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ストロンチウム・小魚は骨ごと食べない

ストロンチウムについて、わたしが調べた範囲のことでございます。

海中にストロンチウムが流れ出れば、まず、プランクトンに吸収されます。

そして、そのプランクトンを食べる小魚に、ストロンチウムが溜まることになります。

この点で、小魚の骨には、ストロンチウムが濃縮されているので、食べない方がようございます。

ストロンチウムが非常に怖いのは、それがカルシウムと同じ性質のようで、骨に取って代わり、対外へ排出され難いと聞くからでございます。つまり、ずっと(半減期28.90年)被曝を続けるといった次第でございます。

結論から言えば、タイトルにあるように、小魚は骨ごと食べないようにするのが、賢明であるかと存じます。

小魚の骨にたまるストロンチウムを体内に取り込まないためでございます。

骨ごと食べたいのであれば、ノルウェー産、チュジニア産、ペルー産のオイルサーディンなどで我慢をすべきかと存じます。

さて、注意は小魚だけではありません。

食物連鎖がございますから、小魚から次第に、中型の魚、大型の魚へと、ストロンチウムが溜まっていくことになります。

放射性物質の多くは、福島原発から西から東に吹く風によって、太平洋に飛ばされていってございます。

ここが重大なのでございます。

まず、太平洋近海で取れる中型の魚から、放射性物質が検出されることでしょう。

ですから、検査数値のでていない魚は、控えるべきかと存じます。

現在では、カツオやマグロといった遠洋で取れる魚に放射性物質が確認されていませんが、時期に、検出されるようになるでしょう。

要は、ストロンチウムは魚の骨にたまるので、骨を焼いて食べる人はもう少ないかと思いますが、できるだけ食べないようにすべきかと存じます。

あと、調べてもわからないのですが、煮込んだ場合はどうなるのか、でございます。

魚の骨に溜まったストロンチウムは、煮込んだ場合、つまり、煮込み魚にした場合やスープのだしとした場合に、どうなるのかといった次第でございます。

煮出されて出て来るのだろうか?

よくわからないのですが、骨ごと煮るような料理は気をつけたほうがよいように存じます。たとえば、スープです。

逆を言えば、骨さえ気をつければ、ストロンチウムの体内取り込みは防げるわけで、さしみ・焼き魚にして、身だけ食べるようにすればいいわけでございます。

魚介類は、まず産地です。そして検査数値の有無です。そして、食べる部位に、わたしは気を付けています。

現在は、ストロンチウムの海中濃度と、魚介類に含まれる数値が出ていないので、不安でたまりません。

低濃度汚染水にストロンチウムは

低濃度の放射能物質に汚染された水(1万5千トン)が、海に流されたことは、記憶に新しいかと存じます。

低濃度であるから、健康に直接被害はないと、東電は放出した後で公表しました。

御用専門家の意見を動員して、『止むを得ない』正当性の補強も忘れておりません。

正直、全く信用ができないのでございます。

低濃度と言えるのであれば、低濃度であるデータが出ているわけであるから、それを公表すればよいだけの話です。

ゼロならゼロであっても、こういう重大事には、データとして意味があるのはいうまでもありません。

1リットルあたり、0.000.…ベクレルみたいな数値でいいのでございます。

汚染水がたくさんあり過ぎて計れない、というのであれば、何回かに分けて、サンプリングして調べればいいだけの話でございます。

わたしが、この低濃度汚染水の放出で怖いのは、ストロンチウムの存在でございます。

ざっと報道の記事を見てはいたのですが、でてくる核種が、ヨウ素やセシウムばかり、なのでございます。

茨城のコウナゴから、基準値を大幅に超えるヨウ素が検出されたことは、耳に新しいかと存じます。

ヨウ素が出ているということは、セシウムも当然あるだろうし、ストロンチウムとプルトニウムもあってしかるべきなのでございます。

いくら水それ自体が低濃度とはいえ、海に流れ出た場合、生体濃縮はしないのか、というわけでございます。

つまり、わたし達が魚や貝を食べる際に、高濃度にはなっていないのか、という次第でございます。

ストロンチウムはカルシウムとよく似た性質で、骨に付着すると聞きます。いったん体内に入れば、出てこないと言うわけでございます。非常に、危険な放射性物質なのでございます。

体内に取り込まれたセシウムは、まず10%が即放出され、残りはだんだんと体外に排出されることに比べれば、危険度は高いと言わざるを得ません。

ヨウ素の半減期は8日ですから、ま、相対的に被曝の量は少なく、約16日で被曝ゼロでございます。

政府および東電が、海中のストロンチウムの数値・有無を、調べているのか、それか、まだ調べていないのか、技術的に調べられないのか、調べるのに時間がかかるのでまだ公表できないのか、そのあたりが全くわかりません。

多分、漁業補填のこともあり、加えて、風評被害のこともあるので、公表をしないのでしょう。

福島原発周辺の海水を調べる地点を増やしたとの報道がありましたが、それでも、「ヨウ素・セシウム」どまりで、海に流れ出て最も懸念な「ストロンチウム」の数値は世に出てきていないのです。

築地での取扱高が元に戻ってきたことは喜ばしくはあります。そのことに水を差すわけではありません。

しかし、放射性物質の4核種の公表がない以上、低濃度の汚染水の影響を受けざるを得ない福島県近海の魚介類は、念のため、子どもには食べさせないようにすべきかと存じます。

九州・四国・中国・関西・北陸・北海道圏のものなら、当然、大丈夫であります。

よく言われている事ですが、「直ちに健康に影響が出ない」と言う金科玉条は、「長期的には出る」というニュアンスが含まれてございます。

何年か後に、健康被害が報告されても、「当時言ってましたよ」といって、責任の幾ばくかを軽くする法技術なのでしょう。裁判所も、そういっている以上、減額せざるを得ないでしょう。

これを聞くわたしたちに、食べない選択肢は与えられているわけですから、裁判対策としての効果はあるのです。

有能な官僚であれば、そして、有為の現実的な政治家であれば、損害賠償の範囲を、福島原発周辺の市町村に限定し、福島近県の漁業・農業だけに止めることができるよう、全力をあげるように思います。

それが彼らの仕事だからでございます。情報やデータを隠す、または、広く拡散させないのは、実に有効な裁判対策でございます。

法律的、官僚的な言に惑わされず、手に入る情報のなかで、しっかり家族の安全を守っていくべきかと存じます。

全国の食品の放射能調査データを活用ス

全国の食品の放射能調査データ、というページがございます。

知っている人のほうが多いかとは思いますが、知らない人は是非ともご利用ください。

URL全国の食品の放射能調査データ

上記ページを見てもらえば、わかりますが、『○○県だからダメ』というわけじゃありません。

というか、最初から県単位で出荷停止の措置を取ったり、自粛を促したのが、失政の最たるところでありましょう。

これで、風評被害が巨大に、止まらなくなったと思います。

放射性物質といいますのは、花粉と同じ粒子であって、風向き・風の強さに大きな影響を受けます。

ですから、溜まるところ、つまり、汚染されたところと、それほど溜まらないところ,、つまり、汚染されていないところとが、あるという次第でございます。

福島県においても、ほとんど影響が起きてないところはあります。

しかし、比較的無事とされている、千葉や宮城の一部で、汚染濃度の高い所があります。

上記HPには、各地の汚染状況が掲載されておりますので、福島県周辺の全部が全部、汚染されているわけじゃないことを知れば、少しは、心の負担も減るように思います。

このページが助かるのは、EU乳児食品基準と米国輸入基準とが、併せて掲載されている点でございます。

国内基準の方が、海外の基準より厳しい食品もあり、判断の際の材料になるかと思います。

報道されている基準値以上とか以下、というのは、「暫定基準値」であって、暫定である以上、いくらでも変更が、しかも、こっそりとできてしまいます。

メルトダウンや容器の破損、レベル7規模の事故であることを、パニックが怖かったから隠していたこともあり、政府発表はほとんど信用できません。騙される分、真剣に見ないほうがいいでしょう。

基準値を変えたら、いくらでも正常・異常は変わるわけで、わたくしは、基準値そのものにも疑いの目を持って見ております。

この際、その基準の当否を、EU乳児食品基準と米国輸入基準で計ることができるので、よき「ものさし」になるかと思います。

本日(4月18日)、福島原発が安全な状態になるのに、よくて6ヶ月から9ヶ月以上かかる工程表が発表されました。

それはつまり、その6ヶ月から9ヶ月のあいだは、放射性物質は出続ける、ということでございます。

現在のところ、大人であっても、魚介類は注意の上に注意を要しますが、それ以外の食材については、よく調べれば大丈夫のように思います。

20才、30・40・50才の成年は、成長しきっていて、細胞分裂も少なくなるから、それほど甚大な影響を受けないわけです。

しかし、子どもには、念には念を入れておくべきです。成長するわけで、大人に比べれば、放射線の影響の度合いが高まります。

今後、外食やお菓子等、目の届かないところで低濃度に被曝するのは間違いありません。

低被曝を、長いスパンで受け続けるとどうなるかは、いまだによくわかってはいないのです。

被曝の量は、少なくすればするほど害が少ないのは言うまでもないでしょう。たとえ、遺伝子が傷ついても、自己修復で復元されていきます。

食べ物・飲み物に注意するのは、しんどくて気の病む問題ですが、乗り切っていただきたく存じます。

正直、50・60をすぎたおっさんが、安全をアピールするために、むしゃむしゃ食べてもそう意味はないのであります。

首相をはじめ各大臣、行政機関、関係各位は、食品の安全をPRしたいのなら、自身の嫁さんやお子さん、お孫さんに一役買ってもらうのはどうかと思います。

それで初めて、国民は安全と思うのではないでしょうか。