独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

勉強専用の場所を確保

お勉強を継続するには、まず、勉強だけを専らに行う、勉強専用の場所を確保しなくてはなりません。

今日はあそこ、明日はそこ、あさってはあのあたり、という風に、フラフラするのは、あまりよろしくはありません。

独学のコツとして、勉強場所を変えるというのがありますが、それが意味を持つのは、勉強場所が固定化されている場合でございます。

人間、同じ場所でずっと過ごすのは、結構なストレスとなります。

何ゆえに、絵画や彫刻といった「持ち運び可能」な美術品が生まれたか。一説として、今いる空間に変化をもたらすため、と言われてございます。

お勉強なんつうのは、それ自体、ストレス強度の強い作業でありまして、その上、変化のない空間に居続けたら、加速度的にストレスは増しますものでございます。

だからこそ、「転地勉強」をするという次第なのでございます。

しかし、逆の、常にあちこちで勉強せよ、というわけでもないのでございます。

そんな状態だと、心身が落ち着かずに、身の入ったお勉強になりません。

時間当たりの勉強効率は、かなり落ちてしまいます。だからこその、専属場所の確保が重要なのでございます。

場所の確保とはいえ、「1人部屋」を用意せよ、というわけではありません。

リビングの机でも、キッチンの机でも、かまいません。寝室のミニ机でもようございます。

ただ、その場所のその位置に座ったときは、「勉強」だけをする場所を作るのでございます。

つまり、逆を言うなら、テレビを見たり歓談したりするような場所は、「勉強」以外の要素がありますから、相応しくないのでございます。

他の作業が入る場所だと、どうしても集中が切れやすいです。

お勉強におきましては、「場所」は意外に重要なファクターであることを、お知りおきくださればと存じます。 

勉強はそもそもしんどい

そもそも、お勉強というのが、しんどいものなのでございます。

無理やりに「やる」面がありますから、初期の方は、大概なストレスがかかります。

変に落ち込んだり、不合格になるかもと不安や恐れを感じたり、いらいら、そわそわしてくるものでございます。

お勉強というのは、そういうものですから、まず、無理をしないことでございます。

また、お勉強は、退屈で気分が乗らないものでもあります。

自分の好きな人や名声のある人、実績のある人の言ったことや書いたことは、よくよく読めるものでございます。

言われなくとも、こちらのほうから読み進めるものでございます。

しかし、テキストや問題集は、見も知らぬ「誰?」という人が書いたものでございます。

ですから、少しも、こっちの「心」に響いてこないのでございます。

(えらそうに言いやがって、誰やねん)状態ですから、これもまた、ストレスの元でございます。

それでも、読んだり書いたり解いたりしなくてはならないわけで、いっそうのストレスとなって跳ね返ってくる次第でございます。

お勉強においては、ストレスの大きさを把握しておくことが大切でございます。

遠いギリシアの時代、「先生」という職業は、尊敬は払われてはいたようですが、奴隷の仕事でもありました。

そのくらい、何かを人に教えるというのは、根気の要る難しい仕事であったのでございます。

教えることの逆である、学びや勉強も、同程度の根気が要るものでありましょう。

お勉強というのは、そのくらい強度のある作業であることを、頭の片隅に置いておくべきかと存じます。

カンタン・ヤサシイ・ラクなどという甘い言葉は、時々服用することにしましょう。

体調不良かなと思ったら

お勉強には、気合や精神力も必要ではありますが、それらのベースとなる体調が殊の外、大切でございます。

いいときは少しも自覚できず、悪くなってようやくわかるのが、体調の厄介なところでございます。

なんだか身体が重い、背中が痛い、膝が、腰が、わき腹が痛む、目がじんじんするといったように、悪くなって初めて気付くのが、体調なのでございます。

体調が悪いと、お勉強の進みははかばかしくありませんから、まず、体調を元に戻すことが、お勉強の上で大切になって参ります。

そこで、体調不良かな?と思うようになったときは、直近1週間をよくよくご反省ください。

まず、何か変わった事をしたか、を自問いたします。

たとえば、新しい靴は、意外に腰痛や背中、膝の痛みをもたらせます。

ずきずきするなど、痛みが増すようなら、履かないようにします。

それで、体調不良が治れば、靴が原因なわけで、ま、原因が分れが、詰め物をするとか、中敷を敷くとか、返品して靴を変えるなどの対処をします。

ひとまず、新しい物や事が、生活に入ってきてないか、お調べくださいませ。

次に、飲む物を変えたとか、これまでとは違う物を食べたかなど、食生活も振り返ってみます。

わたくし、どうも、胃がシクシクするなあと思ったら、緑茶をがぶ飲みしている自分を発見し、飲むのをやめたら元通りなった経験があります。

元は、ほうじ茶をよく飲んでいたのですが、それが切れたので、代用として緑茶を飲んだら、胃が痛み出したといった次第でございます。

同じお茶でも、やはり、成分が違いますので、結構な「差」が生じます。

何だか、微妙に体調がすぐれない、調子が出ないなあと思うのでしたら、食生活をもお調べください。

体調変化の原因は、実に身近なところにございます。

以前とは変えたことを元に戻せば、体調は速やかに戻ります。

人生に変化は必要ですが、悪化しているようならば、元の方がましでございます。

「もしかしたら、アレじゃない」という発見をしてくださればと存じます。