独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

ITで昔ながらのカンニング

入試問題のネット流出についてでございます。

すわ、IT技術を利用した、新しいカンニングの登場か?!と大騒ぎした今回のカンニング問題でしたが、事実が明らかになるにつれ、「あらら」という脱力感に包まれている世風ではないかと存じます。

当初は、技術の発展はここまできた、試験制度の根幹を揺るがすのかと大騒ぎでしたが、ふたを開けてみれば、なんてことはない、昔風のカンニングに毛が生えたようなものでありました。

まさに、泰山鳴動して鼠一匹でございます。

報道によりますと、カンニング犯は、股の間に携帯を挟み、左手で携帯を操作し投稿した、とのことでございます。

いくらブラインドタッチができるとはいえ、自分の打ち込んだ文面はやはり確認しなくてはならないわけでございます。

そして、打ち込む際には、左腕を動かさねばならないわけで、やはり、それなりの動作フレームを食うことでありましょう。

当該カンニングは、古典的な、机の下で参考書やカンニングペーパーを覗くといった、昔ながらのカンニング行為であったわけでございます。

ほんと、試験中によくばれなかったな、と強く思います。

なぜカンニングがばれるかというと、『目立つ』からでございます。

他の受験生は一様に、同じような姿勢・同じような体勢・同じような動作しかできないのでございます。

なぜなら、問題文を読んで解くという、「試験」の一連の動作は決まりきっているからでございます。

試験という動作を少しでも違うことをすると、白鳥の中のカラス並に、目立ってしまうのでございます。

他のことはできないくらいに、目立つからこそ、カンニングは早々に成立しないのでございます。

もちろんのこと、うまくいくときもございますが、うまくいくために支払うリスク(受験禁止措置・これまでの勉強がオジャン)を考えれば、ホント、引き合わないのでございます。

先日のススメでも申しましたが、やはり、今回のカンニング事件は、試験監督側においても、大きな不備があるように存じます。

しかし、まあ、起きたことは仕方がありません。

試験監督を執り行う方々は、以降、片方の腕を机の中や下に入れている人、両腕が机の上にでていない人、多くは左手、ときに右腕が微妙に動いている人に注意するといった風に、監督指針をお変えくださればと存じます。

入試問題ネット流出4

入試問題をネットに流した容疑者が逮捕され、カンニングの詳細が明らかになっております。

報道を見ますと、どうも単独犯のようでございます。

つまり、1人でやった、というわけでございます。

供述の裏づけを待たねば確かなことは言えませんが、もし、単独犯が事実ならば、由々しきことになります

先日のススメにて、いくらなんでも外に協力者がいて、複数犯であろうと考えておりましたが、わたくしの推測は外れて、「単独犯」であったわけでございます。

そして、もうひとつ、驚くべき事実が出てまいりました。

それは、『自分の席から投稿した』という次第でございます。

彼は堂々と、試験の間に事に及んだ、というわけでございます。

先日、わたくしは、『試験時間中に機械を作動させて、インターネットに接続、ヤフーの質問サイトにアクセス、ボタンを押して入試問題を書き込む。そして、試験時間中に再度質問サイトにアクセスし、書き込まれた解答を読み取り、そして、携帯の画面を見ながら解答を用紙に写す」ことなど、目立ちすぎてできやしない、と申しました。

そして、もし、こうした一連の動作が行なえたのなら、明らかに、試験監督側の不備であると申しました。

上記のように申しましたのも、こんなにも動作フレームが多く、目立つ動作をして、ばれないわけがない、つまり、試験監督官が必ずやとっつかまえるだろうという、前提があったからでございます。

だからこそ、おそらく、カンニング行為のうちで、いくつかの部分は、「トイレ」にてやっただろうと、推測したわけでございます。

悪事を働こうとするなら、これくらいのことはするだろう、と考えたからでございます。

しかし、「自分の席でやった」と供述しておりますので、この推測も違っていたわけでございます。

ほんと、事実は小説より奇なり、でございます。

今回の入試問題ネット流出は、試験監督がどれほど『ざる』なのかを、世に知らしめてしまいました。

やろうと思えば、いくらでもカンニングができてしまうことを、ばれないことを、試験監督官は発見しないことを、今回の逮捕劇は高らかに明らかにしてしまったのでございます。

先日のススメでも同趣旨のことをいいましたが、よくもまあ、試験監督に不備はなかった、などと言えたものでございます。

できてないなら、それは不備でありましょう。

よほどに手の込んだ、最新の技術を駆使したカンニングであれば情状も汲めますが、単独犯・自分の席でという、オーソドックスで伝統的、シンプルな形でカンニングされたのですから、弁解の余地はありません。

動作フレームからすれば、昔ながらのカンニングペーパーを見てるのと、変らないじゃありませんか。

受験という選抜方式が成り立つのは、試験が公平で公正な形で行われてこそ、でございます。試験側はそれを保証する義務がございます。そのための、受験料でございます。

試験監督の担当者・部署は猛省して、責任者は給料50%1年、担当者全員30%減給半年の処分でも食らって、いま一度試験監督業務を洗い出すべきでありましょう。

そのくらいの失策を犯していると、今となっても時々受験生となるわたくしは、思うものでございます。

入試問題ネット流出3

入試問題がネットに流出した問題でございます。

仙台住の予備校生が逮捕されましたが、おそらくは、他に協力者がいるように思います。

そうでなければ、そんなにうまくカンニングなどできないからでございます。

もし、単独犯であったなら、大学側の監督ミスである、といわざるを得ません。

なんてたって、試験中に携帯なりスマートフォンが使われたからでございます。

つまり、試験時間中に機械を作動させて、インターネットに接続、ヤフーの質問サイトにアクセス、入試問題をボタンを押して書き込む、といった一連の動作をされたわけで、そんな目立つ行為が為されたこと自体、監督ミスとしかいいようがございません。

そして、堂々と、試験時間中に再度質問サイトにアクセスし、書き込まれた解答を読み取り、そして、携帯の画面を見ながら解答を用紙に写したわけでございます。

言葉で言えばこれだけなのですが、動作でこれらをしようとしたら、どれほど身体を動かさなくてはならぬか、かなりの動作量(フレーム量)となります。

当のカンニング犯はあまりに不審な動作をせざるをえないわけで、それを見過ごしてしまったわけですから、『監督ができていない』といって過言ではありません。

正直、ガキの使いかよっ!といわざるを得ないレベルでありましょう。

ありうるとしたら、「トイレ」かもしれませんが、そう何回も試験中にトイレに立てるわけがありません。

今回のカンニングをしようとするなら、まず、試験問題をネットに書き込むという動作と、そして、書き込まれた解答を携帯から見るという動作の2つが入用となります。

先も言ったように、上記2つの動作を、試験会場でやるにはあまりに、動作フレームが多すぎて、リスクが大きいのでございます。

ですから、おそらくは、トイレに行くことを利用して、どちらかの必要動作を行ったのでありましょう。

もし、両方ともトイレに行ってやったのであれば、2回もトイレに立ったわけで、あまりに妖しすぎます。

どうしてマークしなかったのかと、相なるわけでございます。

大学側は、会見で試験監督に不備はなかったといっておりますが、不備があったから、こんな大胆なことがやれたわけで、以降も色々と物議をかもし出しそうございます。