独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

3日・7日にプラス1

新しく何かを始めるのは、なんとも気持ちのよいものでございます。
何かが始まっていくのは、ウキウキするものでございます。
しかし、注意すべき数字が3つほどございます。
タイトルにあるように、「3」日と「7」日、そして「1」の数字でございます。
「3」は、皆様に大変ご縁のあります三日坊主の3でございます。
かねて太古より、人は3日で何でも飽きたようでございます。
坊主になるくらいですから、よほどの発心があったに違いありません。しかし、哀しいかな、どれほどの思いと気持ちで出家しても、3日も経てば緊張もほぐれ、テンションもさがり、意欲もモチベーションもなだらかな下降線を描くものでございます。
これはもう、仕方がないんでしょう。ですから、新しい事を始めたときは、まず、3日目に注意をしなければならないのでございます。
前もって、3日目には飽きるであろう、いやになるだろう、やる気はでないだろうと、踏んでおかねばならないのでございます。
そう思った上で、予定なり計画なりを立てねばならないのでございます。
「7」の7日目も注意すべき日でございます。
1週間は7日で構成されておりますが、かつてフランスでは1週を10日に、ソビエトでは5日にしたのですが、全くの不評で7日に戻った次第でございます。
どうも7日で1周といいますか、1回転といいますか、7日1サイクルが最も人間の感覚に適っているようでございます。
しかし、この「日」から始まり「土」で終わり、そして、再び元の「日」から始まる1サイクルが意外に罠でございまして、折角、毎日やってきたことでもリセットされかねないのでございます。
毎日ずうとやっていたのに、フトやらなくなってしまうのは、週末・週明が多いように思われます。
これも、7日間隔で元に戻る人間のメカニズムなのでありましょう。ですから、わたくしたちとしましても、7日目あたりが危ういと考えておいて損はないかと思う次第でございます。
最後の「1」ですが、それは、翌日の事を指します。
3日目を気を付け、7日目を気を付けたのはいいが、その次の日に限って何か用事なりが発生し、やらず仕舞い、そして、ずるずるっとやらなくなることが多いように思います。
3日・7日という鬼門を過ぎたとはいえ、まだ油断してはならぬというわけでございます。
ま、2週間ほど続けられたならば、だいぶ安定してきて、1日や2日やらずに間が空いても、再開は容易であるように思います。勢いに乗ったとも、身体が慣れてきたともいえるかと存じます。
皆様におきましては、何かを新しく始めたときは、3日目と7日目、そしてそれらの翌日には、よくよくの注意を払ってくださればと存じます。
まず、「やらなくなる可能性が凄く高い」ことを強く意識することでございます。カレンダーに赤丸を付けていても良いかと思われます。
そして、即断に着手して済ませしまうことでございます。後回しにすると、そのままやらず仕舞いになる可能性大でございます。
そしてもうひとつ、やる量を減らして、やり易く・終わらせ易いような、作業量に調整しておきます。
(たったのこれだけ?!)位の量で良いかと思います。膨大な量をやらなくてはならないかと思うと、気も塞いでくるものでございます。
危険日さえ越してしまえば、量を増やしても大丈夫でしょうから、一時の便法として、減らしておくのが良いかと存じます。
同様にやさしめの事をすべきかと存じます。理由も同じく、難しいことが控えているだけで忌避感がもくもくと沸いてくるからでございます。
こうした処置を取っておけば、三日坊主・ワンウィークマンションなどという不名誉な失敗は犯さないかと考える次第でございます。

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頭と身体によいリンゴ

朝夕、本格的に冷え込んで参りました。
ほんのちょっとの油断で風邪を引きやすい折でございます。皆様方には冬支度を怠らないよう、ご助言したく存じます。
さて、冬の果物といいますと、やはりリンゴでございます。
リンゴについては、当ススメでも推奨して参りましたが、改めて、リンゴはいいなあと考えるわたくしでございます。
リンゴ1個で医者要らずと申しますが、やはり本当のような気がしてなりません。
わたくしは大袋でりんごを買うために、どうしても毎日食べることとなります。
そうするとまず変わるのが便通でございます。そして、だんだん疲れにくくなって、夜もぐっすりと相なっていく次第でございます。一度寝たら朝までまず起きることはありません。
重宝なのは、疲れにくいという点でございます。たくさんの読まなければ、目を通さなければならないものが控えているわたくしと致しましては、実にリンゴは頼もしい存在なのでございます。
においも、これ又、よいのでございます。
帰宅して台所に入りますと、なんとも甘いにおいが致します。それだけでも、ふわっと緊張が解けるような気が致します。
食べるのも当然よしでございます。リンゴ食べ始めると、その他の菓子パンやら何やらをあまり食べなくなりますので、甘いものを楽しんでも相対的に太らないのではないかと考えております。
未だリンゴの威力を体感しておられない方は、明日にでも2〜3個のリンゴでお試しくださればと存じます。リンゴの種類は色々とありますが、何でもおいしいです。
リンゴは身体によいだけでなく、手軽な頭の体操にもなる次第でございます。
お勉強を前にして、気が乗らない、集中できないなどは日常茶飯事であるかと存じます。
そういうときは大概、頭にまで血が巡っておらず、まあ、灰色の脳細胞なわけでございます。
ですから、血流を頭に上げなければならないわけですが、それにぴったりなのが、イメージのなかでリンゴの皮むきをすることでございます。
まず、リンゴを頭に浮かべます。さてこの時点で、どのくらいリアルに思い浮かべられたでしょうか。
赤いリンゴですか、青いリンゴですか?それとも、王林やゴールデンデリシャス、シナノゴールドといった黄色いリンゴでしょうか?
どんな大きさですか、どのくらいの重さですか。ズッシリですか、それともカッスリでしょうか。
手触りはどうでしょうか。リンゴの蝋でべたべたしていないでしょうか。
模様はどんな風ですか。傷や虫食い穴、痛んではないでしょうか。へたは付いてますか?
こんな風に、細部の細部までありありとイメージしてみてください。
次に、剥くために手にした刃物をイメージしてみてください。
手にしたのは包丁ですか、それとも果物ナイフでしょうか。刃渡りは何センチで柄の部分は何色で何の素材でできていますか。家にある刃物を思い出して、できるだけリアルに想像してみてください。
リンゴと刃物がイメージできたら、今度は剥いていくのですが、どのように剥いていきますか?
よくある刃を当てて、リンゴをくるくる回しながら皮を剥く派でしょうか?
それとも、一旦、4つか6つに切り分けて個々に皮を剥く派でしょうか?意外に皮付きが好きな人がいるものです。
さて、剥くときですが、リンゴに刃を入れたとき、果汁の具合はどうだったでしょうか。蜜入りリンゴでたれるくらいでしたか。
切ったときには、どんな匂いがしましたか。酸味っぽい匂いでしょうか、それもと弛んだ甘い匂いでしょうか。
っと、こんな風に頭のなかでリンゴを剥いていくわけでございます。
リンゴをリアルにイメージすることだけでも、結構な頭の回転数が必要になります。
口の中によだれが溜まるくらいにありありと想像できれば、十分に頭の準備運動はできたように思います。
逆に言うと、リンゴ1個思い浮かべられないなら、まだまだ頭は暖まっていないということができましょう。
お勉強の準備運動として、手軽な甘みの補給源として、リンゴは重宝するものでございます。
1日1個のリンゴをぜひとも、お試しくださればと存じます。箱買いするのをオススメします。
風邪を引いて寝込むのに比べれば、全く安上がりでお楽しみ一杯であるかと存じます。

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寝る前に反省を

毎晩の眠りが浅いのは蓋し、重大な問題かと存じます。
布団のぬくもりが恋しい季節になって参りましたが、ぐっすり眠れてこそでございます。
あまり眠れないという方、夢をよくみて熟睡できないという方は、反省を推奨させていただきたく存じます。
反省ほど手軽で、カネのかからないものはありません。まさに、天然の睡眠導入剤でございます。
布団に入った5分でも結構でございます。今日あったことを朝1から思い返して見るのでございます。
朝起きて何をしたか、家を出て何を見たか、仕事場について何を言って何をしたかを、昼に何を食べ、午後から何を手がけ、おやつに何を食べ、夕方から晩にかけて、そして、家に帰って何をしたのか、もう一度、全ての順を追って思い返してみるのでございます。
ひとつひとつを思い浮かべていくと、ああしておけばよかった、こうしたらよかったという考えが頭によぎるものでございます。ならば、今度はアレをしよう、コウしよう、というように考えて参ります。
だいたい、このあたりで眠たくなってくるものでございます。意外にその日全てを思い返そうとするとめんどくさくてウトウトしてくるのでございます。
しかし、ときには寝付けないときもありましょう。ならば、ひとつだけ、失敗を選んで善後策を練り始めましょう。
どうして、あんなことをしたのか。
なぜ、ああなったのか。
もっといい方法はないのか。
ほかの方法はないのか。
逆に言えばどうなるのか。
しなかったらどうなるのか。
もっと短くできないのか。
喩えるなら何なのか。
正味の価値はいくらくらいか。
思ったようになったのか、考えたように進んだのか。
何がいらないのか、何を除いたらいいのか。
見本や手本、サンプルはないのか。
前提は間違っていないのか。
足りないものはないのか。多過ぎるものはないのか。
こんな切り口を元にして、質問攻めにして見るのでございます。
そうするとまるで木の根っこが伸びるように、うねうねと思考が進展しき、より深い善後策が練られるかと存じます。
こんなことを思い考えていくうちに、意識が薄れていくように思います。
もちろん、いいアイデアが浮かんだら枕もとのメモ帳にメモしておくことを忘れはいけません。
いいところと悪いところを取捨選択するのが反省でございます。
いいところは伸ばし、悪いところは直します。また、やらないように、控えるようにします。
年齢を経るにつれて、雑事雑用で日中の時間は埋まっていくものでございます。
夜の寝る前だけが、反省のできる時間ではないかと存じます。
反省は、お猿さんの専売特許ではありません。
うまく行かないときはもとより、うまくいっているときも、反省してくださればと存じます。
きっちり1日を締めることができて、安心してグウスカできるかと存じます。

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