独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

捨てて始めよう

新年明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
年明け正月休み明けでぼけっとしておられるかと存じます。
あまり気乗りのしないときは、是非とも身の回りのメモの類を処分してくださればと存じます。
できなかった事は過去の事。やろうと思うことは今の事。今度やろうと思う事は未来の事。
まずは時間の意識をキッチリ取り戻してくださればと存じます。
ひとまず、去年分のメモや手帳の整理、メールの整理から致しましょう。
わたしたちは忘れないためにメモ書きをするものでありますが、逆のケースがママあるかと存じます。
そうなのです、メモを取ったがゆえに忘れてしまうという現象でございます。
備忘のためのメモが忘却に拍手をかけている事があるのでございます。メモを取ったがために、余計に忘れる性質がわたくしたちにはあるように思います。
ざっと身の回りを見渡して、忘れていたメモ・ポストイット、書類といった紙の処分から始めましょう。
基本的に、メモ帳や手帳、ポストイットへのメモ書きの期限は、最長7日以内としておきたく存じます。
というのも、7日という時間が過ぎると、メモの理由と背景を完全に忘れてしまうからでございます。
どうしてそれをメモするに到ったのか、書いた本人が「???」と首をひねるわけでございます。
こうなると思い出すための手間ヒマがかかるわけで、大いに無駄でございます。
1週間を過ぎたメモなど重要でなく、する価値がなかったが故、そのままであったわけでございます。
この時間を過ぎたものはよっぽどの事でない限り、どんどん捨てていきますう。
次に整理するのは、メールでございます。
パソコンのメール、携帯のメールの受信フォルダを見ていきましょう。
メールの期限は、最長3日でございます。これを越えたものはどんどん捨てていきます。
心配な方はバックアップを取っておくべきですが、まあ99.999%、バックアップは必要でないでしょう。
本当に大切な内容のメールはもう既に、それなりの対処がされてございます。
残ったメールは残り粕といいますか、重要なものは残されていないか、単に何の重要性もなかったものばかりでございます。
どんどん捨てていきましょう。
近い人からのメールを捨てるのは、少し心惜しい気も致しますが、そういうメールこそ捨てたほうがすっきり致します。メールが大事なのではなく、その近い人の方が大事でございます。
メールを大事にする気があるなら、その当の本人を大事にしてあげましょう。
さて、まだ新年が始まって4日目ですから、去年のメールがデータに残っている方が多いかと存じます。
どんどん整理して、躊躇することなく捨てていきましょう。
本当に大事な用件が未処理なら「再送」とかかれて再送信されますし、まあ、大事な用件を忘れるトンマも居られないでしょう。
ざっと件名欄を見てどんどん消去であります。
しかし中には、去年のメールどころか、2年、3年前のメールを律儀に残している方も居られるかと思います。即効で捨てましょう。
年賀状じゃあるまいし、そんな物を残していても、精神の澱、心の重荷になるだけでございます。それほど過去にしがみつかなくてもよいでしょう。
単に数キロ数メガの電子情報に何を求めるのかというわけでございます。
ざくっと捨ててしまったほうが、本当に晴れ晴れと致します。繰り返しますが、わたくし個人で、過去のメールを捨てて困った事は、これまで一度もありません。
消去してしまえば本当にすっきり致します。肩の荷が下りるといいますか、下らぬ徒労に心を割いていたと感じられるかと存じます。
身の回りのメモ類の整理、メールの整理が付きましたら、こんどは、鞄の中、財布の中の整理でございます。
要らぬポイントカード、会員証、レシートの残り、ストラップ、小物、お守り、こうしたものはどんどん破り捨ててゴミ箱に捨てていきましょう。本当に要りません。
財布の中は心の中を現すと申します。財布の中に何でこんなものがあるの?と思うときは、心も同じように下らぬ事で占められているものでございます。
さくっと財布の中のいらないものを捨てて、すっきりした気分を取り戻してくださればと存じます。
意外にこうした整理整頓の時間は取れないものでございます。
あと2〜3日も経てば、他に雑事があったりでざっくり取り組めないものでございます。
今日のうちにざざっと消去・処分して、本当に新しい気分で新たな1年を御始め下さればと存じます。

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わっからねえ

お勉強をしておりますと、時に本当に「わっからねえ」という事態に陥るかと存じます。
「本当に何をいっているんだ、この問題は?!」といったプチ難問はお勉強の日常茶飯事でありますが、本当に皆目ぜんぜんわからないときがあるのでございます。
そんなに数は少なくありませんが、絶対数はございます。
今回のススメでは、そんな全くわからないときにどうしたらいいかを考えてみたいと思います。
わからん!!と切れそうになったときは、ひとまず深呼吸を致しましょう。
そして、そのわからない内容が、どのくらいの重要度であり、そしてどのくらいの頻出度なのかを調べてみることと致しましょう。
といいますのも、お勉強の内容や中身によっては、相性が合わず捨て問題・無視問題・放棄問題となる可能性があるからでございます。
試験といいますのは1点の戦いであることは重々承知でございます。
ですから、どんな内容であれ備えをして手を打っておくべきかと思います。
しかしそれは理想でございます。嫌なものは嫌だし、合わないものは合いません。
ですから、合いそうに無いものは全く勉強せず捨ててしまい、試験に出たときは解答を運否天賦に委ね、その分の労力と解答時間はほかの問題にまわすという作戦に出るわけでございます。
この作戦が功を奏すのは、試験というのは、100点を取らなくてもよいからでございます。
6割で合格、7割取れれば完全に合格ラインと言われております。ですから、多用は禁物ですが、少しできないところがあっても他のところを落とさなければ、合格できると言う塩梅でございます。
嫌な所をイヤイヤやってストレスを募らすよりも、さっくり諦め他の箇所をがんばろう、ほかで点を取らんとするわけでございます。
受験生、まあ誰しも捨て問の1問や2問は持っております。全く皆目できないときは、捨てるかどうかをご検討くださればと存じます。
さて、問題なのは、重要度が高く、出題数も多く、配点も大きいところが皆目わからない時でございます。
捨て問といいましても、1問や2問程度の話でありまして、3問・4問・5問ともなると、それは流石に考えねばなりません。
3問以上をその他の問題でカバーするのは、よっぽどその他のところを、それ以外の箇所を徹底してみっちりやっておかねばならないわけで、そんな強度の高い作業をするなら、合わなくてもやってみた方が割に合うかと思います。
さて、全く合わないときはどうしたらいいか、ですが、まず、遠巻きにして見ることでございます。
そして、何度も何回も、短い時間で結構ですので、接することでございます。
喩えるなら、猛獣の類を飼いならせるような感じでございます。
ゆっくり時間をかけ、接触を増やしていけばだいぶ、理解できる点、考えの及びそうな点、簡単そうな点が見えてくるかと存じます。
先の猛獣ならしでいうなら、どういうときに機嫌が悪く、どういうときに接したらいいかがわかるような塩梅でございます。
読書も有効な皆目わからない対策の一手でございます。
捨てようがない重要なところが皆目わからないときは、短兵急に解決・解消を急がず、それこそ、本試験までにできればいいという長い目でもって、解決に勤しんでくださればと存じます。

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手短な目標で

合格と言いますのは、最終的な目標でございます。
試験勉強におきましては、取り敢えず挙げておく看板のようなものでございます。
どうしてかといいますと、試験勉強の殆どの期間において、合格などという目標は実効性がないからでございます。
実質的に、「合格」というものが目標足りえるのは、本試験前の1ヶ月から2ヶ月あたりでありまして、そのほかの期間では、目標となりえないのでございます。
例えば、試験勉強の序盤で突然「合格!」と言う目標を挙げても、さて、では、合格と言う目標に繋がる何をしたらよいというのでしょうか。
右も左もわからない序盤で、合格に直結することなどしようがありません。
ですから、序盤におきましては、まあ、テキストの内容を把握する、理解する、基本的な問題集を解くといった、「合格」以外のことが目標と相なってくるわけでございます。
中盤となりましたら、過去問を完全にするとか、模試を受けるとか、応用的な問題集を3冊は解くといった事柄が、試験勉強上の目標となりましょう。
試験勉強の終わりかけになって、ようやく、「合格」と言う目標が、差し迫った皮膚感覚の持てる目標と相なるわけでございます。
皆様方におきましては、突然、合格などと言う巨大で、内容の乏しい虚空の目標を挙げないようにしてくださればと存じます。
最初の方は本気では考えず、先ほどいいましたように、看板程度に挙げておくべきでございます。
真剣に目指すのは、たとえば、テキストの完読であったり、問題集・過去問のマスターであって、合格そのものではないのでございます。
合格と言う最終目標は後の後の後の話である事を意識してくださればと存じます。
突然、最終目標を出されてきても、こちらとしてはしんどい、めんどくさい、気が重いと言うのが実情。あたかも、頂上のみを見ながら2000メートル、3000メートル級の山を登るが如しでございます。
「合格!」という絶対的な響きのある目標に比べれば、テキスト精読の方がよっぽど着手しやすいですしやり易いものでございます。
合格と言う大きな目標は幾つかに細分化して、その細分化した目標を通じてがんばって頂ければと存じます。
段階的にやっていく方が、やり易く、達成し易く、そして自信が付きやすいという利点がございます。
一冊でも問題集を完全にやり抜くと、その問題集の内容以上の力が身に付きます。これは、経験上のことなので、コウコウこういう理由からそうなると言えないのが玉に瑕ですが、やはり、確かな力が付くとしか言いようがないのでございます。
細分化した目標をキッチリとやり抜くことで、応じて小さな自信が生まれていき、それが積もり積もって、合格を窺うまでの自信が付くわけでございます。
カラ自信や自己暗示の類ではない自信を付けるにも、手短な目標をこつこつ制覇していく事が宜しいかと存じます。

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