独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

書いて置く

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

買い物メモをおやりになっている方は、結構な数、居られるのではないかと存じます。
買い物にメモなんて馬鹿らしい、めんどくさいなあんて思っておられる方は、幸せな方でございます。
なぜなら自分で買い物をしなくてよいから、そんな事が言えるからでございます。
身の回りで、買わずに済んだものはありません。どれもこれも、どこぞで買ってきた物でございます。
買って来たと言う事は、他の誰かが買ってきたからこそ、そこにあるのでございます。
現代生活は買い物と切っても切れません。歯磨き粉ひとつ切らしているだけで、不快な思いをしなければならないのでございます。
ところで買い物メモなのでありますが、このメモの利点は、買い忘れのないようにするためでございます。
トイレ用品やだいどこ用品などは、必要であるために買い忘れるとひどい手間がかかります。
塩とか砂糖、醤油が切れたままだと本当に味気なく過ごさねばなりません。
コーヒーやお茶の切れもこれまた、イライラッとするものでございます。
ですから、切らさぬように買い物メモに記入するわけでございます。
さてここで、面白い現象が起きるのでございます。
人間、メモに書くのは忘れないようにするためなのに、いったん書いてしまうときれいさっぱり忘れてしまうのでございます。
メモに書いたから一安心というわけで、ごっそりその書いたものを忘れるわけでございます。
ですから、買い物メモを忘れると酷い事になります。いったい何をメモしたのかさっぱり覚えていないためでございます。
人は書くと忘れるのでございます。
この現象を逆手に用いたのが、不安な事は書いておく、でございます。
基本的に、不安というものほど当たらないものはありません。
幼少や小さい頃に感じていた不安というのは、今から思い返してみれば、何でまああんな事におびえていたのだろうかと思う事しきりでございます。
このことを現状に当てはめてみてください。つまり、2〜3年先から見返して見れば、今思っている不安なども同じように(何でまたそんな事を?!)と相なるわけでございます。
不安の大半は取り越し苦労なのでございます。しかし、現状のわたくしたちにとって、不安はやはり現実感を持って現われてございます。
このときに、先ほど言いました「書いておく」手法をとるわけでございます。
起きたら困るような事、不安に思っている事は、とりあえず日記かメモに書いておきます。
できれば、最悪の結果、支払うべき代償、かかるコストなどを書いておくわけでございます。
例えば、パソコンが壊れるかどうか不安であれば、修理代はいくら位か、買い換えるとしたら、壊れたらまず何ができなくなるかなどを書き記すわけでございます。
気になる不安、いつも心に巣くっている不安は、とりあえず書き出してみることでございます。
書いてみれば、どうでもいいもの、どっちでもいいものは途端に忘れてしまいます。そして、本当に解決しなければならない「不安」のみが残るかと存じます。
あとは、それに全力を挙げてかいけるするよう努力と工夫をするのみでございます。
不安というのは、鋭い牙や爪を持たない哺乳類たるヒトの一種の防衛機制でございます。
ですから、不安を抱かざるを得ませんが、上手に対処する事で、必要な不安のみに立ち向かえるかと存じます。
くだらない不安で気もそぞろになる事ほど、人生をつまらなくするものはありません。
とりあえず書いてみて忘れなさそうであれば真剣に相対し、忘れたらそのままうっちゃてくださればと存じます。


書くと

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