確かに、年齢を経ると記憶力というのは落ちるかと存じます。
それは事実ではありますが、しかしながら、だからといって憶えられない言い訳にするのは、いかがなものかと存じます。
記憶力が落ちた分、何かしらをわたくしたちは得ているものでございます。
例えば、忍耐力は格段に上がっているのではないでしょうか。
隣で寝る人の顔を毎日見れば、それはもう、忍耐力も増すばかりでございます。
集中力というのも、増したように思います。かつては落ち着きがなくて、30分と同じことができない人でも、いまや、何時間と同じ作業が可能になっているのではないでしょうか。
失った分、何かを得ているのでございます。
失ったものだけを殊更に述べても事態は何も変わりません。逆に得たものから、どうしたらそれをカバーできるかを考えるのが穏当であるかと存じます。
また、こうともいえるのではないでしょうか。
かつての若いときの自分と今の自分とでは、どちらが頭がいいかと考えてみるのでございます。
やはり、多少、ものがわかってきたと言えるのは、今の現状の自分であって、過去の自分ではないように思うのでございます。
昔は頭が良かったけど、今は馬鹿だぜという人は、そんなに数いないかと存じます。
少なくともわたしは、若いときの自分の無知さ加減を恥ずかしく思っている一人でございます。
ほとんど何も知らなかったというのが今の実感でございます。
おそらく、同じように思う人が多いのではないでしょうか。
さて、では、記憶力が良くて頭が悪い方がいいのか、記憶力はそれほどでも頭はまあ良い方のどちらがトクか、というわけでございます。
やはり、後者の頭のいいほうを選ぶのではないでしょうか。
ならば、多少、記憶力が欠けたにせよ、嘆くことはないように思います。
実際問題、体力の問題はあるかと存じます。若いときに比べてみれば、やはり、体力も落ち気味であるかと思います。
かつては、一晩二晩寝なくても平気でしたが、今や全くという方が多いかと存じます。
しかし、一晩二晩寝ずにやったことというのはなんだったのでしょうか。あんまりたいしたことはなかったように思います。
といいますか、寝なくていいことはできるのでありましょうか。やはり、きちんと睡眠をとらねば質の良いものはできませんし、また、質の良いものを生み「続けること」もできないでしょう。
体力や元気の問題はあるにせよ、やはり、一長一短であるかと存じます。
また、体力などは、食生活、特にお菓子類、加工食品の摂取量、飲酒、喫煙によって大きく変わってきます。
まずアルコールです。少し酒を断つだけでも、全く身体の調子は変わります。
次に、脂質や糖質が多量のお菓子です。
和菓子や果物に変えるだけでも、肌や健康の状態は変わってきます。特にお勧めできるのは、林檎です。毎日1個食べていると本当に風邪を引かなくなります。喉の調子も上々です。
そら、毎日それほど歩かず運動もしなかったら体力は落ちるし、本を読むなど知的なことをしなければ脳も退化することでありましょう。
失ったものがあれば何かを得ているのでありますし、失ったと思ったら単に自分の生活がよろしくなかったというだけのことが多々ございます。
「若さ」で煙に巻かないことでございます。それは多くの場合、一種の逃げなのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2009年10月29日 10:56 AM |
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今回は、食べ物についてのお話でございます。
秋も深まってまいりまして、何もかも美味しく頂けるわたくしでございます。
最近、わたくしがはまっておりますのは、タイトルのそのままの「さつまいも」でございます。
このさつまいも、お勉強の間食や軽食に最適であるかと存じます。
さつまいもの何よりの利点は、眠たくならない点でございます。
眠たくなる代表はお米(ご飯)ですが、さつまいもは食べても血糖やらなんやらが上がらないのか、食べてお腹が膨れても、少しも眠たくならないのでございます。
お勉強の疲労回復・ストレス発散のための軽い食事なのに、食べた後、猛烈な睡魔に襲われては元も子もありません。
さつまいもを推奨する理由は、眠たくならないからでございます。
つぎに、第2の利点は、食べ過ぎないことでございます。
いくら美味しい芋とはいえ、ぱさぱさしているのは構造上、仕方がありません。
このぱさぱさ感のため、クッキーやチョコレートをバリバリ食べるような真似ができないのでございます。
お菓子や菓子パンには、口の中にたくさん放り込む喜びがございます。口いっぱいに広がる甘さが、極上の時間を味わわせるのでございます。
しかし、こんな食べ方をしていますと、驚くほど太ります。あっという間に肥え始めます。
腹肥ゆる秋なんて馬じゃあありません。
しかし、さつまいもは、ぱさぱさしており一時に食べることができませんから、適量を口の中に入れることになります。
このため、食べるのに時間がかかり、この「時間がかかる」ということがゆっくり頂くこととなり、満腹中枢が刺激され、なんだか満腹になるのでございます。
食べ過ぎない、太り難いというのが、さつまいもの第2の利点になるかと存じます。
もちろん、お菓子や菓子パンに比べれば、まったき低カロリーの食品ですから、実質的にも太り難いものでございます。
第3の利点は、さつまいもの甘みでございます。
さつまいもは別名、甘藷といいますよに、甘みがたくさん含まれてございます。
もちろん、飴ちゃんや板チョコ先生のような甘みはありませんが、それでも、甘いことには変わりありません。
味覚的には、やや甘いさつまいもなのですが、意外に「甘み欲」というのは、満たされるように思います。
というのも、さつまいもをぱくぱくと食べるようになって、幾分かお菓子の量が減ってきたからでございます。
ま、先ほどもいいましたように、いもを1本食べればお腹も満たされるので、お菓子をつままなくなるといえばそうなのですが、それでもやはり、口寂しいがゆえのお菓子のつまみ食いはなくなったように思います。
お勉強というのは、ご存じのように頭脳を酷使するものでございます。ですから、脳のエネルギーである甘みの補給が必要となるわけですが、さつまいもは十分にその役目を果たすかと存じます。
せっかく美味しく頂ける季節なのでありますから、お勉強のお供にはお菓子ではなく、さつまいもを推奨する次第でございます。
個人的には、1キロ2キロの箱買いを推奨いたします。芋は痛み難いものですし、値段も安くなります。何より安心感がいい。
調理は、アルミホイルに包んでトースターで柔らかくなるまで熱します。20分以上かかります。
レンジで加熱してもいいのですが、甘みはトースターで焼いた方が甘いように思います。
しっかり食べて腹ごしらえと甘みの補給、そして、食べることでストレスを吹っ飛ばして、目の前のお勉強にお励み下さればと存じます。
蛇足ではありますが、お通じが良くなるという利点もございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2009年10月28日 10:44 AM |
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お勉強においては、まあ、だいたいのことが教訓に、経験に、そして、肥やしになるものでございます。
決して、やったことがダメになることはないのでございます。
中途半端に手を抜いてやったお勉強でさえ、後々で役に立つものでございます。
「コレコレのやり方では絶対にダメだ」という確信の1材料になるからでございます。
大事なことは、感情的にならないことでございます。
「できた」と思っていたことが全くできていなかったり、見直してみれば全くのスカスカ状態であったことを知ったときは、そら衝撃も大きく、どんなに気丈な人でも衝撃を受けるかと存じます。
心の張りがなくなって、くよくよとしてしまうこともありましょう。
しかし、状況がいくらダメであっても感情の赴くままに、くよくよするのはよした方がよかろうかと存じます。
状況などいくらでも変わりますし、くよくよを24時間続けても、決して物事は先に進まないからでございます。
お勉強から来るくよくよ感は、悩んだところで解決するわけでもなし、最終的な合格を果たさない限り、決してなくなりは致しません。
同じくよくよするのであれば、感情的にくよくよするのではなくて、理性的にくよくよすべきかと存じます。
感情的に、(点が伸びない)(点が取れない)とあれこれ嘆いていても、お勉強はひとつも進みませんし改善されません。
対して理性的に、何で伸びなのかねえと考えることは、これまでのことを省みて分析する機縁が生まれるのでございます。
理性的にくよくよしていけば、「では、どうする」という次の展望が開けるのでございます。
こうしたやり方ではできないんだから、どうしたらいいんだい、と次第に二の次・三の次が生まれてくるのでございます。
感情的なくよくよが全くダメなのは、ダメだという結論からひとつも動かないことでございます。
「ダメでした」で済むのは、小学生のせめて低学年まででありまして、常民良民であれば、対案・対抗策・次善策を想うものでございます。
あーしても、こーしてもダメだったというのは、「あー」と「こー」ではうまくいかないことが判明したわけですから、そのほかの手立てを取ればいいだけでございます。
本当のところ、、ありありと「ダメ」を感じるのであれば、幾分か希望が胸に灯るものでございます。
なぜなら、絶対にうまく行かないやり方がはっきりしたからでございます。
金輪際、そういう仕方をしなくて済むわけですから、うまく行く方法にわずかではあれ、近づいたわけでございます。
中途半端にダメを感じてくよくよするのは、単に現状に甘えているだけですし、今後の方策をも薄めてしまうのでございます。
リアルにダメを感じて欲しく思います。
さすれば、幾分かの新しい道筋ややり方が見えてくるかと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2009年10月27日 2:35 PM |
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