独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

お勉強後は小片付け

別段、雑巾がけをしろとか掃除機をかけろというのではないのでございます。
お勉強後は一刻も早くその場から離れたいとは存じますが、まあ、一寸片付けや掃除などをしてくださればと思います。
理由は単純、すっきりするからでございます。
そして次の日も、幾分気持ちよくお勉強のスタートを切れるからでございます。
先ほどもいいましたが、大層な事をするわけではありません。
まず、机の上に散らばった文具類を仕舞いましょう。
そもそも、机の上が乱雑に見えるのは、この文具類があっちこっちに転がっているからでございます。
ですから、ペン立てや筆箱、その他、クッキーの空き缶で結構でございます。
使い終わった文具類は、そこに仕舞いこんでしまいましょう。これだけで、机の上に清浄さが生まれてくるかと存じます。
文具を入れる筆箱なり空き箱がない方は、早速明日にでも買ってくるようにご助言したく存じます。全く損のない買い物でございます。
次にメモ用紙等を、元あった場所に仕舞いましょう。
メモした紙が一番上に来ているときは、それを破って保存するなり張るなり捨てるなりして処理いたします。
メモは常に、書ける白紙の状態にしておくのがコツでございます。
メモは書いたものをスグに処置しないと、そこで必ず停滞いたします。物事の進みが遅いときは、どうぞメモ用紙がどうなっているかをお確かめくださればと存じます。
未決状態のまま何日もたな晒しされているかと存じます。停滞状態から脱したいのであれば、こうした止まったメモを処分・処置してまいりましょう。それだけで、多少動いていくはずでございます。
このくらいはお勉強後に、必ずして頂きたく存じます。
以下は中級者向けでございます。
18センチくらいのミニ箒を取り出して、消しゴムのカスなどを集めてゴミ箱に捨てましょう。
黄色の化学ぞうきんを手にして机の上やスタンドの埃を拭いましょう。
ザブトンを手にして外で何回かはたきましょう。
ハンドクリーナーでざっと机と椅子の周辺の塵芥ゴミをきれいにしましょう。
ざっとのこんなものでございます。
ここまでやると、また再び座りたくなるような空気になっているかと存じます。
やはり、きれいで整頓されたところでこそ、お勉強という知的な作業は捗るかと思われます。
まあ、15分とかかるものでもありませんので、最後の力を振り絞って、特に、お勉強がうまくいっていないときこそ、掃除をして場の空気なり雰囲気や流れを変えていただければと存じます。
徐々に、変わっていく感じを味わえるかと思います。
良く終える者が、良く始められるのでございます。
良く終えてこそ、良き始まりがあるのでございます。
説教臭くなりましたが、机の上が汚い人や営業者がくっちゃくっちゃな人は、どこぞ何かあると踏んでよろしいかと存じます。
お勉強の空間も同様であるかと思います。

(さらに…)

努力が空回りするとき

やっているはずなのに、成績は芳しくない。
やってきたのに、実力が付いていない。
お勉強をしているにもかかわらず、結果や成果が付いてこないときがございます。
お勉強が最も嫌になる瞬間でございます。
誰も徒労など味わいたくありません。やったからには、それなりの見返りが欲しいものでございます。
しかし、なのでございます。
本当に「やって」きたのでありましょうか。
本当にやったのであれば、「力」は間違いなく付く筈なのでございます。
お勉強は芸術やスポーツとは違って、才能を必要としないものでございます。
芸術やスポーツの世界では、やったからといって必ずしも力は付きません。
どれ程努力をしても、天賦の才能の持ち主の前ではくすんでしまうものでございます。
お勉強は、この世で数少ない努力がそのままストレートに表れる世界でございます。
ですから、努力の空回り感があるときは、どこぞが間違っていると考えた方がよいのでございます。
成果や結果が付いてこないと思うときは、本当に自分がやってきたのかどうかを、数字を使って確かめてくださればと存じます。
やって来た、やったと言うけれども、では、いったい何ページを読んで、何問の問題を解いてきたのか、という塩梅でございます。
やってきたことを紙に書き出してみると、思った以上に少ない数字がそこに現れるかと存じます。
今週はがんばったなあ!と思っていたら、日々1時間とちょっと位しかお勉強をしていなかったり、テキストの1章も読めていなかったりするわけでございます。
空回りを感じる人に、多く見られる現象と致しましては、(やらなくては・・・)という後ろ向きの思いの元で、ただ何となく始めて、時間が来たので何となくお勉強を終えるといった「あいまいタイプ」が多いかと存じます。
そう、お勉強の始めも終わりもぼんやりとしていて、どう始めてどう終わったか、ハッキリつかめていないのでございます。だからこそ、やった感じしか残っていないのでございます。
試験におきましては、確実な記憶と確かな知識のみがモノを言います。
これらはやはり、ぼんやり始めてあいまいに終わる勉強とは、相容れないのではないかと存じます。
努力が空回りしている風に感じるときは、まず、やっていること・やってきたことを数字化・軽量化してくださればと存じます。
数字は現実を締め付け、たがに嵌める力がございます。
ぶよぶにょにたるんだ現在を数字で引き締めてくださればと存じます。そうすることで、自身のお勉強の事実が見えてくるかと思います。
その見えてきた確実な事実を土台にして、改善や工夫の手立てを取れば、確かな手ごたえがあるかと存じます。
きちんとした地盤の上でこそ鉄筋コンクリート作りの頑丈かつ堅牢の建物が建つのでございます。
確かな事実の上にこそ、効果的な対策が取れるものであります。
確かな事実の認識から、現状の空回りを打破してくださればと存じます。

(さらに…)

ぬるめのお湯で半身浴

わたくしは強く、お勉強と体調の関係を重視するものでございます。
お勉強とは頭脳労働のように見えますが、頭脳が身体の一部である以上、身体の影響を受けざるを得ないと考えております。
例えば、集中力でございます。
集中力は精神力や性格などが強い因子だと思われがちでございます。
しかし、とびっきりの集中状態を除けば、集中状態は目の疲れと強く関係しているかと思います。
集中が切れてきたなあと思ったときは、ゆっくり目を閉じてまぶたの辺りがどんな感じになっているか、調べてみてほしく思います。
重かったりぼってりしているかと存じます。また、まぶたを閉じたときは、眼球がじんわりして、意外に目が乾いていることに気付くかもしれません。
また、肩や首のあたりをさすってみてください。筋肉が張って結構な硬さになっているかと存じます。
わたくしは、集中力が途切れるというのは、一種の身体からのサインであると考えている次第でございます。
ですから、集中力が切れたときには、何らかの動作をさしはさんで、筋肉の凝りや血流の改善を図っている次第でございます。
ムリに集中を続けようとするよりも、ちょっとした何かをさしはさんだ方が、結局は長く集中状態を維持できるかと存じます。
とはいえ、仕事や家事その他の雑用で身体のあちこちがかちこちになっているかと存じます。
そこでオススメしたいのが、半身浴でございます。
今更感のある半身浴でありますが、やはりいい物はいいといわざるを得ないのでございます。
といいますのも、普通のお風呂の入り方では、なかなかに身体が温まらないからでございます。
人間の身体は80%が水分でございます。ならば、体重60キログラムの人には、48キログラムの水分がございます。
48キログラムの水分は、リットル換算で48リットル、48,000ccもあるわけでございます。
牛乳パック48本分の液体の温度を数度上げようと思った場合、結構な時間がかかるのは言うまでもないかと存じます。
お風呂にざっとはいっても表面の語句わずかな部分のみが熱されただけで、内部の殆どには熱が及んでいないわけでございます。
体温が上がれば代謝も良くなり、体中のいたるところに溜まっている疲労物質や老廃物も排出されます。もちろん、身体が楽になるのはいうまでもありません。
1週間に一度くらいは、少し肌寒いくらいの温めのお湯に下半身だけ、胸より上は浸からないようにして、温めのお湯に1時間強は浸かり、身体の芯まで暖めてくださればと存じます。
いかに常の風呂やシャワーが、身体の表面しか温めていないかを実感できるかと思います。逆に、こんな温めのお風呂でも十分に身体の温まる事をご体感できるかと存じます。
半身浴を1時間もすれば、寝るときまで身体は温かく、寝ているときも通常の倍以上は汗をかくかと思われます。
勿論、寝汗のような性質の悪い汗ではなく、起きたら体中の節々が軽くなるような汗でございます。
半身浴の効果は如実に感じられるかと存じます。
まあ、長風呂は周りの人の迷惑になるので先に入らせてしまい、ラジオを持ち込む、本を持ち込む、テキストを持ち込む等して、半身浴の1時間をお過ごしくださればと存じます。

(さらに…)