独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

お菓子か果物か

お勉強といいますのは、頭を酷使するものでございます。
ですから、頭に速やかに考えるためのエネルギーを補給しなくてはなりません。
そこで、甘いものを食べなくてはならなくなる、といった次第になるわけで、何かとダイエットが頭にちらつく方でも、お勉強とならば、その制限を外してもよいわけでございます。
まさに、合法的に甘いものをたらふく食べられるわけで、心底、ヒヒヒと思いが湧いてきますし、「垂涎」でございます。
甘いものと頭の関係は、非常に深いものがございます。
基本的に、女性は甘いものを好みますが、というのも、女性の認識は「像」を描くからといわれております。
女性は、常にイメージから入っていくとのことでございます。
ある「もの」があるとして、男性はその機能や性質などを考えていくのですが、女性は、その「もの」を持った自分がどう見えているか、どう映えているか、を考えるのでございます。
たとえば、新しい携帯電話があるとすると、男性は携帯の近畿能やメモリの量、データ転送量を考える一方で、女性なら、その携帯を持って話している自分、持っている自分を、頭のなかで診ているのでございます。
言い換えれば、男性はテキスト思考であり、女性はイメージ思考なのでございます。
さて、パソコンの処理について考えてみますと、テキストというのは実にデータ量が少なく、処理しやすいものでございます。
一方の、イメージは、容量も大きく、処理に時間がかかるものでございます。
イメージの方が処理が大変なわけでして、その分、エネルギーを大量に消費する、といった次第でございます。
女性の脳というのは、常にイメージで処理に処理をしているからこそ、多大に甘いものを好むのではないかと、考えている次第でございます。
もちろん、男性においても、頭をしっかりと使う人や使う職業の人は、甘いものが大好きで、文豪や小説家と呼ばれる人は、大概甘いものが好物だったといわれております。大福とか。
ま、こんな風に、頭を酷使するのなら、ぼおっとしないように、甘いもので脳のエネルギー源を補充しなくてはならない、といった次第でございます。
そこで、なのですが、甘いものの選択が、これまた重要なのでございます。
それこそ、甘い物といっても、多くの種類があるからでございます。
まず、砂糖でございます。お茶にたっぷり砂糖を入れると、本当に緊張が解けます。
ジャムもようございます。ロシアでは紅茶にたっぷりジャムを入れるように、ジャムは砂糖の代わりにもなります。
もちろん、トースト用にもなりますし、スプーン1杯とってきて、舐めるというのも、何ともよいのでございます。
菓子パンなど、あの手この手で新商品があり、また、定番・ベーシックなパンがあり、これまた、悩むものでございます。
お菓子というと、これは更に複雑拡大発展しており、和物から洋物、生菓子から干菓子まで、ほんとうに何を食べるか一晩くらい悩めるほどの、種類がございます。
そして、忘れてはならないのは、果物でございます。
果物も、甘いものでありまして、砂糖やお菓子とは違った、その風味、みずみずしさ、香り、歯ざわりがあって、これまた、たまらないのでございます。
梨の季節は終わりつつ、ちらほら、りんごも出てきておりまして、楽しみとしか言い様がございません。
甘いものなら何でもいいのではありますが、お菓子の食べすぎは、1つは如実にお腹の周りに出て来ること、そして、虫歯になりやすいこと、自分の考える以上に食べてしまうこと、肌荒れの原因、胃腸のむかつきの原因となることを指摘しておきたく存じます。
お菓子にはお菓子のよさが、果物には果物のよさが、厳然として存在しております。
わたくしが思うのは、お菓子と果物の割合は半々にするのがよいかなあ、と考えます。
果物には、普段の食事では不足しがちなビタミンが豊富ですし、なにより、結構値が張るので、大量に食べないという利点がございます。
お菓子はセールにぶち当たると、それこそかご一杯に買い込める危険性があります。果物は、幾ら安いといっても日持ちがしませんから、大量買いの大量食いができないという利点は大きいように存じます。
お勉強のお供が充実しますと、自然とお勉強も円滑に進むものでございます。
お勉強の合間にでも、今日食べる甘いものをお考えくださればと存じます。

6〜7割の出来でよい

試験範囲のすべてを、完全に仕上げることは、到底、不可能でございます。
というのも、出題者側からすれば、いくらでもトンチンカンな問題を出すことができるわけでして、本当に、重箱の隅を突きに突いて、ほじくりにほじくった問題を出せるわけでございます。
また、一部の専門家や評論家でしか知らないだろう時事問題を繰り出してきたり、ややこしくて誰も見ないような条文や判例を引っ張り出してきたり、実際の実務を執っている人でしかわからない実務問題を出したりすることだってできるわけでございます。
出題者側は、魔法の杖モドキを持っているとでもお考えください。
試験問題など、いくらでも、何とでもなってしまうのでございます。
ですから、わたくしたちとしましても、そう真面目にやり合ってなどいられないのでございます。
試験勉強においては、「完全」を目指すことや完全なる対策を取ることは、ひどく手間取るか、やったとしても実効性が少なく、大変なロスが発生してしまう、という次第でございます。
また、現実的に、試験範囲の全てを完全にしなくても、合格することは可能でございます。
基本的に、試験というのは6割合格で合格ライン、7割で合格圏と言われてございます。
わたくしめの、これまでの試験の実感と致しましても、そのように感じている次第でございます。
ですから、ぶっちゃけていうなら、試験範囲も6〜7割くらいの出来でもよい、と言えるのでございます。
ただ、でございます。
勘違いして欲しくないのは、全体を満遍なく6〜7割仕上げる、というわけでは、決してないことでございます。
頻出事項や重要事項、過去問でよく出ている問題、模試や問題集でよく見る問題・テーマ、出し方などにつきましては、徹底してやっていくのでございます。
それこそ、100%の完成を目指すのでございます。
それ以外の、出るのかどうかわからないところや、1度くらいしか出てないところ、過去に出題の実績がないところ、実務上問題が発生しているところ、法律の解釈で異論があるところなどについては、適当に、まあ、見ておくくらいにやっておくのでございます。
ベタ一色のやり方ではなく、明確に濃淡をつけてやっていくわけでございます。
この点、勘違いをなさらないようにしてくださればと存じます。
相手が好むところに、サービスをすることが、大事でありましょう。
たとえば、食は細い人に、毎回毎回、食事に連れて行くのは、それがどんなに高級で、有名で、味がよくとも、真のサービスとは言えないことでありましょう。
花一輪、カップ一杯のお茶の方を喜ぶ人かもしれません。
逆に、見た目はそうではないが、かなりの食いしん坊である人もおられます。
こういう人には、ガジガジと食べに連れて行けばよいわけでして、流行の洒落た創作料理の店から定評のあるビュッフェ、そして、家具屋まで喜ばれることでありましょう。
逆に、こんな人に、花一輪を贈っても、陰で「食べれんやん」と思われるがオチなのでございます。
物事には、大事なところ、要諦のところ、関与の大きいところ、乗数の高いところがございます。
そこを突くのが、コツというものでございます。
お勉強におきましても同様の事情でありまして、やるべきところはしっかりと、やっておけばよいところはそれ相応に、やらなくてよいところは無視して、『平均』して6〜7割仕上げと相なる次第でございます。
全部が全部をやるのではなく、また、全部を全部、7割仕上げにするというわけではなく、ある特定の重要な部分に徹するのが、宜しいように思います。

3日・7日の期間見て

お勉強といいますのは、一筋縄で行くものではありません。
うまく行かないのがお勉強、ということができましょう。
何と言っても、自分の見知らぬものを我が物にしていくわけですから、困って当然といえるわけでございます。
逆に言うなら、困らないお勉強など、お勉強ではないように思われるのでございます。
さて、困ったことの多いお勉強ではありますが、有効な手段の1つに、先送りというものがございます。
その言のとおりに、解決を今ではなくて、先々の将来に回すことでございます。
何かと、先送りというのは否定的な捉え方をされておりますが、お勉強におきましては、ま、現実的な方策として評価されるものでございます。
お勉強では、特に、独学におきましては、自分のわからないところの方が多いわけですから、いちいち、膨大にあるわからないところに対して、かかりっきりにはなれないのでございます。
ですから、わからないところは、先送りをして、現状の自分でしっかりできることに手を向ける、という次第でございます。
さて、でございます。
先送りしたはいいが、ずうっと先送りばかりを続けるわけには参りません。
本試験という、最終締め切り日がある以上、わたくしたちは、その日までに先送り事項を解消しておかねばならない、と相なるわけでございます。
では、どうすれば解決するか、と話は進むのですが、正直なところ、これこれといった明確なやり方はないように思う次第でございます。
あるとすれば、やるとすれば、毎日、とにかく、機会を設けて接していく、ということにしか、解決の道はないように思います。
3日なら3日、とりあえず時間を作って、その困った事項・わからない事項・難解事項に、身をもって接していくのでございます。
それでもだめなら、7日という期間、毎日、何が起きるわけでもなく、何かができるわけでもないのですが、読んでみるなり解いてみるなり、書き出してみるなり、まとめてみるなり、図や表で表してみるなりする、といった次第でございます。
人間、不思議なもので、そうこうしていくうちに、以前では思いもしなかったことが、ふと、頭に湧いてくるのでございます。
もちろん、100%ではありませんが、接触回数が多いほど、そうした「ふと」が思いつくように思われます。
困ったことが起きたときは、急に解決しようとするよりも、3日なり、7日なりというある程度まとまった期間を設けて、何度も接触するようご助言するものでございます。
毎日毎日えんえんと、うんうんと唸り続けるのに比べたら、日々の負担も少ないように存じます。
そして、時間が多めにあるために、接していく際にも、心に余裕もできるように考える次第でございます。