東日本大地震で被災された方々に、心よりお悔やみ申し上げます。
また、被災地にて、救助活動に携わっておられる方に、心より激励を申し上げます。
http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/japan_earthquake_aftermath.html
被災地の甚大な被害を見るにつけて、何か自分でもできることはないかと、歯がゆい思いがいたします。
そこで、ボランティアと相なるわけですが、一般のボランティアは、現時点(3月14日)においては、現地入りすべきではありません。
自衛隊が災害地に『行くことができる』のは、自衛隊そのものが、各隊員の水・食料・宿泊先・エネルギー・医薬品を自足できるからでございます。
逆を言えば、一般人が下手にボランティアで現地入りしたとして、個々の水・食料が自足できなければ、現地にあるものを消費せざるを得ないわけで、現地にとっては物資と寝床の無駄でございます。
貴重な物資を無駄にしないためにも、ボランティアには行かないのが、現時点で最も被災地のためになることかと存じます。
少なくとも、一般ボランティアの出番は、被災地の被害が確定、被害地域と被害の度合いが判明してからでございます。
そして、被災地での指揮系統が確立され、最低でも、人的資源(ボランティア)が必要となる部署・分野・作業を割り振る担当者が決まってからでございます。
どこに何があるやらわからない、北関東の土地勘ゼロのド素人が現地入りしても、ひたすら無駄なだけでございます。
一般のボランティアできることは、被災地の瓦礫の片付け、道路整理、被災地の住民の生活支援、病人やけが人の日常生活支援くらいでございます。
「何かをしたい」という気持ちはわかりますが、よほどの専門技術があるなら、たとえば、医療、介護、歯の治療、重機の操作・整備知識、トラックの運転・整備能力、公衆衛生の専門知識、災害時に必要となる医薬品の知識があるなら、現地の力になれるかと思いますが、一般市民のボランティアは、おそらく現地で無駄になるだけでしょう。
いまわたくしたちにできることは、信用ある公的機関に寄付をするくらいでございます。
ほんとうに、歯がゆい気持ちはよくわかりますが、出番は後、とお思いくださればと存じます。
今は、目の前の自分の仕事に励むことが、被災地と被災された人々のためにできることではないかと、結論付ける次第でございます。
2011年3月14日 1:13 AM
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