独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

座布団大カーペット

寒い折でございます。皆様におきましてはお風邪など召しませんように、ご自愛の程申し上げる次第でございます。
さてさて、寒いというのは身体にとってはきついものですが、頭にとっては好都合の環境でございます。
頭でよく言われます慣用句は、頭がかっとなるとか、頭に来たとか、頭を冷やせなどと申します。
その言の通りに、頭というのはすぐに熱を持つものでございまして、摂取したエネルギーの70%は脳が消費するとの事でございます。
確かに、頭は身体の生体機能のすべてを担っているわけですから、さもありなんでございます。
頭にはエネルギーの消費が集中しておりますから、オーバーヒートが起きないように気をつけないといけません。
先だっても申しましたが、「頭を冷やせ」とは蓋し、言いえて妙でございます。
興奮しますとますます興奮するものですが、頭に血が巡りに巡って、上りに上った結果が大興奮なのであります。
頭といいますのは熱を持てば持つほど機能しなくなり、逆に、冷えれば冷えるほどよく働くように思います。夏のうだるような暑さのなかで問題集を解いてみれば、即解できるかと存じます。
お勉強におきましても、頭の温度というのは重要でございます。
あったかすぎる環境は、実はお勉強の障害でございます。
昨今では空調機の性能も上がり省エネ製品ばかりとなっております。
一昔に比べたら、少ない電気代で手軽に暖が取れるようになりました。
しかし、これが「頭」にとっては大敵なのでございます。
空調の効いた暖かい部屋では30分もお勉強をすれば、頭はぽーとしてくるかと思います。それは暖かい空調+お勉強による脳利用によって、頭がオーバーヒートしているからこそでございます。
こたつも是れ危険でございます。
こたつの利点は下半身の殆どを温められる点でございますが、これが反面、暖め過ぎとなってしまうのでございます。
下半身にて程よく温まった血液が全身を、もちろん頭にまで巡るわけですから、だんだんとぽーとして眠くなってしまうという塩梅でございます。
ならば、カーボンヒーターなどどうかと思いますが、部分のみが暖かくてその他が寒過ぎるといった次第でございます。
そこでお勧めしたいのが座布団大のホットカーペットで、座布団1枚のスペースをぽかぽかにしてくれるすぐれものでございます。
電気代は、わたしのものだと1時間当たり0.5円で、6時間使っても3円。1ヶ月でも90円と実に経済的でございます。缶コーヒーで暖を取る事に比べたら破格でございます。
この座布団の上に薄めの座布団を敷き、足掛けをすれば、だいぶ空調を温度を下げる事もできますし、こたつの温度も低めにでき、程よく暖も取れ、程よく頭を冷やす事が可能となる次第でございます。
既存の床に引くタイプのホットカーペットに比べたら、暖める面積が狭い分、経済効率高くお得でございます。
お勉強はどうしても座っての作業となってしまいますので、どうしても腰やお尻を冷やしてしまいます。
腰が冷えると腰痛の原因となりますし、お尻を冷やすと痔になってしまいます。本当に痔を甘く見てはいけません。痔は血流障害の病気で、じっと座ることの多いお勉強と実に関連のある病気でございます。気をつけないと、ぽちぽちっと痔核が出来上がってしまいます。
この座布団、痔主の方にもよろしいのではないかと存じます。それほど暖かく、重宝しているこの冬、最大のヒット商品でございます。
値段もホームセンターで3000円もあれば買えます。千円冊数枚で痔の予防と身体の冷え、お勉強の効率化が図れるのなら安いものでございます。
これからも寒くなる折でございます。是非とも座布団大カーペット(ホット座布団とでも言うのでしょうか?)をお試しくださればと存じます。

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反省は一言で

先だってのススメでは、人は考えざるを得ない生き物である事を言及いたしました。
本日のススメは、それにちょっと違う解釈を加えたく存じます。お目汚しの程、お願い致します。
基本的に、済んでしまった事や終ってしまった事を、アレコレ考えても仕方がありません。
覆水盆に返らずでございます。何十時間、寝食を忘れて考えてみても、その事実に変わりはありません。
先ほどいいましたように、人はどうしても考えてしまう生き物でございます。考えるのを止める方が難しいくらいでございます。
ですから、どうして考えるのかについて、よくよく注意を払っておかねばならないのでございます。
よくある間違いは、単なる愚痴と反省との混同でございます。
両者のプロセスはよく似ております。
起きた原因を深く掘り下げてみる。失敗する背景を探ってみる。心象風景を再現してみる。などでございます。
しかし単なる愚痴は、これらの思考が堂々巡りをするというか、循環しているというか、同じような事を同じように、ぐずぐずグダグダと考えているのでございます。
まさに老人の繰言でございます。
基本的に、結論を引き出さない事で、頭や心を悩ませてはいけません。カビが生えます。
時間の無駄ですし、気持ちが損なわれます。そんなことに時間と頭を用いるくらいなら、散歩にでも行って雲の観察か星の観測でもしている方が、よっぽどすがすがしい事でしょう。
反省と単なる愚痴は、明確に区別していただきたく存じます。
反省というのは、明白な結論を引き出す思考でございます。
そう、失敗や過ち、間違いを「一言で述べる」ために行うのが、反省なのでございます。
「つまり何なんだ!何が原因なんだ!」と、失敗の本質を絞りに絞る過程が反省なのでございます。
言おうとすれば・考えようとすれば、それこそ、原稿用紙10枚分くらいの分量になりましょう。
しかし、そのままではなりません。
一言でまとめきらねばならないのでございます。
遅刻をしたのなら、アレコレ考えられますが、一言で言えば「夜更かししない」コレのみに尽きます。
絞りに絞ってポイントを一言でまとめるからこそ、その一言に肉付けされるように、善処策や対処法が生まれてくるのでございます。
先ほどの例でいえば、「夜更かしをしない」ために何をして、そして何をしなくてよいか、が生まれてくるのでございます。
一言で述べる事が反省でございます。ぎりぎりの一言まで絞るから、はっきり事態が見えそれに適う方策が生まれ出るのでございます。
反省の過程が、愚痴の過程となりませんよう、しっかりお考え下さればと存じます。原因を絞りに絞っててから対処法を考える方が時間が早いです。
馬鹿とはさみは使いようと申します。頭も本当に使い方ひとつでございます。

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続けるのに

続けるコツというのは、たくさんあると思います。
いくらでもありますから、好きになったものや合いそうなものを試してみる事をお勧めいたします。
ほいでしっくり来るものがあれば、それを続けていくのが宜しいかと存じます。
しかし、続けるためには、大前提というものがございます。
それは、「それ」について、常日頃から考えておくと言う事でございます。
当たり前の事なのですが、やはり、これを抜きにしては続ける事など出来ないのでございます。
わたしたちは、考えている事はだいたい実行できたり、実行したり致します。
カレーの事を考えていれば、だいたい、3日のうちにカレーを食べる事になります。
カレーの事を考えていて、外食の機会に玉子どんぶりを注文する人は、そう居ない事かと存じます。
食べたくなくてもつい、カレーを注文してしまうものでございます。
考えているから、やってしまうというわけでございます。
逆に言いますれば、考えてもいない事をやる事なんてできない、というわけでございます。
何かを続けようとするならば、「それ」を意識して、頭に「それ」の領域を作っておかないといけません。
これが続ける大前提でございます。
急に始めたスポーツ(ランニングなど)が長続きしないのは、1日のうち殆ど全くそれについて考えていないからでございます。
三日坊主で終った各種トレーニング・ダイエット・習い事などを振り返ってみれば、1日のうち殆ど何も考えていなかった事に気づくのではないかと存じます。
古典的な受験生像ですが、「○○大学合格!」なんて張り紙をするのも、続ける意味では100点満点でございます。
人は容易く、自分のする事を忘れてしまいます。あーいう張り紙を目にするたびに、どうしてもその事を考えてしまいますから、途中で中断することなく続けられるかと存じます。
頭のどこぞに「それ」について考えているからこそ、考えが進展いたします。
あーこの時間は、アレをするのに適しているとか、この仕事をしているときに同時進行できるなど、でございます。
全く考えもせず、意識もせず、24時間のうち殆ど考えない事には、こうした考えの進展は見られません。
小学生のさんすうですが、ゼロには何をかけてもゼロなのでございます。
少しでも考えているなら、今にないやり方や方法、手段、接近の仕方が見えてくるものでございます。
それは「ふと」という感じで湧き上がって参ります。そうなったらこっちのもので、だんだんと深く集中して、またはその反対でワイドに奥行きまで考えられるようになります。
人は考える動物でありますが、どうしたって考えてしまう生き物でもございます。
ほっといたって考えます。つまらぬ事、済んだ事を考えるなと申しますが、それは考えというものが自動的に進展するが故でございます。
続けようと思うなら、取り敢えず「それ」を考えられるようにしてくださればと存じます。
考える事、考えておく事、それが単純ながらももっとも肝要なコツかと存じます。

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