乙4危険物「軽油」のポイントを重要度別にランク分け列挙。独学者向け。軽油はド頻出・ド定番の危険物である。「最近の傾向」「ド定番事項」「定番論点」とをまとめたので、通勤・通学時の復習に最適。横断まとめへのリンクも。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 危険物・乙種, 危険物・乙4‐勉強, 危険物・乙4‐性消, 危険物・乙4‐性消:第2石油類, 危険物取扱者
乙4危険物の第2石油類:非水溶性危険物の中で、最もよく出る危険物が「軽油」です。
本試験の問題は、基本的な論点ばかりなので、試験で出たら確実に点にしましょう。
「軽油」で最も押さえておきたい論点は、「発火点が約220度」と「引火点は45度」です。
「軽油」は、乙4危険物のなかでも、珍しく「発火点」が問われます。
本試験の定番の問題としては、「軽油の発火点は、100度より低い」などと出題されます。
「220度」なのですから、当然に、「×」です。
また、「ガソリン」と絡めて出題されることが多く…、
「ガソリンの“発火点”は、軽油よりも低い」などと、少々凝った問題が出ます。
ガソリンの発火点は、「約300度」です。
対して、軽油の発火点は、先述したように「約220度」です。
んなもんで、答えは「×」と相なる次第です。
ちなみに、皆さんご存知ですが、引火点はガソリンのほうが低いです。ガソリンは「-40度」で、軽油は「45度」です。
出題者は、意図的に、ガソリンと軽油の、「発火点」と「引火点」との混同を狙ってきています。底の浅い受験生は、即討ち取られることでしょう。
こちらとしては、逆手を取って、念入りに、「発火点」と「引火点」の数字を、憶えるだけです。
繰り返します。
軽油の発火点は「220度」で、引火点は「45度」。
ガソリンの発火点は「300度」で、引火点「-40度」。
ガチンコで暗記しておくのが無難です。
ちなみに、お友達の「灯油」の発火点も、軽油と同じ「220度」です。
「軽油」でド定番の論点は、「淡黄色また黄褐色」です。
「軽油」は、乙4危険物の中では珍しい「有色」の危険物です。
そのレア度から、狙われやすいので、頭に入れておきましょう。
参考:色横断まとめ
「軽油」ですが、本試験にて、「第1類や第6類危険物と混ざると、発火する危険がある」と出題されたことがあります。
しかし、「軽油」でなくても、乙4の危険物ならどれも、1類や6類の「酸化性」危険物と接触するのは、危険です。
というか、1類や6類と混触して安全な危険物はほとんどないです。
まあ、常識的に判断できますが、念のため、押さえておきましょう。
「法令」の「混載」を念頭に置くと、憶えやすくなります。
参考:法令ー「運搬の混載は10秒で憶えられる(自信作)」
そのほか、試験に出るのは、乙4危険物に共通する性質です。
たとえば、「静電気がたまりやすい」とか、「蒸気比重は1以上」とか、「布に染み込むと危険」とか、「霧状にすると危険」とかです。
また、言うまでもないのですが、「軽油」は、第2石油類の「“非水溶性”危険物」に分類されているように、「水に溶けない」です。
最後に、「別名」です。
「軽油」は、別名「ディーゼル油」と呼ばれています。
最近では、「別名」を問う選択肢が、そこそこ散見されるので、社会常識の意味でも、押さえておきましょう。
なお、本試験では、「軽油は、ディーゼルエンジンの燃料に使われる」といった「用途問題」がありました。
併せて、チェックです。
なお、お友達の「灯油」の別名は、「ケロシン」です。
灯油と軽油、ケロシンとディーゼル油の混同をしないよう、整理して憶えましょう。
「軽油」は、従来どおりのオーソドックスな問題が多いです。本試験で遭遇したときは、キッチリ点にしましょう。
なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、
独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。
また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。
2017年4月22日 4:40 PM
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