独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

勉強のためによく休む

「ナポレオンは睡眠を3時間しか取らなかった.。しかし、よく居眠りをしていた。」
わたくしは、この故事が大好きでございます。働くことも大事ですが、休むことも等しく大切なのでございます。
よく動くためにはよく休まねばならないのでございます。寝ずして何かを為そうとは考えぬほうが良いかと存じます。
よっぽどの事情がない限りは、人間は夜も寝ないでがんばりにがんばれないものでございます。
例えば、億単位の借金があるとか、周りから相当たるプレッシャーを与えられているとか、私財のほとんどを事業につぎ込んでいるなどの事情があるのでしたら、24時間365日、それこそがんばりにがんばれるかと思います。
しかし、わたくしたちの大半は、そのような事態にはありませんし、お勉強といいますのは、これまた、そういう事態にある人ができるようなものではございません。
個人的には、のっぴならない事情にある人は、お勉強などしてはならないかと存じます。
1日たりとも休まない、苛烈過ぎる勉強というのは、たいていは身の毒となります。
失敗したときの衝撃が半端ではありません。最悪、軽いうつ状態になるかと存じます。
よく休みこと、このことをお忘れないように、お勉強のお励みくださればと存じます。
日曜日の存在が、よきヒントになるかと存じます。
なぜ1週間のうち、1日だけ休みがあるかといいますと、休んだ方が効率がよいからでございます。
雇用者の立場からいうと、休ませた方がよく働かせられる、というわけでございます。
この休ませた方が効率がよい、という労務管理は、江戸時代からあったと言われております。
盆と正月くらいしか休みがない丁稚奉公だと思われておりますが、四季のイベントやら年中行事、そのほか業界のしきたり等々によりまして、完全な休みと言うのはありませんが、だいぶ休める日々、仕事をしない日々があったと言われているのでございます。
明治・大正にいたっても、奉公人を休ませた方が働きが良いことは、よく知られていたようでございます。
現代においても、話は変わらず、でございます。
よく動くためにはよく休まねばならない、まずはこの点をご理解くださればと存じます。
お勉強と申しますと、ねじり鉢巻にひたすら努力とイメージされる方も多いかと存じます。
一面はそうでございます。ほんとうにやらねばならないときは、ひたすらにお勉強をしなくてはなりません。
しかし、ただがんばるだけがお勉強ではありません。きちんと、休むことを考えておかないと、身体や頭がついていかないのでございます。
相当たる理由がないのに、がんばり続ける事は心身ともに、ダメージを与えるものでございます。
心身にダメージがあれば、お勉強の進捗もかんばしくはなくなるかと存じます。
鉄だって、同じところばかりを使い続ければ、金属疲労を起こして壊れてしまうのでございます。
いわんや、我々の身をや、でございます。
どうすれば自分がリラックスできて活力が戻るのか、よくよく知っておいてほしく存じます。
趣味や興味、娯楽があるのも、よくやらんがためでございます。

(さらに…)

使用頻度で置く

先日のススメでは、お勉強の際の机の大きさについて、言及いたしました。
今回は、底に何をどう置いていくかについてみていきたく存じます。宜しく、お耳汚れの程、申し上げる次第でございます。
さて、皆様のパソコンでございますが、たくさんのソフトウェアがインストールされているかと存じます。
基本、余分なソフトはのないほうがメモリを食いませんので、使わないソフトはどんどん削除すべきでございます。
代表的なのは、無料期間の過ぎたお試しソフトやウイルス対策ソフト、ファイヤーウォールソフトでございます。
もはやそうしたソフトは使いようがありませんから、使用期限が過ぎたものは、ばしばしと削除くださればと存じます。
ここまでは誰でもできるのでございます。
問題なのは、使いそうなソフトウェア、使うかもしれないソフトウェア、役に立ちそうなソフトウェアでございます。
そこで注目すべきが、使用頻度という目盛りでございます。
基本的に、1年間使っていないソフトウェアは削除しても、問題はありません。
たとえ、そのソフトウェアが必要になったとしても、そのときは自分のパソコンにあるかどうかの記憶も定かではなく、おそらく、検索をかけてフリーのソフトなどをダウンロードして、間に合わせるものなのでございます。
なくても支障はないのですから、削除しても構わないかと存じます。
この「使用頻度」に着目して、ソフトウェアを整理・削除していきますと、幾分かパソコンの動きは良くなって快適なPCタイムが過ごせるかと存じます。
同様の事が、お勉強のことにも言えるのでございます。
使用頻度の高いものを身近に、そうでないものは、身の回りから遠ざけていくと、非常に、利便で快適なお勉強空間ができあがるのでございます。
まず、3重丸を頭に浮かべてほしく存じます。円の中心には自分自身を置きます。
1番真ん中の丸には毎日使うものを置きます。お勉強で言いますと、テキストや問題集、過去問、その他の資料、文房具類、メモ用紙、紙切れ、ノートの類でございます。
手を伸ばせばすぐの、思い立ったら即、手の届く範囲にこれらのものを置くのでございます。
もしスペースが足りなくなるようでしたら、折りたたみ式の物置き場などをホームセンターから買ってこれば良いかと存じます。試験後は植木鉢置きにでもできますので、あって損はありません。
2番目の丸には、週に何回か使うものを置くものでございます。
たとえば、辞書や辞典、時々見ることになる願書を置くことになりましょうか。
それか、使用頻度の少ない教材を置くかと存じます。
最後の最も外の丸は、月に1回くらい使うものがあれば、そこに置きます。
それ以外のものは、お勉強の空間に置かないように致します。
ほかの部屋に持っていくか、押入れに投げ込むか、それか、勇気を奮って捨てるべきでございます。
2対8の法則というのは、この使用頻度にも当てはまるものでございまして、わたくしたちがその日常で80%使う道具というのは、道具全体の20%のものに限られると申します。
先のパソコンでいえば、どれだけソフトウェアがあろうとも、よく使うのは全体の2割となる塩梅でございます。
調味料もいえるのではないかと存じます。ずらりと東西の調味料があっても、1番使うのは味噌としょう油ではないでしょうか。
20世紀に現われた最新の調味料のXOジャンなどはいつ使ったのでしょう。
身の回りに1番良く使うものを集中させれば、取りに行く事も少なくなり、どっかり腰を落ち着け、集中してお勉強臨めるかと存じます。
頭ん中はそうそうに変えられませんが、身の回りの物理的なことはいくらでも変えられるものでございます。
是非、お試しくださればと存じます。

(さらに…)

机上のスペース

お勉強といいますと、頭の良し悪しや脳の仕組みといった話になりがちでございます。
また、そうでないなら、理解力やら記憶力、読解力云々の「○○力」論となりがちでございます。
まあ、基本的に頭の中というのはよくわかりません。
頭の良し悪しといいますのは、ひとつは訓練次第でどうにもなりますし、鍛え方1つで大きく異なってくるものでございます。
人間関係も大きいかと存じます。本をよく読む知性的な人とお友達なら、得てして、付き合っているわたくし達自身も知的風になっていくものでございます。
頭や心のことを言いましても、人によりけりでありまして、効くも効かぬも人それぞれと相なるかと存じます。
しかし、お勉強をする際の広さといいますのは、誰しも影響を及ぼすものかと存じます。
基本、お勉強といいますのは、ゆったりとしたスペースで行なうべきかと存じます。
よく、貧乏な家の描写に、木のりんご箱で勉強をする場面がございますが、ああいう物で勉強が可能なのは、小学生から中学生までではないかと考える次第でございます。
あんな狭いスペースでは、教科書を読むくらいが関の山でございます。高度な勉強は無理でありましょう。
わたくしが、お勉強の際のスペースの大切さに気付いたのは、小さな机で我慢して勉強をしていたからでございます。
文机くらいの机にてお勉強をしておりましたが、不便な事この上ありませんでした。
テキストと問題集を置けばもうきつきつで、何かノートなりカードを作ろうとすると、机上のものをどけねばならない始末。
少し教材を動かせば文具類やメモが落ちるし、まあ、それはイライラしたものでございます。
最終的に、妹からのお下がりの机に、お勉強の机は落ち着いた次第でございます。
お勉強の机は最低でも、肩幅大の大きさが必要かと存じます。
理想は、両手を広げたくらいの横幅がいるかと存じます。奥行きは横幅のまあ、1.5〜1.8倍程度あれば宜しいかと存じます。
お勉強がなんともうまく行かない、イライラするという人は、机の大きさに着目してくださればと存じます。
しかし、家庭や住宅事情により、大きめの机が用意できない人は、できるだけ大きな机のあるところにてお勉強をするよう、お勧めする次第でございます。
たとえば、ファストフードやファミレスのドリンクバーの利用でございます。
こういったお店は、店内に全くお客様がいないのを恐れてございます。なぜなら、他のお客様が入りにくいからでございます。
多少の人っ気があってはほしいのでございます。ですから、長時間いてもそう、嫌な顔はされないかと存じます。
店側からすれば客寄せや店内雰囲気の貢献になりますし、他のお客様は入りやすくなりますし、こちらは広々として空調の効いた場所でお勉強ができると、3方益でございます。
しかし、繁忙期や込む時間帯は避けるべきでございます。
店側にも迷惑ですし、他のお客様にも迷惑です。また、こちらも、嫌な顔をされながら勉強するのもいい気分ではありません。まさに、3方損でございます。
周りの空気を読めば、意外にお勉強できるところはたくさんございます。
広い机でお勉強できない方は、是非とも、ご参考くださればと存じます。

(さらに…)