独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

雄は眠れず雌は熟睡

上野動物園に、新しくパンダがやって参りました。

子ども達の喜ぶ顔が目に浮かんで、実にほほえましく思います。

おそらく、10年後、20年後に、「意外にパンダって臭いよね」てな感じの思い出となることでありましょう。

さてさて、パンダが到着したときのニュースの見出しに、「雄は眠れず雌は熟睡」とございました。

オスのパンダは新しい環境に警戒の目を緩めず起きていたが、メスのパンダはグウスカと寝ていた、といった次第でございます。

まるで神経質な雄、図太い雌といった表現で、とてもよくオスとメスの真実を照らしているように考える次第でございます。

しかし、なのでございます。

もしも、子どもパンダがいたなら、メスパンダは寝なかったことでありましょう。夜通しで新しい環境が安全かどうか、警戒の上に警戒したことでありましょう。

もしかしたら、このメスパンダは、オスのパンダが身近にいてくれたからこそ、熟睡できたかもしれないわけでございます。

一匹だけでぽつねんとしていたならば、どうなっていたか、というわけでございます。おそらくは、不安と恐怖で眠れなかったことでしょう。

片方のオスパンダだって、傍らのメスのパンダがいなかったら寝たかもしれません。

ええかっこをしたいから、メスの気を引かすために、そんなことをしたとも、考えられるわけでございます。

こんな風に、いろいろと考えられるものなのでございます。

前提となっていることや、条件、環境といったものを、少しずらして考えてみると、意外なものが見えて参ります。

同じようなことを同じようにしなくてはならない、お勉強だからこそ、常に違った風に、異なる点からお眺めくださればと思います

不意の、今までにない発見や解釈が、お勉強のやる気をかき立てることを、明記しておきたく存じます。

難しく考えるな!って

タイトルの「難しく考えるな!」の後には、「そっちのほうがうまくいくんだ」と続きます。

なかなかに、含蓄のある言でございます。

お勉強といいますのは、新しいことを知ることでございます。そして、新しく何かを憶えていく作業でございます。

試験勉強の最初の方では、考えるどころの話ではありません。

というのも、知識や記憶が不足しているために、上手に考えられないからでございます。

それに、試験に関する事項についての用語や語句にも慣れておりませんので、上手に思考を組み立てることができません。

ですから、いうなれば、ごく率直に、単純に、シンプルに目の前のことを捉えざるを得ないわけで、それが結果的に、上手に考えていることになっているわけなのでございます。

しかし、お勉強が進んで、実力が付き、相応の知識が蓄えられてまいりますと、暗雲が立ち込めてくるのでございます。

そう、知識や記憶、語句や用語が充実してきたために、より深く、より複雑に、より多面的に考えられるようになってしまうのでございます。

ですから、どうにも試験に出ないから無視してよいことや、ほっときゃいいことに拘泥しだすのでございます。

難しいから後でやればいいのに、「考えられる」がゆえに、考え始めてしまうのでございます。

このあたりの塩梅を、憶えていてほしく存じます。

知っているが故に、考えられるがゆえに、下手を打ってしまうことは多々ございます。

難しく考えることは、上手に考えることではありません。

単に、時間と労力を失い、神経をすり減らすくらいで終わるだけの、下手な考えにいたることもございます。

難しく考え始めたら、本当にその考える対象は、考えるだけの価値があるのか、お調べくださればと存じます。

混乱しだしたら知識が付いた証

お勉強が進んで参りますと、だんだんと頭がごちゃごちゃに、ウニになったような状態となるものでございます。

ほんとこう、テキストの各ページを思い出そうとしても、もやもやとしております。

あそこのあれを説明しようとしても、うまく言葉が続かずに、ごちゃごちゃとした表現になってしまいます。

○○の章を一言で述べようとしても、しっちゃかめっちゃかなものになっております。

重要な語句や用語、定義文が、くちゃくちゃになっております。

こんな状態になってきたら、いったんお勉強の方の速度を落として、テキストの精読で知識を整理することを推奨いたします。

それか、いったん、頭のこちょくちゅ・モヤモヤ事項を紙に書き出してみるなり、ノートにまとめるなりするのも、ようございます。

基本的に、こうした状態は悪いことではないのでございます。

逆に、お勉強の調子が良い証でもございます。

混乱や混沌は、それ即ち、お勉強を通じて、多くの語彙や知識が頭の中に入っている証でもあるのでございます。

何にも入っていないのなら、混乱すら起きません。

混乱している状態のそれこそが、実力が付いてきた証左でもあるのでございます。

あまりおつむのよくない人はすっきりした顔をしていますが、そういうことでございます。

つまり、混乱するほどのものがない、というわけでございます。

当の本人は、整理して憶えたり理解しているつもりでも、どうしても、頭の中で未整理の部分ができるように思われます。

先の「こちょ・くちゅ・もや・ざわ」なんて擬態語で表現される、混乱したら状態に到りましたら、「ああこれは知識が付いた証拠だ」風に捉えて、これまでお勉強したことの整理に努めてくださればと存じます。