独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

お寿司を食べよう

ようやく、といいますか、とうとうといいますか、やっと梅雨明けでございます。
あの強烈な湿気はなくなって、からりと晴れてございます。
身体から力をすこしずつ奪うような、あのムシムシ感に比べれば、格段に過ごしやすくなったと存じます。
ただ、毎年言われますように、熱中症対策は注意でございます。
お出かけの際は、コップ一杯の水を飲み、少し塩を舐めていくよう、ご助言させていただきます。また、のどが渇かずとも水を飲む、これでございます。
熱中症というのは、倒れて搬送されなければいい、というものではありません。
倒れなくても、家に帰ればグッタリとするなら、熱中に当ったも同然でございます。
適切に水ッ気と塩っ気を摂るなら、だいぶ疲労も防げるものでございます。
疲れるのはわたくし達自身でございます。倒れないからいいやではなく、疲れない健康管理にはご留意くださればと存じます。
さて、今回のススメは、タイトルにあるようバテ気味になった際は、「お寿司」を食べるよう推奨するものでございます。
最近、お寿司について、気付いたことがあるのでございます。
お寿司とさしみ定食とでは、まあ、食材的に似ているものがございます。
生の魚にごはん、吸い物で、違うのはショウガと香の物くらいでございます。
しかし、食べ比べてみますと、お寿司のほうが断然、疲労度が違うのでございます。元気が出るのでございます。
あ、と思ったのは、「酢」の有無、つまり、酢飯か白飯かの違いがあったのでございます。
酢はご存知の通り、疲労を回復させます。それが、身体に効くといいますか、食後以降の疲れ方がだいぶ違ってくるのでございます。
お寿司といっても握り寿司でなくとも、ちらし寿司でも押し寿司でも巻物でも、酢飯であればよい気が致します。
お昼にコンビニを利用する方は、サンドイッチやおにぎりから酢飯系統のものに、外食の方は、これまた酢飯系統に切り替えてみてほしく思います。
握りだと割高ですが、巻物やちらし寿司でも十分、酢の威力を感じられるかと存じます。
お寿司は世界で食べられている、などと喧伝されますが、おそらく、味以上に「酢」の飯である点に要因があるような気がします。
酢が疲労を和らげるから、身体がその旨さを味わうのかもしれません。
考えてみれば、野菜+酢の料理はたくさんありますが、穀物+酢の料理というのは、そうないのでございます。
お寿司はたくさん食べられますから、その分、酢の摂取も多くなるわけで、それがまた、疲労回復に資するのではないかと存じます。
下手な栄養ドリンクを飲むくらいなら、お寿司を断然お勧めするものでございます。

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過度のまじめを控える

お勉強といいますのは、語弊があるかもしれませんが、基本は適当でございます。
しかし、適当ではあるけれども、ふざけたり手を抜くわけでもないのでございます。
このあたりの塩梅は、実に難しゅうございます。
独学では、まず過度のまじめを避けます。
というのも、超絶的にまじめにお勉強に取り組んだとしても、だからといって必ず理解や記憶に到達するとは限らないからでございます。
理解や記憶というのは、非常にあいまいなもので、これこれこうしたらそうなる、といったものではないのでございます。
加えて、過度のまじめが困るのは、反動の大きさでございます。
一生懸命にやったけれども、結果が付いてこないと誰でも大ショックでございます。
このため、試験勉強の放棄や挫折に繋がりやすいのでございます。
しかもまた、まじめや真剣状態というのは、そう何度もなりえない、心の状態でございます。
まじめにするというのは、意外に心に負担がかかるのでございます。
まじめな状態というのは、ほんとうに逆説的な言い方ですが、自分がまじめにやると言う意識がなくなってから、真のまじめ状態・真剣状態に入っていくのでございます。
このように考えるとわかりやすいかと思います。
安全運転をしなくちゃと四六時中考えているドライバーは、安全運転をしてるのでしょうか。
おそらくそうではありません。
真の安全運転ドライバーとは、見通しの悪いところや視界の悪いとき、また、何か妖しく感じるところに来ると、何の標識も注意書きがなくても、無意識的に減速し周辺に気を配るのが優秀なドライバーでございます。
長距離トラックや大型重機の運転手などは、まさに、考えずとも無意図で安全運転が「できる」人たちでございます。
彼ら動きを見ていると、完全にわかっているように、無意識の部分にまでできあがっている感がございます。
そうしようと思わなくなって、そうなるという面が、人にはあるように存じます。
お勉強においても同様で、『勉強』という意識が薄れてきたときこそ、もっともがんばっている状態・やれている状態なのでございます。
こうなるには、まじめでがちがちに意識を固めていると、到達できないのでございます。
ですから、独学においては、過度のまじめを避け、心に多少の「あそび」をもって、お勉強に適当に接するわけでございます。
また、過度のまじめは、ストレスが溜まりやすい特徴がございます。
毎日毎日、まじめかつ真剣にお勉強をしていれば、それこそ、あっという間にストレスはピークに達し、挫折や放棄が顔を見せ始めるものでございます。
ですから、独学では、そう過度にまじめにやらず、肩の力を抜いて気長に取り組んでいくのでございます。
適当な方が、お勉強そのものへの接触回数が増えて記憶効率も良く、とりあえずですが、お勉強も続いていく次第でございます。
もちろん、燃え立つようなまじめで真剣なお勉強もないことはありませんが、基本的にわたくしのフル真剣とフルまじめは、模試前や本試験1ヶ月前の直前期くらいでございます。
過度のまじめは時々飲めばいいような、高級な栄養ドリンクか薬局処方の医薬品程度に考えて、多用しないのが賢明かと存じます。

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もくじを見るだけで

ぱたんとやる気がなくなった時は、もくじを眺めることをお勧めいたします。
もくじといいますのは、試験について最も簡潔にまとめられた、いわば、まとめ図のようなものでございます。
やる気がない、といっても、本当のところは、残っているはずでございます。
なぜなら、完全にやる気がなくなって状態というのは、やるの「や」の字すら、頭に浮かばないからでございます。
完全になくなったとき、人はそのことを心の奥深くに仕舞い込んでしまいます。
ですから、やる気が出ないなあと思っていても、そう思えること自体が、まだ、やる気の残っている証左なのでございます。
それをどうするかが、腕の見せどころでございます。
さて、やる気が出ない状態というのは、2つ考えられます。
1つは、これまでにしんどいお勉強が続いたので、頭が今後もしんどいものが続くだろうと「予感」して、やる気にセーブをかけているときでございます。
結構、この自分でアクセルを踏もうとしているのに、ブレーキをもかけている状態はあるものでして、想像してみればわかりますように、ウォンウォンと車が行こうとしているのに止められているという、何とも身体によくない状態でございます。
2つ目は、先に何があるのかわからないので、不安で躊躇しているときでございます。
これもまた、先ほど言ったような、頭ではやろうとしているが身体はブレーキをかけている状態と、似たものがございます。
こうした状態にある時には、もくじが効くように思います。
これまでにやってきたことを、もくじを見て思い返してみると、自分が考える以上に、そうでもない思いを抱くように思います。
最初にを見たときに比べれば、ずっとわかるようになっておりますし、わからないのも、まあ、一時的なものだという感じを深められるのではないかと存じます。
そして、これからしていくところに視線を移せば、(このところは章は大変そうだな)という難易度の見当や、逆に、(この章はページ数が少ないので楽そうだ)といった見通しを立てられるように思います。
それぞれのページ数やボリュームも、もくじを見ればわかりますから、まるで登山の際の地図を見ているときのように、(○ページまではしんどそうだけど、面倒なのはここまでだな。あとは楽そう)とか、(難所はどこそこだ)といった、お勉強の工程といいますか、進めかたといいますか、お勉強詳細マップのようなものが頭に浮かんでくるように思うのでございます。
もちろん、あまりに次のところが難しいところは、飛ばすことにして、後々のできそうなところをもくじで探すのも、よき作戦であるかと存じます。
難しいところといいますのは、ある意味、総力戦でもありますので、こちらの実力が多少でも蓄えられてから臨んでも、全く支障はありません。
(テキストの本文は見たくない)、(問題集の問題も見たくない)、(過去問も言わずもがな)。
こんな時は、もくじをじっと眺めてみて、これまでのお勉強とこれからのお勉強について、思いを馳せてくださればと存じます。
基本、今までにそこまでできたことが、これからも相応にできるだろう証でございます。

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