独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

机上のスペース

お勉強といいますと、頭の良し悪しや脳の仕組みといった話になりがちでございます。
また、そうでないなら、理解力やら記憶力、読解力云々の「○○力」論となりがちでございます。
まあ、基本的に頭の中というのはよくわかりません。
頭の良し悪しといいますのは、ひとつは訓練次第でどうにもなりますし、鍛え方1つで大きく異なってくるものでございます。
人間関係も大きいかと存じます。本をよく読む知性的な人とお友達なら、得てして、付き合っているわたくし達自身も知的風になっていくものでございます。
頭や心のことを言いましても、人によりけりでありまして、効くも効かぬも人それぞれと相なるかと存じます。
しかし、お勉強をする際の広さといいますのは、誰しも影響を及ぼすものかと存じます。
基本、お勉強といいますのは、ゆったりとしたスペースで行なうべきかと存じます。
よく、貧乏な家の描写に、木のりんご箱で勉強をする場面がございますが、ああいう物で勉強が可能なのは、小学生から中学生までではないかと考える次第でございます。
あんな狭いスペースでは、教科書を読むくらいが関の山でございます。高度な勉強は無理でありましょう。
わたくしが、お勉強の際のスペースの大切さに気付いたのは、小さな机で我慢して勉強をしていたからでございます。
文机くらいの机にてお勉強をしておりましたが、不便な事この上ありませんでした。
テキストと問題集を置けばもうきつきつで、何かノートなりカードを作ろうとすると、机上のものをどけねばならない始末。
少し教材を動かせば文具類やメモが落ちるし、まあ、それはイライラしたものでございます。
最終的に、妹からのお下がりの机に、お勉強の机は落ち着いた次第でございます。
お勉強の机は最低でも、肩幅大の大きさが必要かと存じます。
理想は、両手を広げたくらいの横幅がいるかと存じます。奥行きは横幅のまあ、1.5〜1.8倍程度あれば宜しいかと存じます。
お勉強がなんともうまく行かない、イライラするという人は、机の大きさに着目してくださればと存じます。
しかし、家庭や住宅事情により、大きめの机が用意できない人は、できるだけ大きな机のあるところにてお勉強をするよう、お勧めする次第でございます。
たとえば、ファストフードやファミレスのドリンクバーの利用でございます。
こういったお店は、店内に全くお客様がいないのを恐れてございます。なぜなら、他のお客様が入りにくいからでございます。
多少の人っ気があってはほしいのでございます。ですから、長時間いてもそう、嫌な顔はされないかと存じます。
店側からすれば客寄せや店内雰囲気の貢献になりますし、他のお客様は入りやすくなりますし、こちらは広々として空調の効いた場所でお勉強ができると、3方益でございます。
しかし、繁忙期や込む時間帯は避けるべきでございます。
店側にも迷惑ですし、他のお客様にも迷惑です。また、こちらも、嫌な顔をされながら勉強するのもいい気分ではありません。まさに、3方損でございます。
周りの空気を読めば、意外にお勉強できるところはたくさんございます。
広い机でお勉強できない方は、是非とも、ご参考くださればと存じます。

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お勉強の場所位置

お勉強をするところといいますのは、意外に重要でございます。
お勉強のノウハウやコツ、方法といいますのは、まあ、千差万別でありますから、あまり述べない当ススメでございますが、場所については1言あるものでございます。
まず、動線上はいうまでもなく、動線近くではお勉強はしないことでございます。
動線といいますのは、人の動く線のことでございます。
出入りの多い廊下に物を置くと、家族の誰かがいつの日か、必ず足の小指をぶつけたりする事故に遭うものでございます。
動く「動」の場所に、置くという「静」を置いてはならないのでございます。
相反する性質でありますから、いろいろな不測の事態が起きるわけでございます。
お勉強も同様でありまして、お勉強といいますのは、いわば、「静」の性質でございます。
動線とは相性がよくないのでございます。
ドアの近くや戸の近くは、どうしても人の動きがありますので、集中力が途切れがちになってしまいます。
人の動く音というのも、意外に耳障りでありまして、ドスドスと配偶者の歩く音だけでも、集中状態を醒ましてしまうのでございます。
こうした動きのあるところや音のあるところでお勉強は相応しくないかと存じます。
できるだけ、動線から離れた場所でやるべきかと存じます。
お勉強は、基本的に人の出入りのないところや部屋で行なうべきかと存じます。
人の出入りがあまりないところ、足が向かわないところ、静かなところを選んで行なうべきかと存じます。
できれば、景色や見晴らしがよいところなら、なお良しでございます。
理想を言うなら、そういうところで、お勉強の机と椅子を設置して、場所を固定化するのがよいかと思われます。
しかし、住宅事情によっては、そういった場所を占拠できない方もおられるかと存じます。
こうした場合は、お勉強のときだけ、そういう場所に移動できるような体制を作り上げておき、いざ、お勉強というときにそこに異動できるようにしておくのがよろしいかと存じます。
先日のススメでも申しましたように、お勉強におきましては、よく使うものは常に手の届く範囲に置いておかねばなりません。
ですから、文房具を多めに入れたビッグ筆箱、持ち運び用の鞄(旅行用の学生が使うようなバッグ)に教材や資料を一式入れておいて、落ち着く場所に持ち運んでお勉強を展開すれば良いかと存じます。
家族皆で使うような場所をお勉強場所に使うと、置いたはずのものがなくなったり、勝手に資料を小虫を叩き潰した際の包み紙に使われることもございます。
双方にとって、占拠はよろしくない結果を及ぼすかと存じます。
できるだけ、持ち運びの体制でよきお勉強場所を確保してくださればと存じます。
お勉強なり読書なりに集中できるお気に入りの場所ができあがれば、それだけで生産性は大幅に上昇するかと存じます。
お勉強をする場所位置も、独学のコツの1つでありますので、宜しくお試しくださればと存じます。

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身の回りに集める

お勉強のコツは、星の数ほどございますが、「整理整頓」はその筆頭であるかと存じます。
お勉強といいますのは、集中しなければできかねないものでございます。
雑然、とした部屋では注意散漫となりますので、集中力も途切れがちになります。それか、なかなか集中に入っていけないかと存じます。
お勉強になんだか身が入らない、こうした状態にある方は、是非とも身の回りの整理整頓をしてくださればと存じます。
まず手始めにやるべきは、ゴミ捨てでございます。
ごらく品は全て捨てるか、箱にしまいます。後ろ髪が引かれるでしょうが、問答無用にておしまいください。
次に新聞や雑誌、フリーペーパー、チラシ、ダイレクトメールの類を捨てていきます。
郵便物はできるだけ、来た当日に処理してくださればと思います。今度、明日、と思っていくと溜まる一方です。
溜まった郵便物を1つ1つ調べるのは、実に億劫でございます。
来たその日に処理すれば、それでおしまいでございます。わたくしは、大概5秒で捨てるか取っておくかを判断するものでございます。
さて、余分なものがなくなって、身の回りがすっきりしましたら、回りにお勉強に必須のものを置いていきます。
このとき、お勉強でよく使うものは、必ず手の届く範囲に置くようにしてください。
席を立って取りに行く、ではいけないのでございます。
よく、テキストや問題集を机から離れた本棚に置く人がおられますが、まったくの誤りでございます。
アレが見たいな、と思った瞬間に手に取らないと、そこで、その「勉強思い」は消え去ってしまうのでございます。
見たいな、で、即、でございます。この動作1つで、お勉強の集中が途切れずに済みます。
同様のことは、テキストや問題集、過去問といったお勉強の教材に限りません。
文房具の類も、必ず手の届くところに置いておかねばなりません。メモ用紙、ポストイットの類も同じでございます。
使いたいと思ったら即、使えるようにしておかねばなりません。ですから、ある程度の予備も備え付けておき、また、切れた時は速やかに補充をしておかねばなりません。
これまた、使いたい道具がないだけで、集中が途切れてしまうのでございます。
線を引こうとしてペンがなかったりすると、即、(どこにある?)というお勉強とは関係のない思念が頭に湧いてしまいます。
しかも、いらいらっという、鬼子の感情も湧いてきてしまいます。
集中した状態が途切れるのは、とてももったいないことであるのをご理解いただければと存じます。
逆に言うと、集中を切らさないように身の回りを整えると、お勉強のストレスを減じることができる、というわけでございます。
盛り上がってきた気持ちや高くなったテンションを、つまらないことで失うのは、実にもったいないことなのでございます。
もとの集中した状態に戻すのは、結構な労力と時間を食うものでございます。
個人的なことを申しますと、わたくしは出先でよくテキスト等を見ていたのですが、家に帰って「さ!て!やるか!」というとき、鞄の中にテキストを入れたままにしていたがために、それを取りに行こうと席を立つときに、高まったテンションに水がぶっかけられるようなメンドクサさを感じたものでございます。
同様の事情の方は、帰宅後は即、持って出た教材を机に置くようにしてくださればと存じます。
お勉強で必須のもの、よく使うものは必ず、身の回りの、手の届く範囲においてくださればと存じます。
これだけでも、お勉強の能率は大きく変わっていくように思います。

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