消防設備士:乙種6類(通称:乙6-消火器)で頻出なのが、各消火器の「構造・機能」です。消化作用やら適応火災が煩雑な当該論点の憶え方のコツを述べていきます。本ページでは、二酸化炭素消火器とハロン1301消火器です。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 消防設備士, 消防設備士:乙6勉強
脱力語呂合わせです。消防設備士:乙種6類(乙6)の、二酸化炭素消火器とハロゲン化物消火器の構造・機能の勉強のコツです。
本当に暇なときや配偶者と目を合わせたくないときに、お目汚しください。
二酸化炭素消火器とハロン1301消火器の適応火災は一緒です。
油火災と電気火災に適応しています。
対して、“普通火災”には、不適応です。
普通火災に対応していないのは、何気に「二酸化炭素消火器とハロン1301消火器だけ」なので、狙われやすいところです。
で、憶え方ですが…、
「二酸化炭素とハロン1301は、普通じゃない」と憶えます。
両者とも、日常生活の中ではほとんど目にすることがないブツなので、語呂「普通じゃない」は、憶えやすいと思います。
蛇足ですが、ZZガンダムの主題歌“アニメじゃない~♪(アニメジャナイ)”という風に、音頭を取るとスグに憶えれます。知らない人にとっては置いてけぼりなアレですが。
さて、当該語呂は、根拠のないことではないのです。
二酸化炭素消火器とハロン1301消火器は、「高圧ガス保安法」が適用される消火器で、他の消火器とは法的取扱いが異なります。
たとえば、「安全弁」の取り付けが義務付けられているのが、当該二酸化炭素消火器とハロン1301消火器の特徴であります。(頻出であります。)
「高圧ガス」ですから、温度20度で1MPa以上あるという次第で、家庭用の圧力鍋の圧力が100KPaですから、かなり圧がかかっているのが、これらの消火器です。
こんな次第で、「普通じゃない」ので、「普通じゃない=普通火災に適用されない」という塩梅です。
さて、おまけに述べておきます。
二酸化炭素消火器ですが、消化作用の「抑制作用(負触媒作用)」がありません。
対して、ハロン1301消火器には、「抑制作用(負触媒作用)」があります。
ここも混同しやすくて間違えやすいです。
この憶え方は、「二酸化炭素に抑制作用があるなら、火が燃えれば燃えるほど沈下するじゃん」と憶えます。
もう、おわかりですね。
火が燃えたら酸素が燃焼して二酸化炭素が発生します。火災の勢いが増せば増すほど、酸素が燃えて二酸化炭素は発生します。
もし、二酸化炭素に抑制作用があるなら、火災になればなるほど、二酸化炭素によって火災が抑制されることになってしまいます。
燃えれば燃えるほど沈火する…おかしな話です。
燃えるほど火が消えるなんて、消防制度がいらないじゃん、となってしまいます。
ってな次第で、「二酸化炭素に抑制作用は、ありえない」風に考えると、当該論点はスンナリ頭に入ります。
もう一度まとめておきます。
二酸化炭素消火器とハロン1301消火器は、ともに「普通火災が×」で「電気・油は○」で、憶え方は「普通じゃない」…、
二酸化炭素消火器は「窒息:○」で「冷却・抑制:×」で、憶え方は「二酸化炭素に抑制はありえない」…、
ハロン1301消火器は「窒息・抑制:○」「で冷却:×」です。
二酸化炭素消火器とハロン1301消火器の消化作用と適応火災は頻出なので、こんな風に考えてみてください。
なお、乙6の勉強方法等は、「消防設備士:乙6の独学」を…、
独学向け教材については、「消防設備士:乙6の教材レビュー」をば、ご参考ください。
2016年4月12日 10:53 AM
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