独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

勉強の部屋が汚いとダメ

「部屋が汚いとダメ」?お勉強におきましては、部屋の状態と勉強能率との関係に、意をお払いください。

今日のススメは、ちょっぴり重要でございます。

勉強をする部屋が汚いと、まあ、ダメ勉強になるので、勉強・勉強と己を追い込む前に、まずは、部屋の掃除から手を付けるようご助言いたします。

記憶というのは、「整理されたもの」しか頭に入らない性質がございます。

つまり、ごちゃごちゃとした、無法則のものとは、実に相性が悪いのでございます。

無秩序な数字の羅列は覚えられませんが、電話番号のような規則のある数字は覚えられることを、思い起こしてくださればと存じます。

秩序だった空間の方が、勉強に集中できるので、やはり、頭に入って行きやすいのでございます。

しかし、中には、ごちゃごちゃした部屋の方がいい、という人もございます。

とはいえ、そうした人は、そのごちゃごちゃしている中に、ある程度の「理」を設定しているのでございます。

たとえば、洗濯物なり本・雑誌、紙の山があっても、そのあたりはくつした、シャツなどで、あそこの山には下着がある、なんていう風に、ある程度の把握が付いているのでございます。

他人の目にはごちゃごちゃに見えても、当の本人は、ちゃあんと把握が付いている、こういうケースならよいのでございます。

いうなれば、プレ整理状態でありまして、「やろうと思えば即、整理状態になる」わけでございます。

つまり、片付けようかな、と思えば、ごっちゃっとした山々を、しかるべき置き場所なりに持って行けば、事は済むのでございます。

問題となる「ごっちゃごちゃ」は、無秩序・無法則・無規則・無定形の、まさにカオス部屋でございます。

こういう部屋は、その部屋主でさえ、何がどこにあるのかわかっていない、混沌が渦巻く空虚な空間となってございます。

机が頭の中を示しているのなら、部屋の中だって、頭の中を表してもいます。カオスの部屋は、カオスの頭でもあるのでございます。

部屋がしっちゃかめっちゃかだと、お勉強した内容も、少しも、まとまっていないし把握もできていない、そんな風にお考えくださればと存じます。

そこそこ勉強をしているのに、結果が付いてこない。

もし、こうした事態に陥っているのなら、まず、部屋を整理された状態に維持するよう、お時間をお割きください。

そして、整理された部屋・空間でのお勉強をご実感ください。かなり、違う風に感じるかと思います。

わたくしたちは環境の生き物でして、周りは自己の投影でもございます。

周りが整理されていると、頭の中も、不思議と整理されていく不可思議さをご体感くださればと存じます。

勉強机はこまめに整頓

机は、その人の頭の中を現している、なんて申します。

つまりは、勉強机がごちゃごちゃしていたり、物が乱雑に置かれていたり、紙や書類が氾濫していたりしていれば、頭の中も、混沌状態というわけでございます。

たとえば、勉強机の上に、勉強とは関係のない趣味の本や雑誌、漫画、おもちゃ、小道具、化粧用品などが置かれているのなら、頭の中も、そうした概念や情報でいっぱい、と相なるわけです。

そう、本人は勉強するつもりでも、頭の中は、それ以外のことで占められているわけでございます。

確かに、机というのは乱雑に散らかるものでございます。

テキストや問題集、過去問の数々、文房具類、ポストイットなどの小道具が氾濫いたします。

しかし、そこで、短い時間でよいので、それらを整頓するのでございます。

それには、一定のルールを作っておくと整頓はスムーズでございます。

教材類は、たとえば、机の右上の方に置くとか、たとえば、お菓子の空き箱を文具類入れにして、とにかく使った文具類はそこに突っ込む、などなどのルールを作っておくのでございます。

少しでも、整頓しておくと、お勉強の心持ちはかなり違っていくことを、明記しておきたく存じます。

試験がうまくいかないという人は、大概、机がめちゃくちゃで、少しも整頓されていませんでした。

物がたくさんあっても、「整頓」という理さえあれば、全く違って見えるものでございます。

ごちゃごちゃしているところには、近寄りたくないものでございます。嫌気が差すのがかなり減ることでしょう。

また、「あれはどこにいった?」なんていう、捜索ストレスも劇的に下がります。

机の少しの整頓が、お勉強の負担を減らすことを、実地に試して、ご実感くださればと存じます。

勉強専用の場所を確保

お勉強を継続するには、まず、勉強だけを専らに行う、勉強専用の場所を確保しなくてはなりません。

今日はあそこ、明日はそこ、あさってはあのあたり、という風に、フラフラするのは、あまりよろしくはありません。

独学のコツとして、勉強場所を変えるというのがありますが、それが意味を持つのは、勉強場所が固定化されている場合でございます。

人間、同じ場所でずっと過ごすのは、結構なストレスとなります。

何ゆえに、絵画や彫刻といった「持ち運び可能」な美術品が生まれたか。一説として、今いる空間に変化をもたらすため、と言われてございます。

お勉強なんつうのは、それ自体、ストレス強度の強い作業でありまして、その上、変化のない空間に居続けたら、加速度的にストレスは増しますものでございます。

だからこそ、「転地勉強」をするという次第なのでございます。

しかし、逆の、常にあちこちで勉強せよ、というわけでもないのでございます。

そんな状態だと、心身が落ち着かずに、身の入ったお勉強になりません。

時間当たりの勉強効率は、かなり落ちてしまいます。だからこその、専属場所の確保が重要なのでございます。

場所の確保とはいえ、「1人部屋」を用意せよ、というわけではありません。

リビングの机でも、キッチンの机でも、かまいません。寝室のミニ机でもようございます。

ただ、その場所のその位置に座ったときは、「勉強」だけをする場所を作るのでございます。

つまり、逆を言うなら、テレビを見たり歓談したりするような場所は、「勉強」以外の要素がありますから、相応しくないのでございます。

他の作業が入る場所だと、どうしても集中が切れやすいです。

お勉強におきましては、「場所」は意外に重要なファクターであることを、お知りおきくださればと存じます。