独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

テキスト・問題集は机の上に

テキストと問題集はどこにおけばよいか。お勉強空間の整理整頓についての、1助言でございます。

整理整頓というのは、単に見た目だけ綺麗にすればよいというわけではありません。

また、お勉強の空間から物を引っぺがせばいいというわけでもありません。

究極に片付けられた空間、完全に整理整頓されたところ、それは、ほかでもない監獄・刑務所でございます。

あまりに、整理整頓を突き詰めれば、虜囚の身になってしまう点、ご注意くださればと存じます。

整理整頓はお勉強をしやすくするためでありますから、お勉強さえうまく事が運ぶのであれば、多少は、散らかっていてもよいのでございます。

ですから、何でもかんでもをしまわないようにします。

机の上には、何にもないのが理想ですが、しかし、お勉強をしておりますと、突然、「アレ、○○ってなんだっけ?」という疑問が頭をよぎるものでございます。

こうした瞬間に大事なのは、すぐに、即、確認することでございます。

その際に、テキストはどこだ、問題集はどこだと、ちんたらしないことが重要です。

確認までの時間が空けば空くほど、記憶のノリは悪くなってしまいますし、テンションもダダ滑りに下がり続けます。

だからこそ、テキストや問題集は、机の上に置くのでございます。

本棚に入れたり、棚の中にしまったり、かばんの中に、いれぱなっしにしたりしないことが肝要でございます。

勉強するにせよ、しないにせよ、とりあえずは、テキストと問題集を机の上に置きましょう。

テキストや問題集は、よく使うものであるからこそ、はっきりいえば、お勉強の定番道具なのでありますから、一番目が行きやすく、手が届きやすい机の上に置くことを、推奨させていただきます。

また、机にテキストと問題集を置いておくと、どうにもそれらに目が行って、お勉強を意識させるので、気持ちの方もいやいやながら「勉強」に傾くものでございます。

テキストと問題集を机の上に置くことは、整理整頓に加え、やる気対策でもあるのでございます。これら2つの効果を見捨てることはないように存じます。

勉強の集中は、本・雑誌、パソコン・携帯の排除から

勉強において大事なのは、自分を集中の状態に持って行くことでございます。

次に大事になるのが、集中を維持すること、切らさないことでございます。

一番、集中が切れやすいのは、難しいところや難関なところに遭遇した「瞬間」でございます。

(ううん)と微妙に嫌気が差した際に、集中は切れやすくなります。

そして、切れやすくなった集中に止めを刺すのが、タイトルで述べる本・雑誌、パソコン・携帯の類でございます。

嫌だなあと思った瞬間に、本が目に飛び込んでくるのでございます。

そして、途端にその本が面白くなるのでございます。これまでは、手にさえ取ろうとしなかったのに。

まじめな本だからいいか、といって勉強の机の上に、試験と関係のない本を置くのも、この際、やめておきましょう。

そういう本が、なぜだえか、むやみやたらに面白く読めてしまうのでございます。

ホント、勉強の間は、古今和歌集だって読めてしまうくらい、他ジャンルの本が面白くなってしまうんです。

だからこそ、集中が途切れないよう、気をつけなければいけません。

まあ、逆を言えば、普段読めない本を読むなら、勉強の間、といえましょう。

雑誌も本と同様の事情でして、普段ならつまらない記事やゴシップが、異彩を放つのでございます。

パソコンや携帯も言わずもがな。

ついネットにつなげて、どうでもよい情報を追いかけたり、メールを見たり打ったりするのでございます。

集中状態というのは、勉強の記憶なり理解がなされる可能性の高い時間帯でございます。

切らさない方がいいのに決まっております。

効率よく勉強を進めるのであれば、まず、勉強の空間である机の2メートル四方(手の届く範囲)には、雑誌や本を排除します。

リビングに置くか、遠い本棚に置くか、捨てるかしましょう。

パソコンからできるだけ勉強空間から離します。

いわずもがな、パソコンのディスプレイの前の勉強などご法度です。まず、集中できません。

携帯は、靴箱の上にでも置いておきましょう。

こんな風に、本・雑誌、パソコン・携帯を勉強空間から物理的に締め出すことが、集中を切らさないコツでございます。

せっかく捻出した勉強時間です。自分を集中状態に持って行って、さっさと今日の分を勉強して、あとで、それらを楽しむことに致しましょう。

勉強の部屋が汚いとダメ

「部屋が汚いとダメ」?お勉強におきましては、部屋の状態と勉強能率との関係に、意をお払いください。

今日のススメは、ちょっぴり重要でございます。

勉強をする部屋が汚いと、まあ、ダメ勉強になるので、勉強・勉強と己を追い込む前に、まずは、部屋の掃除から手を付けるようご助言いたします。

記憶というのは、「整理されたもの」しか頭に入らない性質がございます。

つまり、ごちゃごちゃとした、無法則のものとは、実に相性が悪いのでございます。

無秩序な数字の羅列は覚えられませんが、電話番号のような規則のある数字は覚えられることを、思い起こしてくださればと存じます。

秩序だった空間の方が、勉強に集中できるので、やはり、頭に入って行きやすいのでございます。

しかし、中には、ごちゃごちゃした部屋の方がいい、という人もございます。

とはいえ、そうした人は、そのごちゃごちゃしている中に、ある程度の「理」を設定しているのでございます。

たとえば、洗濯物なり本・雑誌、紙の山があっても、そのあたりはくつした、シャツなどで、あそこの山には下着がある、なんていう風に、ある程度の把握が付いているのでございます。

他人の目にはごちゃごちゃに見えても、当の本人は、ちゃあんと把握が付いている、こういうケースならよいのでございます。

いうなれば、プレ整理状態でありまして、「やろうと思えば即、整理状態になる」わけでございます。

つまり、片付けようかな、と思えば、ごっちゃっとした山々を、しかるべき置き場所なりに持って行けば、事は済むのでございます。

問題となる「ごっちゃごちゃ」は、無秩序・無法則・無規則・無定形の、まさにカオス部屋でございます。

こういう部屋は、その部屋主でさえ、何がどこにあるのかわかっていない、混沌が渦巻く空虚な空間となってございます。

机が頭の中を示しているのなら、部屋の中だって、頭の中を表してもいます。カオスの部屋は、カオスの頭でもあるのでございます。

部屋がしっちゃかめっちゃかだと、お勉強した内容も、少しも、まとまっていないし把握もできていない、そんな風にお考えくださればと存じます。

そこそこ勉強をしているのに、結果が付いてこない。

もし、こうした事態に陥っているのなら、まず、部屋を整理された状態に維持するよう、お時間をお割きください。

そして、整理された部屋・空間でのお勉強をご実感ください。かなり、違う風に感じるかと思います。

わたくしたちは環境の生き物でして、周りは自己の投影でもございます。

周りが整理されていると、頭の中も、不思議と整理されていく不可思議さをご体感くださればと存じます。