先日のススメでは、お勉強の際の机の大きさについて、言及いたしました。
今回は、底に何をどう置いていくかについてみていきたく存じます。宜しく、お耳汚れの程、申し上げる次第でございます。
さて、皆様のパソコンでございますが、たくさんのソフトウェアがインストールされているかと存じます。
基本、余分なソフトはのないほうがメモリを食いませんので、使わないソフトはどんどん削除すべきでございます。
代表的なのは、無料期間の過ぎたお試しソフトやウイルス対策ソフト、ファイヤーウォールソフトでございます。
もはやそうしたソフトは使いようがありませんから、使用期限が過ぎたものは、ばしばしと削除くださればと存じます。
ここまでは誰でもできるのでございます。
問題なのは、使いそうなソフトウェア、使うかもしれないソフトウェア、役に立ちそうなソフトウェアでございます。
そこで注目すべきが、使用頻度という目盛りでございます。
基本的に、1年間使っていないソフトウェアは削除しても、問題はありません。
たとえ、そのソフトウェアが必要になったとしても、そのときは自分のパソコンにあるかどうかの記憶も定かではなく、おそらく、検索をかけてフリーのソフトなどをダウンロードして、間に合わせるものなのでございます。
なくても支障はないのですから、削除しても構わないかと存じます。
この「使用頻度」に着目して、ソフトウェアを整理・削除していきますと、幾分かパソコンの動きは良くなって快適なPCタイムが過ごせるかと存じます。
同様の事が、お勉強のことにも言えるのでございます。
使用頻度の高いものを身近に、そうでないものは、身の回りから遠ざけていくと、非常に、利便で快適なお勉強空間ができあがるのでございます。
まず、3重丸を頭に浮かべてほしく存じます。円の中心には自分自身を置きます。
1番真ん中の丸には毎日使うものを置きます。お勉強で言いますと、テキストや問題集、過去問、その他の資料、文房具類、メモ用紙、紙切れ、ノートの類でございます。
手を伸ばせばすぐの、思い立ったら即、手の届く範囲にこれらのものを置くのでございます。
もしスペースが足りなくなるようでしたら、折りたたみ式の物置き場などをホームセンターから買ってこれば良いかと存じます。試験後は植木鉢置きにでもできますので、あって損はありません。
2番目の丸には、週に何回か使うものを置くものでございます。
たとえば、辞書や辞典、時々見ることになる願書を置くことになりましょうか。
それか、使用頻度の少ない教材を置くかと存じます。
最後の最も外の丸は、月に1回くらい使うものがあれば、そこに置きます。
それ以外のものは、お勉強の空間に置かないように致します。
ほかの部屋に持っていくか、押入れに投げ込むか、それか、勇気を奮って捨てるべきでございます。
2対8の法則というのは、この使用頻度にも当てはまるものでございまして、わたくしたちがその日常で80%使う道具というのは、道具全体の20%のものに限られると申します。
先のパソコンでいえば、どれだけソフトウェアがあろうとも、よく使うのは全体の2割となる塩梅でございます。
調味料もいえるのではないかと存じます。ずらりと東西の調味料があっても、1番使うのは味噌としょう油ではないでしょうか。
20世紀に現われた最新の調味料のXOジャンなどはいつ使ったのでしょう。
身の回りに1番良く使うものを集中させれば、取りに行く事も少なくなり、どっかり腰を落ち着け、集中してお勉強臨めるかと存じます。
頭ん中はそうそうに変えられませんが、身の回りの物理的なことはいくらでも変えられるものでございます。
是非、お試しくださればと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2010年4月16日 5:32 PM |
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お勉強といいますと、頭の良し悪しや脳の仕組みといった話になりがちでございます。
また、そうでないなら、理解力やら記憶力、読解力云々の「○○力」論となりがちでございます。
まあ、基本的に頭の中というのはよくわかりません。
頭の良し悪しといいますのは、ひとつは訓練次第でどうにもなりますし、鍛え方1つで大きく異なってくるものでございます。
人間関係も大きいかと存じます。本をよく読む知性的な人とお友達なら、得てして、付き合っているわたくし達自身も知的風になっていくものでございます。
頭や心のことを言いましても、人によりけりでありまして、効くも効かぬも人それぞれと相なるかと存じます。
しかし、お勉強をする際の広さといいますのは、誰しも影響を及ぼすものかと存じます。
基本、お勉強といいますのは、ゆったりとしたスペースで行なうべきかと存じます。
よく、貧乏な家の描写に、木のりんご箱で勉強をする場面がございますが、ああいう物で勉強が可能なのは、小学生から中学生までではないかと考える次第でございます。
あんな狭いスペースでは、教科書を読むくらいが関の山でございます。高度な勉強は無理でありましょう。
わたくしが、お勉強の際のスペースの大切さに気付いたのは、小さな机で我慢して勉強をしていたからでございます。
文机くらいの机にてお勉強をしておりましたが、不便な事この上ありませんでした。
テキストと問題集を置けばもうきつきつで、何かノートなりカードを作ろうとすると、机上のものをどけねばならない始末。
少し教材を動かせば文具類やメモが落ちるし、まあ、それはイライラしたものでございます。
最終的に、妹からのお下がりの机に、お勉強の机は落ち着いた次第でございます。
お勉強の机は最低でも、肩幅大の大きさが必要かと存じます。
理想は、両手を広げたくらいの横幅がいるかと存じます。奥行きは横幅のまあ、1.5〜1.8倍程度あれば宜しいかと存じます。
お勉強がなんともうまく行かない、イライラするという人は、机の大きさに着目してくださればと存じます。
しかし、家庭や住宅事情により、大きめの机が用意できない人は、できるだけ大きな机のあるところにてお勉強をするよう、お勧めする次第でございます。
たとえば、ファストフードやファミレスのドリンクバーの利用でございます。
こういったお店は、店内に全くお客様がいないのを恐れてございます。なぜなら、他のお客様が入りにくいからでございます。
多少の人っ気があってはほしいのでございます。ですから、長時間いてもそう、嫌な顔はされないかと存じます。
店側からすれば客寄せや店内雰囲気の貢献になりますし、他のお客様は入りやすくなりますし、こちらは広々として空調の効いた場所でお勉強ができると、3方益でございます。
しかし、繁忙期や込む時間帯は避けるべきでございます。
店側にも迷惑ですし、他のお客様にも迷惑です。また、こちらも、嫌な顔をされながら勉強するのもいい気分ではありません。まさに、3方損でございます。
周りの空気を読めば、意外にお勉強できるところはたくさんございます。
広い机でお勉強できない方は、是非とも、ご参考くださればと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2010年4月15日 8:12 PM |
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お勉強をするところといいますのは、意外に重要でございます。
お勉強のノウハウやコツ、方法といいますのは、まあ、千差万別でありますから、あまり述べない当ススメでございますが、場所については1言あるものでございます。
まず、動線上はいうまでもなく、動線近くではお勉強はしないことでございます。
動線といいますのは、人の動く線のことでございます。
出入りの多い廊下に物を置くと、家族の誰かがいつの日か、必ず足の小指をぶつけたりする事故に遭うものでございます。
動く「動」の場所に、置くという「静」を置いてはならないのでございます。
相反する性質でありますから、いろいろな不測の事態が起きるわけでございます。
お勉強も同様でありまして、お勉強といいますのは、いわば、「静」の性質でございます。
動線とは相性がよくないのでございます。
ドアの近くや戸の近くは、どうしても人の動きがありますので、集中力が途切れがちになってしまいます。
人の動く音というのも、意外に耳障りでありまして、ドスドスと配偶者の歩く音だけでも、集中状態を醒ましてしまうのでございます。
こうした動きのあるところや音のあるところでお勉強は相応しくないかと存じます。
できるだけ、動線から離れた場所でやるべきかと存じます。
お勉強は、基本的に人の出入りのないところや部屋で行なうべきかと存じます。
人の出入りがあまりないところ、足が向かわないところ、静かなところを選んで行なうべきかと存じます。
できれば、景色や見晴らしがよいところなら、なお良しでございます。
理想を言うなら、そういうところで、お勉強の机と椅子を設置して、場所を固定化するのがよいかと思われます。
しかし、住宅事情によっては、そういった場所を占拠できない方もおられるかと存じます。
こうした場合は、お勉強のときだけ、そういう場所に移動できるような体制を作り上げておき、いざ、お勉強というときにそこに異動できるようにしておくのがよろしいかと存じます。
先日のススメでも申しましたように、お勉強におきましては、よく使うものは常に手の届く範囲に置いておかねばなりません。
ですから、文房具を多めに入れたビッグ筆箱、持ち運び用の鞄(旅行用の学生が使うようなバッグ)に教材や資料を一式入れておいて、落ち着く場所に持ち運んでお勉強を展開すれば良いかと存じます。
家族皆で使うような場所をお勉強場所に使うと、置いたはずのものがなくなったり、勝手に資料を小虫を叩き潰した際の包み紙に使われることもございます。
双方にとって、占拠はよろしくない結果を及ぼすかと存じます。
できるだけ、持ち運びの体制でよきお勉強場所を確保してくださればと存じます。
お勉強なり読書なりに集中できるお気に入りの場所ができあがれば、それだけで生産性は大幅に上昇するかと存じます。
お勉強をする場所位置も、独学のコツの1つでありますので、宜しくお試しくださればと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2010年4月14日 8:37 AM |
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