応の時間を払えばできることが、確かに「できること」であるかと存じます。
ですから、ある問題を解こうとして、解くのにうだうだグダグダしてしまったり、テキストのある部分を読もうとして、とちったり詰まったり途中何が書いてあるのかわからなくなったりしてしまったときは、「できない」こととして、対策を練っていかねばならないわけでございます。
それが自分にとって、できるかできないかを判断するときは3分の基準でお考えくださればと存じます。
さて、できないことについてでございます。
できないわけですから対策を取らねばならないのですが、では、どう考えて行くかでございます。
そこで、わたくしは、「3日」を基準に考えるようにしております。
どうしたらできるようになるか、うまくいくかを考え初めて、あれこれ・こうこうと頭を捻って、3日を経過する間に解決するかしないかを、判断基準とするわけでございます。
3日を経過する前に解消・解決したり、(こうしたらいいんでねか)とか、(たぶん○○をやればできるんでないかい)と思えたものについては、考えることを続行いたします。
おそらくは、解決までもう1歩、あと少し何か手を加えれば、できない問題は解決することでしょう。
しかし、3日を超えて考えても、全く解決の糸口が見えてこないときも当然ございます。
こうした3日を越えたときは、長期戦を覚悟しなければなりません。
おそらく、力が足りないか、重要な情報が欠けているか、認識不足、考えアイデア欠乏、経験が少ないなど、解決に当たっては時間がかかる要因があるはずでございます。
時間がかかることを毎日うんうん考え込んでも、名案は出ません。
経験から言うと、距離を取って見て行くほうが解決の道のりは確かであるかと存じます。
というよりも、考える側であるわたくしたちの疲労度やストレスが異なってきますので、その余力の分だけ、新しく考えることができるわけでございます。
考えて3日を越えても解決の糸口が見えないときは、新しい発想やアイデア、情報、認識改め、ひらめきなどが起きないと、なかなかすんなり解決に到らないものでございます。
解決に時間がかかることを考えに考えまくっても、ストレスが高じるのみで、いい結果は遠のくばかりかと存じます。
そのうえ、問題を考えることに時間が取られるので、そのほかのことが手薄になったり遅れたりするデメリットもございます。
考えて3日を越えても解決が見えないときは、これまでのうんうんと唸る思考から脱出して、長期戦を胸にあれこれ違う角度から攻めてみるようにご助言する次第でございます。
できないことに対しては、数打ちゃ当る方式で、手法や手段を固定化することなく、何度も何回も短いアタックしてくださればと存じます。

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さっさの利点

余計な荷物は持ち歩かないのが信条でございます。
だって、本当にめんどくさいからでございます。
持って行こうが行くまいが、それほど影響のないものなら持っていかなくても良いものでございます。
できるだけ身軽に、手に持たずに出かけるのが信条でございます。
コピーした資料を数枚、ズボンのポケットに入れて、かばんも何ももたずに出かけるくらいでございます。
例外なのは、傘くらいでございます。ぽつ降り後なら100%持って出かけます。
折り畳み傘は、少々の曇りでも念のために持ち歩くようにしてございます。
必要のないものを持って持ち歩くことほど、くだらないことでエネルギーを使うものもありません。
持って歩けばいいことがあるのは、神社お寺の御守りが関の山。
御守りだってあの大きさだからこそ売れるのであって、文庫本サイズともなれば途端に売れなくなることでしょう。
少し大きくなれば、「邪魔!」といわれて、隅のほうに置かれてしまうことでしょう。神様も、あの大きさだから邪魔じゃないわけでございます。
さてさて、余計な荷物といいますのは、何も目に見えるものだけに限りません。
実のところ、わたくしたちの重荷になるのは、目に見えない物々の存在でございます。
代表的なのは、「未決定事項」、「保留事項」、「先送り事項」でございます。
こうしたものは、さっさと済ませてしまうか、明確且つ確実に時間の取れる日に消化・解消すべきかと存じます。
調べようかなと思ったこと、見直さないとなと気付いたこと、読もうかな・やろうかなと思い立ったことは、いざやってしまえば、それほど時間も手間もかからないものでございます。
そう、昨日を振り返って、くだらないなあと思った時間やしなくてもよかったなと思う時間を充てれば、十分に消化できるものでございます。
それなのに、長々と着手を先延ばしするからこそ、どんどん、重荷となってくるのでございます。
未決・保留・先送りの多い人生ほど、重々しくなります。
なによりも、害があるのは、それらを抱えれば抱えるほど、気持ちの足止めを食らう点でございます。
前に行こうとする気持ちにブレーキがかかり、どんどん気持ちが萎えてくるのでございます。
気持ちの問題というのは意外に重要でして、どんなに才能・能力に溢れた人でも、気持ちが萎えて低空状態だと結果は惨憺たるものになります。
逆に、人並みのそこそこの力しかなくても、気持ちが充実して気力も溢れるほどあって、生き生きとした状態であれば、驚くほど結果を出せるものでございます。
言うなれば、気分と気持ちが充実するように努めていれば、才能や能力の壁を覆すことができるというわけでございます。
さっさと済ませば、気持ちがいい上に先に物事が進みます。
何か、現状が停滞してどんよりしている感のある方は、びっしびし未決・保留・先送り事項を消化していってくださればと存じます。
探せば、本当に結構な数があるものです。

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考え苦しむ

苦しんで考えても、意味のないこと・仕方のないことがございます。
たとえば、気が小さい、臆病だ、人に自分の意見が言えない、背が低い(胸が小さい)、器量が良くない、頭が悪いなどの、精神的・身体的なことでございます。
そのほか、持病について、家族の病気や怪我、障害について、愛別離苦に関することもございます。
また、お金(収入)のことについて、手形・売り掛け金の入出金について、仕事についてなどなども、一部、考えても仕方のない要素を含んでございます。
こうした事柄につきましては、苦しみに苦しんで考えても致し方がございません。
考えはどんどん悪い方に傾いてしまいますし、そのうえ、考えに考えたとしても問題が解決するわけではありません。
優秀な頭脳を持った医者・研究者・エンジニア・立法家が何十人と日夜、病気その他の問題を直そうを奮起していますが、うまく解決の途が見つからないのでございます。
況や我々をや、でございます。
考えてどうにかなるのか、しっかり考えれば妙案が沸くのか、変化が生まれるのか、改善するのかどうか、このあたりを良く良く見極めてから、考えるべきなのでございます。
下手に考えても、苦しみが募るばかりで、ストレスで体重がもりもり増えるか、度を越して体重が減りに減って幽鬼の如くなるのがオチでございます。
考えても仕方のないことを考えるのは、ブロック塀に生たまごを投げつけて崩さんとする試みのようなものでございます。
何百個、たまごをぶつけてもブロック塀はブロック塀のままでございます。割れたたまごの掃除と、たまごの代金と疲労と徒労感のみが物憂く残るのみでございます。
最終的に、身体を壊すのがオチでありましょう。
考えてしかるべきこと、考えて意味のあることは考えてみてもよいのですが、仕方のないことは考えないように明白に区分けするのが、日常生活をうまく進めるエッセンスであるかと存じます。
さて、考えないようにすべきことがあるのが、わたくしたちの日常でありますが、考えに考えてもよいのがお勉強の世界でございます。
お勉強の世界におきましては、苦しみに苦しんで考えても良い世界なのでございます。
まず、本試験という最終期限がありますので、苦しみ考えるのはその日までと明白な期限が切られてございます。
そして、苦しんで頭に汗をかいた分だけ、良く理解し良く憶えられるという面がございます。
また、苦しんで何日も考え続けると、大概のことは解決して、点数に貢献するようになるのでございます。
もちろん、考えに考えて苦しみ抜いても、考えが解決に及ばないこともありましょうが、なあにそんなものはもう捨て問にしてしまい、全く手を付けないようにすれば良いだけの話でございます。
逆に、考えに考えたことについては完全に割り切れますので、すぱっと心の整理が付いて気持ちが良くなるくらいでございます。
問題で遭遇しても(ハイハイ、できないできない、ごくろうさん)と他の問題に尽力するようになるのでございます。
このように、お勉強におきましては、苦しみに苦しんで考えてもよい「利」がたくさんございます。
どんどんと頭を酷使して、涙汗脂汗を流してくださればと存じます。考えに考えれば、お勉強の大半はうまく行くものでございます。

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